ストーリーラグビー

メイっぱいラグビー その6  スクラムハーフ

2019-05-21 午後 06:14

ラグビーワールドカップ日本大会を「めいっぱい」楽しむために知っておきたい情報を毎週コンパクトにお伝えしていきます。

今回は背番号9、スクラムハーフを紹介します。

日本代表・田中史朗選手に聞く!

ポジション紹介も、ついに「ハーフ」のポジションに突入!今回話を聞いたのは、日本代表の中心選手のこの方!

 

 

「スクラムハーフはパスでチームをコントロールします。」

 

田中史朗選手。前回のワールドカップ・南アフリカ戦でも先発出場し「マンオブザマッチ」に選ばれました。今年のワールドカップ日本大会に向けても、日本代表の中心選手の一人として期待されています。さっそく、スクラムハーフの仕事について聞いていきましょう!

この人、スクラムで何してる?

これまでのフォワードの各ポジションで紹介していた「スクラム」での仕事。スクラムハーフも、その名の通りこのプレーの中で大切な仕事があります。

 

 

「スクラムハーフは、スクラムとか「ゴチャゴチャしてるところ」からボールを出して、味方につなぐポジションです。」

 

 

スクラムハーフはスクラムにボールを投げ入れて・・・。

 

 

そこから拾い上げ味方にパスします。背番号8番までのフォワードと、それ以外のバックスの選手をつなぐ役割を務めます。

スクラムの場面では相手のフォワード、スクラムハーフを含めると18人が一か所に集中しています。ここで離れたところにいる味方のバックスの選手にパスを送れば、攻撃のチャンスが広がるのです。

スクラムハーフ=猿?

 

田中選手が考案した15のポジションを動物に例えた一覧。自らのポジションであるスクラムハーフは、「猿」とのこと。

 

「素早くてパスをスムーズに出せる選手が多いので、猿かなと思いました。」

 

体格のいい選手が揃うフォワードとは一転、身長160センチ台の選手も多いスクラムハーフ。求められる技術も、フォワードとは全く異なる物です。スクラムだけではなく、味方がタックルを受けて密集している場面などの近くに素早くポジションをとり、そこからパスを出すのが主な仕事です。

 

「必要なのは、俊敏でかつ正確なパスですね。パスが速いと、受けた選手は相手が遠い状態で余裕を持ってプレーできる。ボールをもらった選手が次の判断をする時間ができるんです。」

 

その俊敏さと正確なパス。実際に見せてもらいましょう。3メートルほど離れた場所にボールを置き、スタッフの合図でボールを拾って遠くにパスを出してもらいます。せっかくなので、副島アナも参加し「競争」してみることに。
それではカウントダウン!3、2、1、0!

 

 

田中選手は素早く反応しあっという間にボールを拾い10m以上離れたところにいる選手に正確にパス。田中選手がボールを拾った時、副島は1m以上離れた地点・・・。日本代表選手の「速さ」に本当に驚きました!

 

取る人のことを考えて…

さらにパスを送る際に大切なのは、スピードだけではありません。広い視野と素早い判断力で、相手の陣形やプレーするエリアを考えながら、最も適した選手を選んでパスを送ります。そして田中選手が特に意識していることは。

 

 

「取る人が取りやすいところにパスをするということですね。味方が一歩前にパスが欲しい時は一歩前にボールを放ってあげる。味方がどこに動くか意識しながらパスを放っています。」

 

まさに、「ボールある所にスクラムハーフあり」

ラグビーの試合を見る際はひときわ小柄でパスを出す選手は、きっと見つけやすいはず。スクラムハーフの動きに注目しましょう!

 


次回は背番号10番・スタンドオフの松田力也選手に話を聞きます。

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副島 萌生 キャスター

NHKサンデースポーツキャスター
放送部だった高校時代に春のセンバツの開会式閉会式の司会を担当

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