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特集 中澤佑二が取材!サッカー日本代表が目指す 攻撃の新スタイルとは

サッカー 2023年6月26日(月) 午前10:00

6月に強化試合を2試合戦うサッカー日本代表。15日のエルサルバドル戦は6得点で大勝、ワールドカップカタール大会後初の勝利となりました。この試合を中澤佑二さんはどうみたのか?ボナライズ初となる日本代表取材を大阪で敢行!見えてきた「新たな攻撃のスタイル」とは?(サンデースポーツ 2023年6月18日放送)

攻撃の新スタイル“中央から仕掛ける”

 

中澤さん:エルサルバドル戦は相手が早々に退場者を出したことで一方的な展開になりましたが、日本が目指す新しい攻撃の形が見えてきたのではないかなと思います。それは“中央からの仕掛け”です。

 

豊原キャスター:中央からの仕掛け?

 

中澤さん:これまでは三笘薫選手のドリブルや伊東純也選手のスピードを生かしたサイド攻撃が日本の特徴でした。しかしエルサルバドル戦で見えてきたのは、ビッチの中央から仕掛けていく新しい攻撃の形なんですね。サイドから中央へ持ち込んでチャンスを作り出していく(シーンがありました)。さらに別のシーンではピッチの中央でボールを奪ってそのまま縦につないで、(ボールを受けた)久保選手のプレーもよかったですがゴールへとつなげました。

 

森保監督も会見で「優先順位としては中央(相手DF)の背後にいけること、中央をすばやく崩していけるのであれば、そこを狙っていく」と語っています。

 

中川キャスター:日本の新たな攻撃の形。どのように取り組んでいるのか、ボナライズ初となる日本代表の練習取材に大阪まで行ってきてくださいました。

 

 

スタッフ「初の代表取材どんな意気込みですか?」

 

中澤さん「それはもう、東京から来ていますからね。こういう意図があって、共通認識まで細かいところまで盗んでいこうかなと」

 

ゲーム形式での攻撃の練習で、中澤さんが気付いたのが・・・

 

中澤さん「“前に付けろ”って言っているから、ピッチの中央にいる攻撃的な選手にボールを集め、そこから攻撃を仕掛けるという意識付けが徹底されていたと思います」

 

 

練習後、久保選手は「最初は中から、もし無理だったら、今度はサイドから、どんどん相手に攻撃の面で圧をかけていくというのは、いまの代表の理想というか目指している姿なのかなと練習を通じて感じていましたね」と話していました。

 

カタール大会では、サイド攻撃を軸に強豪を破ってきた日本ですが、なぜ中央から仕掛ける攻撃を磨き上げているのでしょうか?

 

中澤さん「ドイツ、スペインを破ったから、(次は)日本に対する油断がほぼないという大会になると思う。そのためには日本は同じサッカーはできないと思うので、逆に相手がリスペクトして引いてくる可能性もある。攻撃の形、これだけいいメンバーいますから、誰が出ても“日本はこうやって攻めるよね”という形を築き上げる必要がある」

中澤さんがあげた日本代表のキーマンとは

 

豊原キャスター:日本の次の試合はペルー。ランキングで見ると互角の相手なんです。

 

藤川さん:日本の新しい攻撃スタイルは通用すると思いますか?

 

中澤さん:日本は世界のトップと渡り合っていくことを目標としているので腕試しには絶好の相手だと思います。その中で、私が“中央からの仕掛け”を成功させるキーマンとして見ているのが旗手怜央(はたて・れお)選手25歳です。今シーズン、スコットランド1部でリーグ優勝をして3冠を達成したセルティックの主力選手。3日前の試合(エルサルバドル戦)でも非常に好調でしたね。

 

 

中川キャスター:インサイドハーフとして先発出場した旗手選手。強烈なシュートに味方をいかすスルーバス。攻撃において、多彩な能力を発揮できる選手です。それを可能にしているのが“判断の早さ”。日本がいま取り組んでいる”中央からの仕掛け“にもいかされるんですよね、中澤さん。

 

中澤さん:(エルサルバドル戦で)旗手選手は相手の守備陣内に入り込みます。パスを受ける直前、首を(後ろに)2回振っているんですよね。周りの状況を把握して、ボールを受けてそのままボールを奪われずにシュートまでもっていける。ゴール前は相手の守備が固いので、こういった瞬時の判断力、こういった選手がもっともっと増えてくると日本はもっと強くなると思いますね。

 

中川キャスター:実は中澤さん、数年前から旗手選手に大きな期待を寄せていたんです。

 

中澤さん:そうなんですよね。期待していましたよ!

 

 

中川キャスター:2021年放送のボナライズ内で、当時川崎フロンターレでプレーしていた旗手選手にシーズンを通してもっとも活躍した選手として"ボナライズアワード“を送っていました。

 

練習後の旗手選手を中澤さんが取材しました。

 

 

中澤さん「海外で得たもの、自分のなかで意識しながらトライしていることは何かありますか?」    

 

 

旗手選手「ことし1年間、(海外の選手は)日本人とは間合いが違うので、伸びてくる足だったり体の強さだったり、相手との間合いをはかりながら自分のよさを出すというのは1シーズン取り組んできました。結果が求められるポジションでもあるので、ゴールやアシストが増えてくるとチームとしてもカギとなってくるのかなと思うので、ピッチ上ではそういう役割を個人的にはやっていきたいと思います」

 

豊原キャスター:中澤さんがかつて“ボナライズアワード”に選んだ旗手選手が日本代表として戦っている姿を見ていかがですか?

 

 

中澤さん:最高にうれしいですよね。実は当時旗手選手の海外移籍のタイミングと重なってしまいまして、こちらの賞状を渡すことができなかったんです。なので旗手選手、ぜひスタジオの方にこの賞状を取りに来てくれたらなと思っています!よろしくお願いします!

 

 

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