特集 河辺愛菜 北京オリンピック フィギュアスケート日本代表 初めての五輪に挑む

17歳の河辺愛菜選手は、トリプルアクセルの精度を上げて急成長を遂げ、北京オリンピックの代表選考を兼ねた去年12月の全日本選手権で3位に入り、初めてのオリンピック代表をつかみ取りました。新星として急成長している河辺選手のこれまでをまとめました。
2019年 ジュニアの全日本選手権で初優勝
2019年のジュニアの全日本選手権 フリーの演技後にガッツポーズの河辺選手
河辺選手は2歳年上の紀平梨花選手に憧れ、紀平選手と同じ濱田美栄コーチに師事。トリプルアクセルを武器に2019年には、ジュニアの全日本選手権で優勝しました。
2020年 ユースオリンピックで4位
開会式にて写真撮影をする河辺選手(左)
翌年のユースオリンピックでは4位入賞。その後、シニアデビューします。
2021年 NHK杯で2位
ショートプログラムで演技する河辺選手
濱田コーチ(左)と河辺選手(右)
2021年11月に行われたNHK杯。河辺選手は、自己ベストを更新する高得点で2位。北京オリンピックの代表入りへ前進しました。
2021年 全日本選手権3位 北京オリンピックへ
2021年の全日本選手権 表彰式にて笑顔の河辺選手
北京オリンピックの代表選考を兼ねた2021年12月の全日本選手権では、さらに、自己ベストを大幅に更新し、坂本花織選手、樋口新葉選手に続いて3位に入り、北京オリンピック代表をつかみとりました。河辺選手は、オリンピック初出場となります。
ショートプログラム直前の河辺選手
河辺選手のフリーの演技
初めてのオリンピックに向けて「ワクワクしていて早く行きたいという気持ちが大きい」と話す河辺選手。今シーズンはトリプルアクセルの安定感を高めるため、クラシックバレエを取り入れ体の軸を意識する練習などに取り組んだことで、徐々にジャンプの安定感も増しました。17歳の新星・河辺選手。北京オリンピックではどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。