ストーリーパラスポーツ

赤ちゃん気分でトレーニング! パラ卓球・岩渕幸洋

2019-07-23 午後 04:00

下半身の障害を乗り越え、前陣にとどまって戦う“超攻撃型スタイル”で世界のトップ10にまで上り詰めたパラ卓球・日本代表の岩渕幸洋選手。彼の常識外れ(?)なトレーニングの秘密をお伝えします。

マットの上でゴロンゴロン…。この動きで鍛えられる部分は?

週に1回、“特別なトレーニング”をしているという岩渕選手。

 

「これは赤ちゃんの気持ちになって体を動かすトレーニングです。」と語るのは、プロスポーツ選手の指導も多く手がける、凄腕のフィジカルトレーナー・土田憲次郎さん。このポーズをとることで、余計な力が抜け、背骨を曲げて柔らかくすることができるといいます。

 

土田さんいわく、本来、人間の背骨はグニャグニャと大きく曲がるもの。直立歩行をする前の赤ちゃんは、背骨を柔軟に使い、いろんな体勢を取ることができますが、成長するとほとんどの人が背骨の動かし方を忘れてしまうのだとか。「人間の背骨は一本の骨ではなく、たくさんの骨が繋がっています。だからグニャグニャと動かさなければ損。」と言います。

 

 

特に、足に障害がある岩渕選手が背骨を柔軟に使えるようになると、上半身の力をより効率的に打球に込めることができるのだそう。実はとても深い意味のあるトレーニングだということがわかりました。

「左足」に芽生えたある変化

続いて岩渕選手が取り組み始めたのは、バランス能力を鍛えるトレーニング。

 

 

障害が重いため、筋肉がなく感覚もほとんどない左足。その片足だけで立ち、バランスをとります。「以前の彼は全然できなかったんですよ。」と土田さん。これができるようになるまでは、かなりの鍛錬を積んだに違いありません。

 

岩渕選手は、左足を鍛えるようになって「ある変化」が現れたといいます。それは、今まで汗をかくことがなかった左足に、汗をかくようになったこと。

 

 

「ほら、靴下が湿っています。」そう言って、確かめるように手で左足に触れる岩渕選手。

 

左足を鍛えるうちに、なかったはずの感覚が少しずつ芽生えてきたのでしょうか。岩渕選手は東京パラリンピックを見据えて進化し続けています。

 

 


※この記事は以下の番組から作成しています。
2018年3月3日放送「超人たちのパラリンピック 誰よりも前へ 〜卓球・岩渕幸洋〜」
内容は放送時のものとなります。

 

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