ストーリーラグビー

メイっぱいラグビー その2 フッカー

2019-04-24 午後 01:28

ラグビーワールドカップ日本大会を「めいっぱい」楽しむために知っておきたい情報を毎週コンパクトにお伝えしていく連載。今回は背番号2番、フッカーを紹介します。

フッカー=イノシシ? フッカー=一番イケてる?

話を聞いたのはこの方。

 

 

「おおきに!フッカーは一番忙しいポジションです!」

 

関西弁で登場してくれた木津武士選手。前回のワールドカップ南アフリカ戦にもフッカーとして途中出場しました。

 

 

スクラムでは最前列の真ん中にいるフッカー。日本代表の田中史朗選手が考えた15のポジションを動物に例えた一覧では、イノシシでした。横に並ぶプロップはゾウでしたが、いったいフッカーってどんなポジションなんでしょう?木津さん教えてください!

 

「フッカーはやる事が多い。責任重大。そして一番イケてるポジションです。」

 

では、大忙しだというフッカーのプレーについて聞いていきましょう!

フッカーのお仕事① フッキング

 

フッカーは、スクラムではフォワード8人の力をひとつにまとめ、リードする役割を務めます。相手と組み合い、味方スクラムハーフからボールが入れられると、フッカーの大きな仕事が待っています。

 

 

相手の圧力を受けながら、味方が入れたボールを足で後ろにかく「フッキング」です。しかし、大柄な選手がぶつかり合うスクラムの中は、どうなっているのかいまいちよくわからない…。そこで木津選手に、フッキングの足の動きを見せてもらいました。

 

 

「ここで味方のボールが入ると、足でこう蹴ります。」

 

木津選手が見せてくれた動き。体の左側から入ってきたボールを、右足をクロスさせて足の裏で後方にかき出しています。逆の足をわざわざクロスさせているんです。たしかに足でかき出すこの動き、「イノシシ」に見えなくもないような…。
このフッキングでうまくボールが出るかが、スクラムがうまくいく大きなカギ。あの押し合いの中で、フッカーは「足」で大きな仕事をしていたんですね!

フッカーのお仕事② ラインアウトを投げる

 

さらに、フッカーはラインアウトでボールを投げ入れる役目も務めることが多いポジションです。実際に投げてもらうと、その距離はものすごく遠い!長い時には15メートル以上になることもあります。木津選手が投げたボールを見てみると、ライフルのような回転がかかりながら真っ直ぐ伸びています。その正確さ、見せてもらいましょう!約15m先にあるゴールポストにボールを当てられるか、チャレンジです。

 

「いやいや!テレビでよくあるやつやないですか。ポストに“一発で”当てられるかみたいなやつでしょ。」

 

テレビ的な演出にクレーム(?)をいいつつ、真剣なまなざしで投げる態勢へ。勢いよく回転のかかったボールは・・・。

 

 

15メートル先にあるゴールポストに直撃!お見事です!

「まあ、こんな感じっす。これ、編集ナシですからね。」

 

 

見事なドヤ顔で木津選手!一発で決めた!・・・かのように語ってくれましたが、OAで使ったのは3本目です。木津選手、バラしてしまってすいません!でも3本で決めたのも十分スゴイです!

常に重圧と戦う!それがフッカー

疲労がたまる終盤でも、ラインアウトで正確にボールを投げ入れる技術と精神力が求められるフッカー。4年前のワールドカップ南アフリカ戦、途中出場した木津選手。試合終盤、日本が怒とうの追い上げを見せる中で、重要なセットプレーであるラインアウトを投げるプレッシャーは相当なものだったと言います。

 

 

「このラインアウトでミスしたら、日本に帰られへんなと。これはやばいと思いながら投げてました。」

 

それでも見事にラインアウトを成功させ、奇跡の逆転勝利につなげたのです。

 

常に重責を担うポジション、「フッカー」。そのプレーに注目です!

 



次回は「ロック」をテーマにお伝えします。お楽しみに!

 

この記事を書いた人

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副島 萌生 キャスター

NHKサンデースポーツキャスター
放送部だった高校時代に春のセンバツの開会式閉会式の司会を担当

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