ストーリーパラスポーツ

メダルの影にガイドあり!?

2018-03-15 午後 07:19

パラリンピック・アルペンスキー視覚障害クラスのファルコショーワ選手(スロバキア)。金メダル獲得の裏にはガイドとの出会いがあった。

躍進するスロバキア

スロバキアの選手団

 

本来、パラリンピックは参加国でメダルの数を競う大会ではないし、憲章にもそのようにうたわれているのだけれども、それでもやっぱり気になってしまうんですよね、メダルの数って。

15日お昼の時点でアメリカ、個人資格で参加しているロシアにつづいて、金メダルの獲得数が3番めに多いのがスロバキア。金メダル6個、銀2個、銅1個の計9つのメダルを獲得しています。そのすべてがアルペンスキー視覚障害クラスの3人が獲得したもの。スロバキアの視覚障害クラスといえば、全盲のマレク・クバツカ選手も話題になりましたね。

目標は個人で金メダル5つ!

ヘンリエタ・ファルコショーワ選手(右)、ガイドのナタリア・シュベルトワさん(左)

 

もう一人、注目していただきたいのが、今大会の開会式で旗手を務めたヘンリエタ・ファルコショーワ選手。2010年のバンクーバー大会で金メダル3個と銀1個、2014年のソチ大会では金メダル2個と銅1個を獲得しているベテランです。ピョンチャンでは金メダル5個を目標にしていて、しかもすでに4個は獲得ずみ!目標に手が届きそうな勢いです。

そんなファルコショーワ選手の金メダルラッシュには、どうやらガイドの存在が大きく関わっているようです。

運命の出会い

10年間ずっとペアを組んでいる

 

ファルコショーワ選手は、10年前に今の伴走者、ナタリア・シュベルトワさんに出会ったことで大きく成長し、それ以降はずっとペアを組んでいます。どちらかといえば、のんびりした性格だったファルコショーワ選手、実はシュベルトワさんに出会う以前は、最下位で終わる試合も多かったそうなのですが、シュベルトワさんは「何事も一番でなければダメだ」という考え方の持ち主。ファルコショーワ選手がのんびりしていると「早くやりなさい!」と急かすそう。

 

シュベルトワさんは、練習する時にも必ず先にスキー場へ到着し、先にスキーを履こうとします。この「何事も一番でなければダメだ」という考え方が、ファルコショーワ選手を変え、ついには今大会で5つの金メダルを目指すまでになったのだとか。

その一方、シュベルトワさんは「ファルコショーワ選手と一緒にいると、より落ち着いて行動ができるようになる。性格の相性がぴったり」と言います。きっと、互いのいい面がうまく組み合わさったことが、メダルの獲得に結びついているのでしょうね。

まだ飽きてませんよね?

性格の相性がぴったりだという2人

 

記者会見で「まだ飽きてませんよね?」と記者に尋ねたファルコショーワ選手。すでに4つの金メダルを獲得し、これから5つ目を目指すことに記者が興味を無くしていないかと、ちょっぴり心配だったようですが、なんとも贅沢な悩みですよね。

「いつも新しい目標を立てるようにしています。いつだって次に目指すべきものはあります。これほどたくさんの金メダルを獲得できたのはうれしいことですけれども、 (オリンピックのアルペン女子大回転で金メダルを獲った)アメリカのミカエラ・シフリン選手が言うように、常に私たちは最後の滑りで評価されるのですから」



※こちらは、2018年3月15日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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