ストーリーパラスポーツ

アジアパラ競泳・木村敬一「新たな"冒険"」

2018-10-12 午前 09:29

インドネシアで開かれているジャカルタアジアパラ大会で、これまでに金メダル3個を獲得した競泳の木村敬一選手。

2年後の東京パラリンピックで悲願の金メダル獲得に向け、今、“冒険”の途上にいます。

 

木村選手は滋賀県出身の28歳。2歳の時に病気で視力を失い、母親のすすめで小学4年生の時に水泳を始めました。

4個のメダルよりも1個の金メダル

パラリンピックには、2008年の北京大会から3大会連続で出場。現在、3種目で世界記録を持ちます。

 

 

しかし、おととしのリオデジャネイロパラリンピックは、4つのメダルを獲得しましたが、「4個のメダルよりも1個の金メダルが欲しかった」と、金メダルには届きませんでした。

”冒険”に踏み切る

東京パラリンピックまで2年。金メダルという悲願達成に向けて木村選手は、ことし”冒険”に踏み切りました。

慣れ親しんだ練習環境がある日本を離れ、拠点をアメリカに移したのです。

 

「自分が100%の力で、練習にぶつかっていけるような刺激が欲しかった」とことばも満足に通じず、練習方法も違う環境に飛び込むことで、みずからのレベルアップを図りました。

 

パラリンピックの金メダリストを育てたコーチやトレーナーに師事。泳ぎの技術の改善だけでなく、肉体改造にも取り組みました。

 

その成果が早くも現れたのは、先月のジャパンパラ大会です。

 

ジャパンパラ 水泳男子100メートルバタフライ 決勝 (2018年)

 

木村選手は、100メートルバタフライで自らのアジア記録を塗り替え、さらに50メートル平泳ぎの世界新記録を樹立しました。

“冒険”の真価はこれから問われる

ジャカルタアジアパラ大会 男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得 (2018年)

 

しかし、ジャカルタアジアパラ大会では、金メダルを獲得した一方で、自己ベストを更新することはできませんでした。

 

「これまでは“冒険”の勢いが、僕を奮い立たたせてくれていたが、伸び悩んでいる」と心境を明かした木村選手。

 

2年後の東京パラリンピックで頂点に立つという目標へ、「“冒険”の成果を自分のものにできるのか、これから真価が問われる」とさらなるレベルアップを誓いました。



※こちらは、2018年10月12日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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