ストーリーパラスポーツ

阿部友里香 被災地に元気与える滑りを

2018-03-09 午後 05:24

 

バイアスロンとクロスカントリースキーに出場する阿部友里香選手(22)。

岩手県山田町出身で中学3年生の時に東日本大震災の津波で自宅が全壊しました。

阿部選手

地元で応援してくれる人に、元気を与えられるような滑りをしたい。

きっかけは"バンクーバー五輪"

阿部選手は岩手県山田町出身の22歳。

生まれるときに神経が圧迫され、左腕が動かせない障害が残りました。

中学までバレーボールや、ボーイスカウトに参加していましたが、中学2年生のとき、たまたまつけたテレビで目にしたバンクーバーパラリンピックをきっかけに競技を始めました。

 

 

中学3年生の時には東日本大震災の津波で自宅が全壊しました。

実家を離れて盛岡市の高校に進学して本格的にスキーに取り組み高校3年生で、初めてのパラリンピックとなるソチ大会に出場しました。

"出るだけで精一杯"

 

しかし、「出るだけで精一杯で緊張した」と参加した4種目で最高は8位。

左腕に障害があるため左足のスキー板に体重を乗せて滑るのが苦手で、フォームの悪さからレース後半にスタミナが切れたり、下り坂でバランスを崩したりすることが課題でした。

"もう一度大舞台に"

 

「もう一度、あの大舞台に立ちたい」と、この4年間に強化を図ってきた阿部選手。

おととしからJISS=(じす)国立スポーツ科学センターで左右のバランスを改善するため、体幹を中心とした筋力や心肺機能のトレーニングを週2回、行ってきました。

 

その結果、昨シーズンのクロスカントリーではワールドカップで優勝、バイアスロンでも世界選手権で銅メダルを獲得。

2回目の出場となるピョンチャン大会でもメダルを狙える位置まで成長をとげました。

 

阿部選手

日本では吹雪の日も毎日、射撃を練習して風が強いピョンチャンに対応できる自信がついた。

 

地元で応援してくれる人に元気を与えられるようなパワーあふれる滑りをしたい。

 

 



※こちらは、2018年3月9日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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