ストーリーパラスポーツ

真夏のマラソンの暑さ対策は? 教えて!道下美里選手

2018-08-31 午後 01:42

8月26日に行われた北海道マラソン。
通常マラソンは選手の負担を減らすために夏を避けて行われますが、真夏の8月に行われる北海道マラソンは、2年後の東京オリンピック、パラリンピックを想定した貴重なレースとなりました。

真夏のマラソンの「暑さ対策」はどうすればいいのか。サンデースポーツ2020では、リオデジャネイロパラリンピックのマラソン競技、視覚障害のあるクラスの銀メダリスト、道下美里選手に注目。
東京での金メダル獲得を目指す道下選手は、どのような暑さ対策をしてレースに臨んだのでしょうか。
(サンデースポーツ2020  2018年8月26日放送から)

北海道マラソンは2年後を見据えた貴重なレース

 

レースの前日、道下選手を訪ねました。
「マラソンを走るには、気温10度から15度がちょうどいい」
と考えているという道下選手。それでも、真夏のマラソンを走る意義について聞くと…。

 

道下美里選手

東京パラリンピックと同じくらいの時期にレースに出られるのは、ものすごく大きいと思っています。

メダリスト道下選手の暑さ対策はこれだ!

道下選手はレースに向けて、様々な暑さ対策を用意していました。
まずは・・・。

 

 

① 首の部分まで隠れる布をつけた帽子
→直射日光が首に当たり体温が上がるのを防ぎます。

 

 

② 水に濡らした状態で巻くタオル
→首に巻いて太い血管を冷やします。

そして最も重要視しているのが。

 

 

③ レース中に飲む「スペシャルドリンク」

その中身は・・・詳しいレシピは秘密とのことですが・・・中身をちょっとだけ教えていただきました。

 

 

スポーツドリンクをベースに、疲労回復に効果があると言われる、アミノ酸やクエン酸などを加えています。
このドリンクを5キロごとの給水ポイントに合計8本準備。
体力の消耗を計算し、1本1本レシピを微妙に変えているといいます。

 

道下美里選手

これは秘密兵器みたいな物なので・・・だからあまり詳しくは人には言えません。

 

道下選手、秘密の暑さ対策の一端を教えていただいて、ありがとうございました!

高温多湿の中のレース、結果は・・・

そして迎えた北海道マラソン。2020年へ向けた試金石のレースを位置づける道下選手は目標タイムを自己記録よりもやや遅い、3時間5分に設定しました。

 

 

レースが始まると、気温は28度と予報よりも上昇。湿度も70パーセントと高くなり、蒸し暑い厳しい環境でのレースとなりました。

 

会場にはミストシャワーも設置されました

 

道下選手はスペシャルドリンクでこまめに水分と栄養を補給しながらレースを進めますが、後半、想像以上の気温や湿度で、ペースが遅れ始めます。

 

優勝したものの、目標よりもおよそ3分遅いタイムでゴール。

 

入念な準備をしていても、厳しい環境となる真夏のレース。
道下選手は改めて課題を感じていました。

 

道下美里選手

蒸し蒸しして、体にこもってくるような暑さでした。
東京の場合は、さらに地面からの熱や照り返しがすごいと思います。
東京パラリンピックに向けて、最後まで粘り強く走ることが出来るように取り組んでいきます。

 



道下選手は今回、疲労を残さないために、直前の練習量を意図的に減らしてレースに臨んでいました。しかし、「練習を減らしすぎたことが終盤のスタミナ切れにつながった。これも収穫です。」
と前向きに分析していました。

 

2020年大会の最大の難敵として、ここに来てさらにクローズアップされる「暑さ」。
特に過酷なマラソン競技では、まさに「暑さを制する者がレースを制す」のかもしれません。

 

サタデースポーツ/サンデースポーツ2020

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