特集 鍵山優真 北京オリンピック フィギュアスケート日本代表 初めての五輪に挑む

鍵山優真選手は、昨シーズンから本格的にシニアデビュー。今シーズンは、グランプリシリーズで2勝、2021年12月の全日本選手権では、羽生結弦選手、宇野昌磨選手に続いて、3位となり、北京オリンピック代表に選ばれました。表現力に磨きをかけ、急成長を遂げてきた18歳、鍵山選手のこれまでの活躍をまとめました。
2019年 ジュニアの全日本選手権で優勝
ジュニア全日本選手権で優勝した鍵山選手
元オリンピアンの父に連れられてスケートリンクに通ううちに興味を持って始めたというフィギュアスケート。鍵山選手はコーチでもある父とともに成長を遂げてきました。2019年にはジュニア全日本選手権で優勝。ジュニアのグランプリシリーズでも好成績を残しました。
2019年 全日本選手権3位 羽生選手、宇野選手に続く
全日本選手権フリーで父、正和さんと結果を聞く鍵山選手
2019年全日本選手権試合後の会見の様子
2019年の全日本選手権で、鍵山選手は、宇野選手、羽生選手に続く3位になりました。北京オリンピック出場の可能性が見えてきた一戦でもありました。
2020年 ユースオリンピックで金メダルを獲得
ユースオリンピックフリーでの鍵山選手
ユースオリンピックで金メダルを獲得した鍵山選手。表彰式での様子
2020年1月のユースオリンピックでは、金メダルに輝いた鍵山選手。このシーズンから、本格的にシニアの大会に参戦。2月の四大陸選手権では、3位と結果を残しました。
2020年 NHK杯で優勝
フリーで演技する鍵山選手
NHK杯の表彰式の様子
2020年のNHK杯では、見事に優勝した鍵山選手。大会直前のインタビューで「まずは、オリンピック以外の試合で当たり前のように表彰台に上れるようにしないと世界で戦えないと思うので、1試合、1試合、大切にこなしていきたい」と語っていたとおり、結果を残し、北京オリンピック出場に一歩近づいた試合でした。
2021年 世界選手権では羽生選手を抑えて銀メダル
フリーの得点を確認し、喜ぶ鍵山選手と父の正和コーチ
メダルを手にする2位の鍵山選手(左)と3位の羽生結弦選手(右)中央は優勝したネイサン・チェン選手
2020年の全日本選手権でも3位と好成績を残した鍵山選手は、2021年の世界選手権で羽生選手を抑えて2位。「羽生選手や宇野選手と肩を並べて戦えるぐらい強くならないといけない」と語っていた鍵山選手は、わずかな期間で世界のトップ選手たちと肩を並べるほどにまで成長しました。
2021年 全日本選手権で3位
フリー演技後の鍵山選手
鍵山選手は、今シーズンのグランプリシリーズでは2勝をあげています。
グランプリシリーズイタリア大会のショートプログラムでは7位だったが、フリーで巻き返し優勝を果たした鍵山選手
グランプリシリーズフランス大会で優勝 メダルを胸に日の丸を掲げる鍵山選手
2021年12月の日本選手権で3位。目標だったオリンピック代表に初めて決まりました。全日本選手権のフリーの演技では、宇野選手を抑え、2位と力を発揮しました。
代表内定後の会見では「うれしい気持ちはあるが、頑張らないといけない。今の演技構成では、ノーミスでも、他の選手には勝てないので、大会までに新しい4回転ジャンプをもう1種類練習して、その上で、ミスなく演技ができるようレベルアップしたい」と意気込みを語りました。
次世代のホープとして注目を集めてきた鍵山選手。オリンピックでどのような演技を披露するのか、成長し続ける鍵山選手に注目です。