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特集 オリックス中川圭太選手~覚悟を決めた男の勝負強さで日本一へ~

野球 2022年10月11日(火) 午後3:45

26年ぶりにパ・リーグ連覇を果たし、クライマックスシリーズに挑むオリックス。
日本一に向けてカギを握るのは、今シーズン主力に成長した4年目の中川圭太選手です。

中川選手が打点をあげると勝率が大幅アップ!

連覇に向け最大のポイントとなった9月17日からの首位・ソフトバンクとの3連戦。オリックスは3ゲーム差を追って、このカードに臨んでいました。
チームに勢いをつけたのが中川選手。
第1戦で先制ホームランを打って流れを呼び込んでオリックスはここから3連勝し、ソフトバンクにゲーム差無しに迫りました。

 


今シーズン、中川選手に関する興味深いデータがあります。

中川選手が打点をあげた33試合のうち、勝利したのは26試合。

勝率は7割8分8厘に上り、中川選手の勝負強いバッティングがチームの勝利に直結していることがわかります。
チームに欠かせない主力へと成長した活躍の裏には、強い覚悟がありました。

去年の悔しさが活躍の原動力に

正直、ことしチームに貢献できなかったら、ユニフォームを脱ぐ可能性があると思っていた。きょうだめなら、あすはないと強い覚悟をもって1日1日過ごした。


いつもクールな中川選手から発せられた衝撃的なことば。
強い覚悟を持って今シーズンに挑んだのは、去年の悔しい経験が理由でした。
チームは25年ぶりにリーグ優勝しましたが、ここ数年、右手、左手と相次いでけがをした中川選手は1軍に定着できず、歓喜の輪に加わることができませんでした。

 

25年ぶりのリーグ優勝を決め、胴上げされる中嶋監督(2021年)

当時は、1軍の試合を見ることができなかった。チームは優勝したが、その中で自分がプレーできずすごく悔しい思いをした。

生き残りかけフォームを修正

生き残りをかけて臨んだ今シーズンはバッティングフォームを修正。

意識したのは「左肩の開き」を抑えることでした。

右バッターの中川選手はピッチャーに左肩を向けてまっすぐステップすることで、左肩の開きを抑えギリギリまでボールを引き寄せてスイングする意識を持ちました。

この結果、変化球にも対応できるようになったといいます。

 


5月以降、先発メンバーに定着すると1番から中軸まであらゆる役割をこなし初めて規定打席に到達。

主力の1人としてチームの連覇に貢献しました。

勝負強さでチームを悲願の日本一へ 

去年は日本シリーズに進出するもヤクルトに敗れたオリックス。
悲願の日本一をめざすこれからの短期決戦でも中川選手の勝負強さがカギを握ります。

クライマックスシリーズを勝ち進み日本一になれるよう、どんな形でもいいのでチームに貢献したい。自分の必死なプレーを見てもらいたい。

 

 

 

この記事を書いた人

林 知宏 記者

林 知宏 記者

平成21年 NHK入局 福岡県出身

学生時代はラグビー部に所属

ことしからオリックス担当

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