ストーリーパラスポーツ

東京パラリンピックのボッチャに挑む河本圭亮選手と江崎駿選手

2020-01-31 午後 01:14

東京パラリンピックの出場が内定しているボッチャの河本圭亮(かわもと・けいすけ)選手(右)と江崎駿(えさき・しゅん)選手(左)。2人は同じチームに所属し、互いに刺激し合いながら、パラリンピックでの活躍を誓っています。

愛知県出身2人が東京パラリンピック出場へ

 

名古屋市の20歳、河本圭亮選手と愛知県春日井市の18歳、江崎駿選手は去年12月の日本選手権で、それぞれのクラスで優勝して東京パラリンピック代表に内定。ともにパラリンピック初出場の切符を勝ち取りました。

 

河本圭亮選手

応援を力に変えて最高の結果で恩返しをしたい。

 

江崎駿選手

東京パラリンピックに出るからにはメダルを目指してもっと努力したい。

 

持ち味は江崎選手は"多彩な戦術" 河本選手は"強さと精度"

 

ボッチャは的となる「ジャックボール」という白い球を狙い、赤と青の球を6球ずつ投げ合います。投げ終わった時点で、相手よりも白の近くにある球の数だけ点が入ります。

 

江崎駿選手

 

江崎選手は、 脳性まひ以外の選手がプレーする BC4(びーしーふぉー)というクラスです。筋力が徐々に弱くなる筋ジストロフィーという病気で、強く速い球を投げるのは苦手。その分、相手の嫌がるところにボールを置く技術が持ち味です。

江崎駿選手

相手のコースを塞ぐなどの基本的なテクニックを磨いて、自信を持って大会に臨みたい。

 

河本圭亮選手(右)

 

河本選手は、 最も障害が重いBC3(びーしーすりー)クラスです。このクラスは手でボールを投げることが難しいため、ランプというボールを転がす器具を使います。

 

 

アシスタントを務める母親の幸代さんは、状況を見てはいけないというルールの中、コートに背を向けて、ランプの角度などを調節します。

 

河本選手は母親に微妙な指示を素早く伝えながら、ランプを制限時間内にセッティング。高い位置から球を落として、相手の球を強くはじいたり、遠くの白い球の近くに自分の球を置いたりするなど、強さと精度を兼ね備えています。

 

河本圭亮選手

日本選手権では優勝できたが、所々よくないところがあったので、課題を埋めていかないといけない。

2人で切磋琢磨して東京パラリンピックのメダルを

クラスの違う2人は、それぞれ東京パラリンピックでのメダル獲得を目指して、一緒に練習し、互いの弱点を補おうとしています。

 

 

江崎選手は、球をはじくパワーで積極的に攻める河本選手を、力強さが武器の海外の強豪選手に見立てて練習しています。

江崎駿選手

河本選手と争うことで、力強い海外の選手と戦ったときに臆することなく試合に臨むことができます。

 

一方、河本選手は、江崎選手の持ち味である試合の先を見越して球を配置する多彩な戦術を吸収することで、戦いの幅を広げようとしています。

河本圭亮選手

江崎選手は自分の足りないところをたくさん持っているので、互いに良い試合ができているときは成長できていると感じています。

 

江崎駿選手(右)と河本圭亮選手(左)

 

刺激し合いながら 成長を続ける2人は、いよいよ今年、東京パラリンピック本番に挑みます。

江崎駿選手

日本がリオデジャネイロパラリンピックで銀メダルを取って国内が盛り上がったので、東京パラリンピックでもメダルを持ち帰って盛り上げたい気持ちが強いです。

河本圭亮選手

東京パラリンピックに出場するのはボッチャを始めたときからの目標であり、夢でした。本番では、結果を残していい経験をしたと言えるように頑張りたい。

 



※こちらは、2020年1月31日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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