ストーリーラグビー

いざオールブラックス戦! リーチ マイケル主将が語る

2018-10-31 午後 03:26

初の日本開催となるラグビーワールドカップまで1年を切り、11月、日本代表は大事なテストマッチ(強化試合)に臨みます。前回大会優勝のニュージーランド代表、通称オールブラックスと東京で対戦するのです。

ワールドカップへの試金石となる試合を前に、日本代表キャプテンのリーチ マイケル選手にサンデースポーツ2020の副島萌生キャスターがインタビュー。放送でお伝えしきれなかった未公開部分を含めて再構成し、リーチ主将のオールブラックス戦への決意に迫ります。

 

W杯まで1年 感じる高ぶり

リーチ マイケル選手にお話を聞いたのは、ワールドカップ開幕までちょうど1年となる9月。
おなじみのヒゲをたくわえた彫りの深い顔立ちに、身長1メートル89センチ、体重109キロの堂々とした佇まい。テレビで試合を見ていると、画面のこちら側まで伝わってきそうな気迫があふれてくる印象でしたが、取材の席に着けば一転、にこやかで真摯に取材に向き合ってくれました。

まずは、1年後に迫った大舞台に向けての今の心境を聞きました。

 

 

副島萌生キャスター(以下、副島) ワールドカップまで1年ですけれども、どんどん盛り上がってきて、リーチさんいかがですか?

 

リーチ マイケル選手(以下、リーチ) 「だいぶ盛り上がってるな」って感じます。メディアもそうだし、ファンの人たちもラグビーを知らない人たちも。ラグビーワールドカップのこと、一般の人からもずいぶんよく聞かれます。

 

副島 それを受けてリーチさん自身はワクワク、それともドキドキ?

 

リーチ まあワクワクもあります。大きなチャンスが目の前にあって、それをどうやって使うか、それが大事。

完全燃焼した前回大会

副島 2015年のワールドカップ、あのときは南アフリカに勝利する大金星をあげて日本中が盛り上がった大会でした。あれから3年が経ちましたが、あの大会はリーチさんにとってどんな大会でしたか?

 

リーチ あの大会はすごく成功した大会かなと思います。日本代表がずっと勝てていなかったワールドカップで勝って、その結果、周りから日本代表に対してたくさんの「リスペクト」を受けられましたから。

 

 

副島 ベストを尽くしたなっていう感じですか?

 

リーチ 間違いなく前回大会は、ベストを、力を全部出し切りました。まあプール戦(予選リーグ)を突破できなかったのはすごく残念ですけどね。実際その先どのぐらい勝てたかはわからないですけど、もしオーストラリアと当たってもいい勝負できたかなと思います。それくらい日本はいいチーム状態だった。まあでも来年、日本大会でもう一回チャンスがあるんで。

南アフリカに勝利する歴史的大金星を含め、全試合キャプテンとして出場したリーチ選手。2019年の日本開催のワールドカップに向けて、気運を高めるこれ以上ない結果をあげたものの、その代償としてリーチ選手の心身は限界まで追い込まれていました。そして大会終了後、大きな決断を下します。

一度、日本代表としての活動から距離を置くことに決めたのです。

ジャパンを離れて

2011年に初めて日本代表に選ばれたリーチ選手は、その年に初めてワールドカップに出場しました。さらにエディー・ジョーンズヘッドコーチのチームでも常に代表の主軸を務め、2013年からはキャプテンに就任します。練習だけでなく私生活でも厳しい規律を求めた「エディーJAPAN」に加えて、日本のトップリーグでは東芝でプレー。さらにトップリーグがオフの期間は、世界最高峰リーグといわれる「スーパーラグビー」のチーフスでもプレーし、ほぼ休みのないラグビー漬けの生活を続けていたのです。
あえて代表から離れる決断は、リーチ選手にとって避けられないものだったと言います。

副島 ワールドカップが終わったあとに日本代表を離れるっていうのは、リーチさんにとってかなり思い切った決断だったのかなと思うんですけど、どうして離れようと思ったんでしょう?

 

リーチ もう、疲れがたまりまくってましたから。その前からもう5年ぐらいずっと休みなしで、代表ではワールドカップを勝つためにやってきて、トップリーグもスーパーラグビーにも出て、正直もうエネルギーがなかった。2016年は、疲れ切った状態でラグビーをやっていて、その状態で代表に行くのはちょっと難しかった。

 

副島 身体的な疲れですか?

 

リーチ フィジカルもメンタルも両方です。2015年のワールドカップで良い感じにピークを持って行ったから、その後はピークからどんどん下がっていったので。

 

副島 1年半ぐらい日本代表からは離れていましたが、その期間はどんなことをされていたんですか?

 

リーチ 故郷のニュージーランドに帰ったり、留学していた高校がある北海道に帰ったり、いろんなところに帰ってリフレッシュしてきました。「休むために」というよりも、「2019年にもう一回いいパフォーマンス出すために」っていう時間でした。15年のワールドカップが終わって16年からもずっとやってたら、今ぼくたぶん死んでます(笑)。ちょっとラグビーから離れないといけなかった。そのときは代表も、トップリーグで東芝も、スーパーラグビーでチーフスも、3チームでプレーしててちょっと「Too much」でした。

 

副島 あの時の決断っていうのは、今振り返ってもよかったと思いますか?

 

リーチ かなり、かなり良かったです。周りの人、トップリーグのコーチも、前の監督のエディーさんと話したときも「休んでよかった」って言ってくれてましたから。いい決断でした。


しかし、チームから離れている間も、2019年へと向かっていくラグビー日本代表チームのことが頭から離れることはありませんでした。

副島 代表チームから離れている間も日本代表のプレーはご覧になってましたか?

 

リーチ もちろん全試合見てます。まあ、代表を辞めたわけではなかったので。なんて言えばいいんですかね・・・「活動休止」みたいな形でした。だからずっと代表の試合見てました。「代表にもう一回入りたい」っていう意欲が欲しかった、「このチームでプレーしたい」っていう気持ちをもう一回作り直したかったんです。

 

副島 作り直したい?

 

リーチ 「リーチは前の大会でキャプテンだったから、そのまま次の代表にも選ばれるよね」っていう状態になるのは、自分はあんまり好きじゃないっていうか、もう1回意欲が欲しかったです。代表に行きたいっていう。ただ疲れた状態で代表には行きたくなかった。だから、まずは自分がいいパフォーマンスして、その結果代表に選ばれるように、まずゼロから頑張らないといけないと思って。なので、実際選ばれたときはすごいホッとしました。

キャプテンとしての役割とは

リーチ選手の休養している間に、日本代表ではジェイミー・ジョセフヘッドコーチが就任。新たな戦術に取り組んでいました。運動量と約束事を重視しボールキープを優先するスタイルから、キックを多用してリスクを負ってでも果敢に攻めるスタイルへの転向です。

 

副島 チームの外から日本代表のプレーを見て、いざチームに戻ったときは、どんなことを感じていましたか?

 

リーチ プレースタイルがすごい変わって、キックが多いチームになりましたよね。ぼくも「2015年と全く同じラグビーやってももう勝てない」と思ってたので、外から見てても面白いなと思いました。最初の方は「何でこんなに蹴ってるんだろう」ってずっと不思議に思ってましたけど、でも実際チームに入ってキックの効果も理解できました。


そして去年の11月。ジョセフヘッドコーチから、再びキャプテンに就任してほしいと打診されます。リーチ選手の高い経験値に加え、10年以上の日本生活で日本語も英語も話せる「コミュニケーション能力」を生かし、再びチームの中心になってほしいという願いからでした。

 

 

副島 去年11月からはキャプテンに任命されましたけれども、またキャプテンをやってくれ、って頼まれたときどう思われました?

 

リーチ もちろんやります、って感じでした。チームが勝つためには、日本人と外国人とコーチのコミュニケーションがすごい大事。だから言われたときにすぐ「Yes」って答えてました。

 

副島 2015年までキャプテンをやってすごく疲れて、もう一回頼まれてやるっていうのは、私からするとすごく勇気のいることだと思うんですが。

 

リーチ まあ、何というか・・・もう勝ちたい、勝ちたいだけです。それだけ。代表で勝ちたいという気持ち。「キャプテンやったらしんどいかな」とか考えても、そんなの何をやってもしんどいですからね。大きいのは経験ですね、15年のワールドカップの経験が一番大きかった。ワールドカップでのキャプテンはやっぱり経験してよかったです。試合中の判断だったり、試合の間の1週間の流れをどうやって作っていくかだったり、プレッシャーにどうやって耐えるかだったり・・・。そういうことを学んだから、もう一回2019年にチームをより良くしたいなと思いました。

副島 どんなところを良くしていきたいと思ったんですか?

 

リーチ 前回は代表が勝ててない中だったので、プレッシャーがない状態で試合に臨んでました。でも今回は日本のホームでの大会で、プレッシャーがある状態で試合しないといけない。そのプレッシャーに対してどうやって自分たちをコントロールするかとか、そういうことはキャプテンとして話していきたい。でも僕一人だけがキャプテンじゃない、JAPANにはすごいいいリーダーがたくさんそろっていますから大丈夫です。ちょっと前には、サッカー日本代表の元キャプテンの宮本恒靖さんと話をしたりして、自国開催のワールドカップのプレッシャーがどうだったかとか勉強しました。どうやってスムーズにチームになるか、そういうのは準備したりはしてます。

 


キャプテン就任から1年。リーチ選手は、メンバーも戦術も2015年から変わった代表チームのこの3年間の歩みに、確実な手応えを感じています。


リーチ 
僕は最初の頃いなかったからわからないですけど、監督が変わってジェイミーになったとき、難しい部分がたくさんでてきたと思います。僕も2011年のワールドカップが終わって監督がエディーになったときにそれは経験しました。まあプレースタイルだったり、試合までの1週間の流れだったりが変わって、ちょっとストレスに感じた選手も何人かはいましたね。でも監督が変わるということは、それは新しいことに慣れないといけないということです。変わって結果がすぐ出ないとちょっと不安になるけど、結果がついてきたらやっぱり自分たちのやってることをやっと信じられるようになる。

 

 

リーチ だんだんみんなが自分たちのゲームプランを信じられるようになって、今かなり良くなってきています。蹴った後のチェイスとかディフェンスとか、みんな細かいことをすごい練習してるし、チームの中でコーチだけでなく選手でもどうプレーしていくか考えて、かなり時間かけてます。だいぶ選手の動きが「オートマティック」になってきましたね。去年の最後の2試合、トンガ戦とフランス戦でいい試合をして自信がついて、そしてことし6月のイタリア戦がよかったです。イタリアの1戦目はほんとにほぼ完ぺきに近い試合でした。

0.1秒にこだわれ!

一方チームに戻ってみると、前回大会よりも後退している部分もあると感じていました。
「倒れたときに0.1秒でも早く立ち上がる」選手ひとりひとりの意識です。その意識こそ、前回大会で南アフリカを破ったときに生かされたもの。日本がこれからも厳しく求め続けていかなければならないものだと、リーチ選手は考えています。


副島 
キャプテンになった当時、リーチさんは「0.1秒でも早く立ち上がって、10センチでも少しでも前に出ていくんだ、そのチームのスタンダードを上げていきたい」っていう風にお話をされていたんですけども、今の状況はどうなんでしょう。

 

リーチ 上がってきてます。あとはこの1年間で何か変えることもそんなにないと思います。ただ本当に細かいことで、より早く、より精度高くプレーするのが重要なポイントかなと思います。まあ代表に僕が戻った最初の時は、前回大会の代表に比べたら多少はそこが落ちてたことは落ちてた。前のエディーさんのチームは、そういうところがすごく厳しかった。でも今のチームは、すごい良いチームになってきてます。立ち上がるのはだいぶ早くなりましたね、今。でももっと早くしないといけない。もっとリアクションスピード、アクションスピードを上げないと、日本はそこを世界一にしないといけない。パワーとかウェイトのところで世界と差をつけるのは難しいから、スピードで差つけないといけない。立ち上がるスピードは日本は得意、あと先に動き出すことも日本は得意、それを日本は世界一にしないといけない。それが自分たちのゲームプラン。すごい重要なことです。

 

副島 それができるようになってきたのはリーチさんの働きかけのおかげなんですかね?

 

リーチ いや、僕がやったことは特にないです。チーム全体で、しないといけないことがわかってますから。まあもちろん、「早く立ち上がること」を一番やらないといけないのは僕です。早く立ち上がるのは一番苦手なので。

 

副島 そんなことないでしょう!

 

リーチ 立ち上がるのは本当に苦手(笑)。でもしないといけない、勝つためにはね。


グラウンドではチームの誰よりもファイトし、チームを鼓舞し続けるリーチ選手の姿は、代表戦を見たことのある人なら誰しもが印象に残っているはず。そんなリーチ選手自らが「僕が一番早く立ち上がるのが苦手」と冗談めかして言うのは意外でした。しかしリーチ選手がこう語り、懸命に「0.1秒」にこだわって早いプレーをする背中を見せているからこそ、他のチームメイトにもその意識が伝播していくのだと感じました。
まさに言葉でもプレーでもチームを引っ張るリーチ選手に、大切にしている「リーダー像」を聞いてみました。


副島 
リーチさんがプレーしている中で、キャプテンとして心がけていることってどんなことなんでしょうか?

 

リーチ チームがきつくなったときにしゃべりたい、声を出したいです。すごいイケイケのときはしゃべる必要ない、みんながしゃべるんで。でもチームがきつくなったときに、苦しんでるときに、やっぱりそこでリーダーシップを発揮しないといけない。

 

 

副島 でもそういう場面では、ご自身も苦しいわけですよね?

 

リーチ もちろん。でもそういうときにリーダーが一番必要。チームが元気な時はリーダー必要ないですから。

 

副島 どんなことを声に出すんですか?

 

リーチ プランをまずたてないといけないです。その場面で重要なこと、フォーカスポイントを絞って、やらないといけないことをしっかり明確にする。「頑張れ、頑張れ」とかそういうレベルじゃない。

 

副島 論理的に具体的に「こういうことしていこう」と?

 

リーチ そう。あんまり熱くならずに冷静にしゃべること。

 

副島 試合中はかなり興奮状態だと思うんですけど、そんなときでも冷静な目を持つってことですね。

 

 

リーチ そう、冷静に。周りが興奮しても冷静に声出さないといけない。興奮しすぎると大事なこと忘れてしまうんで、忘れないように気を付けてます(笑)。まあ心がけです。常に冷静に。相手からのプレッシャーもらって興奮しすぎちゃうこともあるし、そういうとこ気を付けないといけない。特に日本開催だからいろんなプレッシャーの中で判断しないといけない。そのときは冷静に冷静にです。

若手選手たちへの希望

故郷のニュージーランドから高校時代に来日し、大学卒業後には日本代表入り。日本人の奥様とも出会い、4年前には日本国籍も取得しました。代表キャリアも8年目、30歳となったリーチ選手。ベテランと呼ばれる立場になり、これからの「JAPAN」を担っていく若い才能にも大きな期待をかけています。

リーチ選手は、今年6月のイタリア戦前の合宿中に見たある光景を話してくれました。食事の席で控えメンバーの若手、スクラムハーフの流大(ながれ ゆたか)選手とスタンドオフの松田力也選手が、交代で試合に入ったときにどんなプレーをすべきか、熱心に議論を交わしていたのです。この様子を見て、リーチ選手は強豪イタリアにも勝てると確信したと言います。実際にイタリアとの2連戦、第1戦は快勝。第2戦も僅差での惜敗と、着実なチーム力アップが見られた内容でした。


リーチ あの試合は流も松田も二人ともリザーブで、自分が交代選手として試合に入ってきたときに何をするか、何が大事か。あとは点差によって、例えば負けててあとラスト5分で何するか、その意思統一をどうするかって話をしていました。そのときに「このチームはすごいレベルが上がったな」と思いました。

 

副島 2015年のワールドカップ以降、多くの若手選手が代表入りしました。今話に出たように流選手や松田選手、それにリーチ選手と同じフランカー/No.8では姫野和樹選手も主力になりつつありますよね。彼らのような若い選手たちのことをリーチさんはどのように見てらっしゃるんでしょうか?

 

 

リーチ みんなすごい良い「リーダー」です。特に姫野は代表の中でもどんどん良くなってて、彼はこれからたぶん長く日本代表でプレーすると思います。将来キャプテンになってるかもしれない。流もキャプテンシーがあって、すごいです。僕も彼にはすごい頼ってるところもいっぱいあります。スピードもあってプレーも「ロジカル」でとてもかしこい9番(スクラムハーフ)ですから、チームに良い影響を与えてますよ。感じるのは、みんながチームにコミットしているということです。流は(トップリーグの)サントリーのキャプテンをやってるし、帝京大学でもキャプテンでした。松田も帝京大の時リーダーのひとりに入ってた、その経験がやっぱり生きているんだと思います。

 

 

リーチ やはりチームは意思統一するのが大事です。みんなが同じ「絵」を見るのがすごい大事。違う「絵」を見てしまうと、コミュニケーション不足で自分たちのラグビーではなくなっちゃう。だから若手も、リザーブの選手もどうやったら勝てるか、どうプレーしたらいいか考えて話し合ってる。だからチームのレベルは上がってきてます。

 

副島 そうやってプレー中も積極的にコミュニケーションとられてるんですね?

 

リーチ とってますよ。とってないときはすごいまずいです。チームがうまくいくためにはコミュニケーションが大事。夫婦でもコミュニケーションしないと終わってしまうでしょ(笑)。でもそれができてるときはかなり強いですよ、今の代表は。で、僕の役割はそういうコミュニケーションがちゃんと通るようにすること。そういうことをプレーでも見せる。あとは各ポジションごとのリーダーやハーフの選手と話をすること。そういうところは周りの選手たちに頼りながらやってます。

いざ、オールブラックス戦へ

自身3大会目のワールドカップまで1年を切る中、キャプテンとしてチームの確かな成長を感じるリーチ選手。

11月の強豪国とのテストマッチへ。強い自信を言葉にしてくれました。

 

 

副島 今年の11月には大きい連戦が控えてますよね。リーチさんの母国のニュージーランド、オールブラックスとの試合。そして前監督のエディー監督が率いるイングランドとの対戦が待ってますけれども、どう臨みますか?

リーチ 楽しみです、かなり。代表にとってすごいチャンス。日本代表にとっては、これまでの相手よりレベルが上がって、自分たちがどのレベルにあるかわかる試合になる。すごい楽しみな2試合です。オールブラックスの良さは攻守の切り替え、トランジッションのときにすごく早いです。あとはチームがきつくなったときに、相手にプレッシャーをかけるのがとても上手で、プレッシャーかけ続ける能力が高い。だからリアクションのスピード、立ち上がるスピードとかそういうところで日本は差をつけないといけない。走るスピード、体力で差をつけないといけない。相手にはスーパーラグビーのチーフスでチームメイトの選手や、いつも対戦している選手がたくさんいる。ひとりひとりの選手の力を見れば、もちろん日本の選手とオールブラックスの選手で差はあります。けど、そんなに大きな差ではないと僕は思っています。ただチームになるとオールブラックスはほんとに強い。だから本当に勝ちたい、オールブラックスに。

 

 

副島 来年の日本でやるワールドカップに向けても、大きな意味を持つものになりそうでしょうか?

リーチ なりますね。はい。ここでチームが改善しないといけないところとか、もっと良くしないといけないところがたぶん出てくると思います。新しい反省がでます。オールブラックスとイングランドと試合をやって、それぞれ新しい反省が出てきます。それを良くしていく。勝てばまた自信にもなるし、やるなら勝ちたいです。両チームとも勝てる相手だと思ってます。

 

副島 最後になりますが、来年日本で開かれるワールドカップ、リーチさんの意気込みを聞かせてください

 

リーチ プール戦を突破することをまず一番考えてます。そして次の試合、決勝トーナメントに勝つ、それを目標にしてます。大変な試合になるでしょうけど、ベスト8、そしてベスト4に入りたい。プレッシャーはもちろんあります。でも大きなチャンスもある。日本でのワールドカップでいいプレーを見せれば、見た人にいいメッセージを与えられる。こんなチャンスなかなかないから、ベスト4狙いにいきたいです。

 

10月26日、ラグビー日本代表は世界選抜チームと対戦し、28対31で惜しくも敗れました。
試合後、リーチ選手は「今日の結果はポジティブな負けだと思う。良かったところもたくさんあった。試合を通してよりアタックする気持ちを持てればさらにいい展開に出来たと思う。オールブラックス戦に向けて、どうすれば相手にいいプレッシャーをかけられるか考えていきたい」と語りました。

世界王者、ニュージーランド代表「オールブラックス」との対戦は、11月3日。1年後のワールドカップを見据え、リーチ選手が「勝ちたい」と強い決意で臨む試合。どんな試合になるのか、注目が高まります。

この記事を書いた人

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副島 萌生 キャスター

NHKサンデースポーツキャスター
放送部だった高校時代に春のセンバツの開会式閉会式の司会を担当

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