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特集 スキーフリースタイルは6種目! モーグルで日本代表のメダルラッシュなるか?北京オリンピック

オリンピック スキー 2022年2月3日(木) 午前11:30

スキーフリースタイルは、ターンやエアなどの技術や速さなどを競うほか、エアなどに芸術性があり曲芸のようでもあることから「雪原のサーカス」とも呼ばれています。

 

種目は、以下の6種目です。

▽モーグル ▽エアリアル
▽ハーフパイプ ▽スキークロス
▽スロープスタイル ▽ビッグエア

 

 モーグル 男子代表  堀島 行真 選手

オリンピックでの歴史はまだ浅く、1992年のアルベールビル大会での採用をきっかけに世界各国で高い人気を誇るようになりました。

 

2010年のバンクーバー大会からスキークロス、2014年ソチ大会からハーフパイプとスロープスタイルが採用され、北京大会からはビッグエアが加わるなど多様化が進んでいます。

モーグル・選手層の厚さでメダルラッシュなるか?日本代表の顔ぶれは

堀島 行真 選手

モーグルはコブが連なる200メートル以上の急斜面を滑り降り、「ターン」と「エア」、それに「スピード」の合計得点で競います。

 

日本代表は男女合わせて8人です。

 

 

里谷 多英さん(左)、原 大智 選手(右)

日本勢がオリンピックでメダルを獲得したのは、女子で、里谷多英さんが、1998年の長野大会で金メダル、2002年のソルトレークシティー大会で銅メダル、前回のピョンチャン大会で原大智選手が男子で初めてとなる銅メダルの3つです。


北京大会は男子が金メダル、女子がメダル獲得の目標を掲げています。近年まれに見る選手層の厚さで女子は24年ぶり、男子では初めての金メダル獲得の快挙達成に期待が高まっています。

 

2017年 世界選手権で2冠を達成した堀島行真選手

男子の注目は堀島行真選手。世界トップレベルのエアとターンで2017年に行われた世界選手権で2冠を達成したエースです。

 

前回のピョンチャン大会では、金メダル獲得が期待された中で得意のターンやエアのミスから転倒し、11位に終わりました。

 

2022年1月 W杯ディアバレー大会で優勝した堀島選手(中央)と2位のキングズベリー選手(左)

北京大会に向けてターンのレベルを、さらに上げようと、より体のぶれが少ない安定した滑りを習得し、今シーズンのワールドカップでは開幕戦から9戦連続で表彰台に立つなど好調です。最大のライバルで前回のピョンチャン大会の金メダリスト、カナダのミカエル・キングズベリー選手に勝って、金メダル獲得なるかが最大の注目です。

 

女子はピョンチャン大会で、わずか1人の出場にとどまりましたが、北京大会では10代から20代の選手を中心に4人が選ばれるなど、選手層が厚くなっています。

 

川村 あんり 選手

中でも大きな期待が寄せられているのが17歳の高校2年生、川村あんり選手です。今シーズンは日本女子で11年ぶりとなるワールドカップ初優勝を果たすと、その後も勝利を重ね、ここまで早くも3勝し勢いに乗っています。

 

2022年1月 W杯ディアバレー大会

ワールドカップ総合4連覇中で前回のピョンチャン大会の金メダリスト、フランスのペリーヌ・ラフォン選手を得意のターンの得点で上回ることも多く「今は体から板まで自分が思っているように動く感覚があり、自信を持って滑ることができている。金メダルを獲得したい」と自信をかいま見せていました。

スキークロスの魅力と日本代表選手は?

 

大小の起伏やカーブが続くコースで選手どうしが駆け引きをしながらコースをクリアしていくスリリングなレース展開が魅力です。

 

オリンピックでは、2010年バンクーバー大会から採用された新しい種目で、日本選手はメダルを獲得したことはありません。代表選手は2人です。

 

 

2020年12月 スキークロス W杯アローザ大会 古野慧選手と須貝龍選手(左から)

須貝選手は、去年(2021年)11月のワールドカップ開幕戦で7位に入り、この種目、オリンピックで日本選手として初めてのメダル獲得を目指しています。

ハーフパイプやスロープスタイル・ビッグエアでも活躍に期待

 

ハーフパイプでは「エア」と呼ばれるジャンプの高さや難度を競う種目で2014年のソチ大会では小野塚彩那選手が銅メダルを獲得しました。

 

鈴木 沙織 選手

北京大会では、2大会連続出場の鈴木沙織選手が決勝進出を目指します。

 

スロープスタイルは、斜面を滑っていき、途中にあるジャンプ台やレールを使ってさまざまな技を繰り出し、難度や完成などの得点を競います。オリンピックでは2014年のソチ大会から正式種目になりました。

 

2022年1月 W杯フォンロム大会 スロープスタイル  近藤 心音 選手

北京大会からの新種目、ビッグエアは、斜面を滑り降り、踏み切り台からジャンプし空中でのエアの技を披露します。オリンピック初出場の18歳、近藤心音選手がこの2種目に臨むことになっていて、特に今シーズンのワールドカップで5位に入賞したスロープスタイルでの活躍が期待されています。

 

 

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この記事を書いた人

沼田 悠里 記者

沼田 悠里 記者

平成24年 NHK入局。金沢局、岡山局を経てスポーツニュース部。

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