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特集 三冠馬 コントレイルのラストランに注目! 競馬ジャパンカップ

競馬 2021年11月26日(金) 午後7:30

まさに飛行機雲のように駆け抜け、現役最後のレースを迎えるコントレイル。デビューから7戦無敗で三冠馬になり、去年のジャパンカップではアーモンドアイ、デアリングタクトと激闘を繰り広げました。

 

黒く輝く青鹿毛の馬体は、パドックでも本馬場でも一段と美しく、4歳での引退は寂しい限りです。

 

滋賀県 栗東トレーニングセンター

 

レース前の水曜日、滋賀県の栗東トレーニングセンターを訪れました。

 

ジャパンカップの最終追い切りで順調な仕上がりを披露したコントレイル

 

コントレイルのレースに向けた仕上げの調教は、想定よりも速いタイムで坂路のコースを疾走。レース本番も騎乗する福永祐一騎手は「無理をさせたわけではなくタイムが出ました。走りは非常にリラックス。息遣いもジョギング後みたいにケロッとしている」と驚きの様子。

 

矢作芳人調教師も「状態の良さが伝わってきた。一段レベルが上がった感じがする」と納得の表情でした。

 

矢作 芳人 調教師

 

その矢作調教師。自身が育てたコントレイルについて「言葉では言い表せない存在。すごい馬。よくぞうちに来てくれたという思いです。応援してくれるファンの皆さんには申し訳ない悔しいレースが続いていますが、決してどのレースも力負けしたとは思っていません。泣いても笑ってもこれが最後。とにかくベストの状態に仕上げます」と意気込んでいます。

 

今年のジャパンカップ、もうひとつ大きな見どころは「ダービー馬の競演」。なんとコントレイル含め、史上初めて4頭が出走します。

 

今年の日本ダービーで優勝したシャフリヤール

 

今年の日本ダービーを制したシャフリヤールは、二冠のかかる菊花賞(3000m)を回避し、より距離適性のあるこのレースに照準を合わせてきました。

 

管理する藤原英昭調教師は「ジャパンカップを目標にしっかり休養を取って、ここまでは順調、計画通り。父ディープインパクト譲りの瞬発力があり、日本ダービー以来の東京2400mは絶好の条件。挑戦者の気持ちで臨みたい」と期待を寄せています。

 

 

2016年のダービー馬 マカヒキ(左)2018年のダービー馬 ワグネリアン(右)

 

マカヒキは2016年のダービー馬。その年以来勝ちがありませんでしたが、8歳となったことし10月の京都大賞典で5年ぶりの復活勝利を果たしました。2018年のダービーを制したワグネリアンも参戦。

 

友道 康夫 調教師

 

2頭を管理する友道康夫調教師は「マカヒキは今年夏くらいから毛づやが良く引き締まってきました。ワグネリアンはふがいないレースが続いていたので、前向きなやる気を出させようと、前走はスピードが求められる1600mのレースを走らせました。2頭ともダービー馬の先輩として、負けたくないですよね」と笑顔を見せていました。

 

このほかにも、ことしのオークス馬ユーバーレーベン、菊花賞でコントレイルを追い詰めたアリストテレス、去年大逃げを打ったキセキなどなど、今回のジャパンカップには個性豊かなタレントが揃っています。

 

さらに海外からも、ジャパンカップと同じ2400mのG1レースを勝った経験のあるブルームやジャパンなど力のある馬が出走します。

 

レースの模様は28日(日)午後3時からBS1で生放送。パドックの気配からたっぷりとお伝えします。お楽しみに!

この記事を書いた人

浅井 僚馬 アナウンサー

浅井 僚馬 アナウンサー

2001年NHK入局 神戸-山口-名古屋-東京-広島で勤務
思い出のレースは去年のジャパンカップ。アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトという最強馬3頭がしのぎを削った歴史的なレースを目の前で見られて興奮しました。

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