ストーリーパラスポーツ

パラバドミントン日本代表 初めての舞台へ! 東京パラリンピックでメダルラッシュを

2021-08-24 午後 03:30

パラバドミントンは東京パラリンピックで初めて正式競技に採用された新しいパラスポーツです。

 

 

これまでは世界バドミントン連盟が1998年から開催している世界選手権とアジアパラ大会が最高峰の大会でしたが、パラリンピックに加わったことで、選手たちのモチベーションが大きく向上しこの大会でのデビューに備えてきました。

 

日本代表は直近の世界選手権の2019年大会に26人の選手が出場し、金メダルと銀メダルをそれぞれ1つずつ含む11個のメダルを獲得しました。

 

 

オリンピックのバドミントンと同じようにメダルラッシュを狙える競技で、歴史的な大会を自国で開催するにあたって華々しいデビューをしたいと意気込んでいます。

日本代表の顔ぶれは

メダルラッシュを狙う日本代表は12種目に13人の選手が出場します。

 

(左上から時計回り)村山 浩 、長島 理、梶原 大暉 、藤原 大輔、今井 大湧の各選手

 

男子シングルスの代表は5人です。
▼村山浩選手(車いすの比較的障害が重いクラス/世界10位)

▼長島理選手(車いすの比較的障害が重いクラス/世界12位)

▼梶原大暉選手(車いすの比較的障害が軽いクラス/世界6位)
▼藤原大輔選手(足に障害のあるクラス/世界5位)

▼今井大湧選手(腕に障害のあるクラス/世界5位)

 

 

(左上から時計回り)里見 紗李奈、山崎 悠麻、小倉 理恵、藤野 遼、鈴木 亜弥子、亀山 楓、杉野 明子の各選手

 

女子シングルスの代表は7人です。
▼里見紗李奈選手(車いすの比較的障害が重いクラス/世界1位)
▼山崎悠麻選手(車いすの比較的障害が軽いクラス/世界3位)
▼小倉理恵選手(車いすの比較的障害が軽いクラス/世界8位)
▼藤野遼選手(足に障害のあるクラス/世界4位)
▼鈴木亜弥子選手(腕に障害のあるクラス/世界1位)

▼亀山楓選手(腕に障害のあるクラス/世界4位)
▼杉野明子選手(腕に障害のあるクラス/世界ランキングなし)

 

男子ダブルスは、車いすのクラスの村山選手と梶原選手のペア(世界3位)

 

梶原 選手(左)、村山 選手(右)のペア

 

女子ダブルスの代表は2組です。
▼車いすのクラスの里見選手と山崎選手のペア(世界1位)

 

山崎 選手(左)、里見 選手(右)のペア


▼腕や足に障害のあるクラスの伊藤則子選手と鈴木選手のペア(世界3位)です。

 

伊藤 則子 選手(左)、鈴木 選手(右)のペア

 

混合ダブルスは、腕や足に障害のあるクラスの藤原選手と杉野選手のペア(世界12位)です。

 

藤原 選手(左)、杉野 選手(右)のペア

エースは2冠を狙う

このうち、日本代表で最も注目を集めてきたのが里見紗李奈選手です。

 

 

まだ23歳の若手ですが車いすのクラスではシングルスとダブルスでともに世界ランキング1位です。2種目で金メダル獲得が期待されている、日本のエースです。

 

里見選手の強みは、バドミントンの選手時代に培ったシャトルコントロールとそのショットの強さです。競技をはじめて2年あまりで臨んだ2019年の世界選手権は、初出場ながらシングルスで金メダルを獲得し一躍世界の注目を集めました。

 

 

コロナ禍では苦手としていたチェアワークの向上に取り組み、精度の高いショットに車いすさばきが加わりさらにレベルアップしました。

 

ダブルスでペアを組む山崎選手とはポジションを自在に入れ替えるローテーションの向上に取り組んでいて連携プレーの向上に磨きをかけてきました。開催国のエースとして東京大会ではどのような活躍を見せてくれるのか注目です。

トップ争い続けたベテラン

腕に障害のあるクラスで長年世界のトップ争いを続けてきた、シングルスで世界ランキング1位の鈴木亜弥子選手も金メダル候補です。

 

 

鈴木選手はこの種目で世界選手権を2009年、2017年と2回優勝した実力の持ち主で、世界のトップを中国のライバル選手と長年争ってきました。

 

34歳のベテランで世界選手権を制したのち、一度は現役を引退しました。その後、パラリンピックへの採用が決まったため出場を目指して再びコートに戻りました。粘り強いプレースタイルが持ち味で、懸命にシャトルを追う姿や、ラリーの中で緩急をつけたりコースを突いたりする巧みなプレーは世界クラスです。

 

 

2019年の世界選手権決勝では惜しくも中国の選手に敗れましたが、東京大会では雪辱を誓ってフットワークをいちから見直してきました。初優勝がかかる大舞台で長年のライバルとの大一番が期待されます。

ルールも同じでわかりやすい

パラバドミントンのルールはオリンピックのバドミントンのルールと基本的に同じです。

 

 

1ゲーム21点方式で最大3ゲームを戦い先に2ゲームを先取したほうが勝ちとなります。ラケットなどの使う道具やネットの高さも同じですが、唯一の違いはクラス分けに応じてコートの使用範囲が変わることです。

 

 

クラス分けは、障害の程度に応じて車いすのクラスが2つあるほか、立ってプレーするクラスでは腕や足、低身長など4つに分けられます。このうち、車いすのクラスと足の障害の比較的程度の重いクラスのシングルス種目だけが、移動の制約が大きくなるためコートを半面しか使いません。

 

義足や車いすを巧みに使いこなしながら、障害を乗り越えた選手たちの躍動感あふれるプレーが魅力の新競技です。

 

パラバドミントンの最新情報は特設サイトで!

この記事を書いた人

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酒井 紀之 記者

スポーツニュース部記者
バドミントン担当。

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