ストーリーパラスポーツ

身長246cm!歴史上もっとも大きいパラ選手!?

2019-10-01 午前 10:39

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催までいよいよ1年を切りました。サッカーやバスケットボールはもちろんのこと、普段はなかなか見る機会のない競技を見に行けるチャンスでもありますよね!そこで今回は、あまり知られていないシッティングバレーボールについてご紹介します。

飛び抜けて身長の高い選手が…いったい誰!?

2016年リオ大会の写真を振り返っていると……

 

2016年リオパラリンピックでのイランチーム

 

他の選手よりも、頭1つ以上飛び抜けて身長の高い選手が!

 

ネットを悠々と超える圧倒的な高さでブロック!

 

1人だけネットよりも高い!そして、手のリーチが長い!

彼の名は、モルテザ・メヘルザード。パラ競技の1つであるシッティングバレーボールのイラン代表選手として活躍しています。

デビュー直後から観客を釘付けに!

 

なんと身長は246cm!世界で2番目に高い人物であると同時に、歴史上1番高いパラ選手でもあるんです。小さい頃から飛び抜けて身長が高かったというモルテザ選手ですが、16歳の時に自転車事故のため、杖や車いすでの生活に。2011年、24歳の時にシッティングバレーボールのイラン代表監督からスカウトを受けて、競技人生をスタートさせました。

 

そして、代表初試合となった2016年リオ大会では鮮烈なデビューを果たしました。彼がウォーミングアップを始めると、観客がどよめいたと言います。決勝戦ではなんと1人で28得点を決め、大会全体を通して第2位の得点数を稼いでチームを優勝に導きました。

 

2016年リオパラリンピック開会式でのモルテザ選手

 

モルテザ選手のスパイク最高到達点は、230cm!飲み物の自動販売機の高さが183cm前後なので、つまり座った状態で自動販売機の上に軽々手が届いてしまうほど高いのです。

シッティング(座った状態)で行うバレーボール

ところで、モルテザ選手が活躍するシッティングバレーボールとはその名の通り、お尻を床につけて座った状態でプレーをするバレーボールです。基本的なルールはバレーボールと同じですが、特に違う点を2つご紹介。

 

まず1つ目は、立ち上がったり飛び跳ねたりするのは反則になるということ。ただし、レシーブの時は短時間であればお尻が浮いても良いそうです。

 

 

2つ目は、サービスのブロックができるということです。そのためブロックされないように、より速くてパワフルなサービスを武器とする選手も多いのだとか。また、お尻をつけて移動すると守備範囲が狭くなるので、チーム全員にスパイクからブロックまで様々な能力が求められます。

 

熾烈な優勝争い!イランとボスニア・ヘルツェゴビナ

男子シッティングバレーボール界には2つの強豪国が存在します。モルテザ選手を擁するイランと、イタリアとアドリア海を挟んで向かい合うボスニア・ヘルツェゴビナ!2000年シドニーパラリンピックではイランが優勝し、ボスニア・ヘルツェゴビナは2位でした。しかし、次の2004年アテネ大会では順位が逆転。それからずっと交互に優勝を争っている、まさにライバル同士なのです。

 

長年、イランと優勝を競うボスニア・ヘルツェゴビナ。2016年大会は準優勝

 

2014年の世界選手権ではボスニア・ヘルツェゴビナが優勝しました。その後の2016年、モルテザ選手が加入したリオパラリンピックでは、イランが優勝。

 

昨年7月の世界選手権では、両国ともグループリーグを無敗で勝ち上がり決勝へ。ボスニア・ヘルツェゴビナに対して3-0と、1ゲームも取らせることなくイランが優勝し、2020年東京大会への切符を手に入れました。

 

果たして、2020年東京大会ではどちらが優勝するのでしょうか?

モルテザ選手、イランとボスニア・ヘルツェゴビナの決戦の行方が気になった方は、ぜひ注目してください!

 

東京パラリンピック「シッティングバレーボール」特設ページ公開中!




※こちらは、2019年10月1日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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