ストーリー陸上

男子マラソン 設楽悠太「 自分らしさを胸に」

2019-09-06 午後 01:55

男子マラソンの設楽悠太選手は去年、16年ぶりに日本記録を更新。しかしその記録は、わずか7か月後に塗りかえられました。“自分らしさ”というキーワードを胸に、9月の東京オリンピック選考レース「MGC=マラソングランドチャンピオンシップ」には挑戦者として臨みます。(スポーツニュース部 記者 本間由紀則)

 

去年の東京マラソン。設楽選手は16年間破られることのなかった日本記録を更新。1億円の褒賞金を手にし東京オリンピックに最も近い選手となりました。

 

 

固定観念にとらわれないのが設楽選手のスタイルです。

練習で走るのは30キロまで。自分の感覚を大事に、必要以上の走り込みはしませんでした。

 

日本記録はわずか7か月で、同世代のライバルに・・

大迫傑選手

 

しかし、その日本記録はわずか7か月で更新されてしまいます。相手は同世代のライバル、大迫傑選手でした。

さらに、その2か月後の福岡国際マラソンで、設楽選手は32キロ付近でまさかの失速。右足の疲労骨折の影響でした。その後も体調は上がらず、モチベーションすら持てなくなっていました。

 

設楽悠太選手

どこを目指して頑張ればいいのかわからなくなって。


走れている時は2時間4分、5分を目標にやっていましたけど、走れなくなってからは、なんかいいやみたいな感じで。

どん底の状況 自分と向き合う中で

 

思いどおりの走りができないという、どん底の状況で自分と向き合うなかで設楽選手は一つの変化を選びました。

 

 

これまで30キロ以上は走らないと公言してきたロードの練習。一緒に走っていた選手は30キロ地点で練習を終えましたが、設楽選手はさらにペースをあげて35キロまで走り続けたのです。

勝つことを追求した末の5キロの上積みでした。

 

設楽悠太選手

30キロ以降、今までのマラソンだったらそこでタイムが落ちているので、今回は30キロをすぎてからペースを上げることを意識してやりました。

 

 

設楽選手は春以降、トラックやハーフマラソン、それにマラソンで好記録を連発。一気に復調していきます。

 

ほかの選手は意識しない "やるのは自分"

9月15日に行われる代表選考レースMGC。設楽選手があげたキーワードが“自分らしさ”ということばでした。

 

キーワードは“自分らしさ”


「僕は一切、この選手についていこうとか、この選手を意識しているというのは全くない。やるのは自分」
と話した設楽選手。

設楽悠太選手

(MGCを)ぶちこわしたいですね。これが仮にオリンピックだったり、世界陸上のマラソンだったりしたら駆け引きするのはわかりますけど、ただの日本人のレースで、駆け引きするレースは、あまり見ていおもしろくない。

 

そして、マラソンで初の直接対決となる大迫選手について…。

 

 

「注目されるというのはわかっています。日本記録を更新されている相手なんで、そこは勝ちに行きたいと思っています」と勝利を見据えました。

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