NHK sports

特集 まるで校則!?フィギュアスケートの衣装ルール

フィギュアスケート 2020年11月17日(火) 午後0:00

※この記事は、2018年2月に公開したものを一部修正して再掲載しています。

--------------------------------

フィギュアスケートの衣装。華やかさの裏には厳しいルールの存在が…

 

みなさんがフィギュアスケートを楽しむのに注目するポイントはどこですか?
演技や大会の結果ももちろんですが、選手たちが身にまとうあの華やかな衣装も気になりますよね。

 

この衣装、じつはガチガチのルールで縛られているのです!

規定に違反していると、なんと競技中の転倒と同じ1.0点の減点に!

 

衣装に関する規定の厳しさ…それはまるで校則のよう


と、いうことで、フィギュアスケートの衣装における厳しい規定を校則風にご紹介します!

【規則その一】過度な露出を禁じる。又、他の生徒に裸を連想させてはならない。

 

以下に当てはまるものは、品位を損なう衣装とする。

 

(イ)過度に肌を出したもの。
(ロ)肌色の布で覆われていても、裸体を連想させるもの。
(ハ)男子生徒において、「わき毛」が見えること。(ノースリーブの場合はムダ毛処理が必要)

【規則その二】アイスダンス専攻の女子は、スカートに3か所以上のスリットがあってはならない。

 

アイスダンスにおいても、衣装は控えめで品位があるものとする。
よって、派手なもの、かつ芝居じみたものを禁止する。
又、女子生徒においては以下の規則を遵守しなければならない。

 

(イ)上半身の半分以上を布で覆うこと。
(ロ)スカートを着用すること。又、スカートが腰回りをくるんでいること。

 

【規則その三】男子生徒は、タイツの着用を禁ずる

 

男子生徒はズボンを着用しなければならない。
この時、タイツの着用は認めない。
又、ズボンは靴が隠れる丈、つまり長ズボンのみとする。

【規則その四】仮面の着用は認めない。小道具を所持し、演技に臨むことはあってはならない。

 

競技において、小道具の使用を認めない。
取り外しのできるアクセサリーなどもこれに該当する。
よって、仮面や覆面は使用してはならない。

 

又、衣装の一部であっても、電飾は認めない。

【規則その五】衣装の一部が氷上に落ちることを禁ずる。

 

衣装の一部が取り外せることは認めない。
競技中に衣装の一部、又、髪飾りなどの装飾が氷上に落ちてはならない。

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

厳しい衣装ルールに驚いた方も多いのではないでしょうか?
自由で大胆に見えるあの衣装たちも、これらのルールの範囲内で作られていたものだったのです!

 

衣装含めて、フィギュアスケートを楽しみましょう!

関連キーワード

関連特集記事