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パラトライアスロン日本代表の顔ぶれと競技の魅力とは? 東京パラリンピック

2021-08-24 午後 02:10

 

パラトライアスロンは前回のリオデジャネイロ大会から正式競技となった比較的新しい競技です。レースはいずれもオリンピックの距離の半分となる750メートルを泳ぐスイム、20キロを自転車で走るバイク、5キロを走るランで争われます。

日本代表選手の顔ぶれは

トライアスロンの日本代表は男女あわせて7人。

 

左から、木村潤平選手・宇田秀生選手・米岡聡選手

このうち、男子は3人です。

前回大会にも出場した木村潤平選手といずれもパラリンピック初出場の宇田秀生選手、米岡聡選手です。

 

左から、土田和歌子選手・谷真海選手・秦由加子選手・円尾敦子選手

 

女子は4人です。

8回目のパラリンピックとなる土田和歌子選手と東京大会招致にも携わった谷真海選手、前回大会にも出場した秦由加子選手と円尾敦子選手です。

東京大会招致の立て役者 谷真海選手

谷真海選手 2019年ITUパラトライアスロン ワールドカップ(東京) PTS4で2位

 

運動機能障害のPTS5のクラスには、東京オリンピック・パラリンピックの招致に携わった谷真海選手(旧姓・佐藤)が出場します。

パラトライアスロンの運動機能障害のクラスは、障害の重さによって2から5に分けられていますが、谷選手のPTS4の女子のクラスは競技人口が少ないことなどからパラリンピックから除外されました。このため、谷選手は一時、大会への出場が危ぶまれましたが、その後のルール改正でより障害の軽いPTS5のクラスと競えるようになりました。

 

ただ、より障害の軽い選手たちとのレースは厳しいものとなり、谷選手はパラリンピックの出場資格がかかる世界ランキングで、ぎりぎりの9位に入って東京大会の代表の座をつかみました。足の障害に加えてさまざまな困難を乗り越えてつかんだ大会で、どのようなパフォーマンスを見せるか注目です。

 

運動機能障害のクラスは複数メダルも

秦由加子選手 2021年 ITU世界トライアスロンシリーズ 横浜大会  PTS2で2位

 

パラリンピックの出場資格がかかる世界ランキングでともに3位となり、メダルを射程圏内としているのが、運動機能障害のPTS2のクラスの秦由加子選手と運動機能障害のPTS4のクラスの宇田秀生選手です。

 

このうち、秦選手はスイムとバイク、ランのつなぎの部分、「トランジション」の改善に取り組んできました。

当初はスイムのあとバイク用の義足をつけ、ランでは、さらに別の義足に着け替えていましたが、おととし(2019年)からバイク用の義足をつけずに左足だけでこぐようにしました。

左足の脚力がより求められますが、義足の着脱を1回なくすことで計算上は1分ほどの短縮になり、悲願のメダル獲得へ試行錯誤を続けています。

 

8回出場のレジェンドも

土田選手は、2004年アテネ大会で金メダルを獲得以来、パラリンピックへの出場を続けている

 

そして、夏と冬を合わせて8回目のパラリンピックとなるレジェンド、土田和歌子選手も登場します。

 

2004年のアテネ大会で陸上5000メートルで金メダルを獲得した後、車いすマラソンを主戦場にし、リオデジャネイロ大会ではメダルまであと一歩まで迫りました。

その後、発症したぜんそくの体質改善のため、水泳を始めたのをきっかけにトライアスロンに挑戦し、水泳の水を大きくかく動きによって肩甲骨の周りの柔軟性が向上したことが、車いすでのスピードアップにつながっています。

土田選手の出場する車いすのクラスは、バイクでは手でこぐハンドサイクルを使います。

さらにつなぎとなるトランジションの際には「ハンドラー」と呼ばれるパートナーが自転車や車いすのへの乗り移りなどをサポートするのも特徴で、さまざまな場面が見られるのもパラトライアスロンならではの魅力です。

 

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