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スケート ショートトラック・長森遥南スケートでもゴルフでも!“二刀流”で世界に挑む

2020-02-03 午後 0:00

長森遥南(ながもり・はるな)選手、17歳。ユース五輪でスケート、ショートトラックの日本代表に選ばれた高校2年生です。成長の理由は、なんとゴルフとの“二刀流”!?どういうことなのでしょうか。

持ち味は“攻めのスタート” 強さの秘密は…

 

神戸市の高校2年生、長森選手。今シーズンはジュニアの大会で大活躍し、1月にスイス・ローザンヌで開催されたユース五輪代表に選ばれました。

強みはスタート。一気に先頭に飛び出して、そのまま逃げ切る「先行逃げ切り」が勝ちパターンです。

長森遥南選手

本当に楽しいです。一番前に出れば本当に楽なレースができるので、そこを人よりも速くするっていうのが、一番速くなるのにてっとりばやいと思っています。

 

なぜこんなにスタートが速くなったのか。その秘密は・・・。

 

 

ゴルフにあるといいます。ベストスコアは『68』。県予選を勝ち抜いて全国大会に出場するほどの腕前です。

学校が終わると、まず夕方にゴルフの練習。そして夜にショートトラックの練習を行います。“二刀流”を続ける中で、ショートトラックのスタートの時の緊張感は、ゴルフの『パット』に通じると気づいたといいます。

長森遥南選手

バーディパットが一番緊張します。(それに比べればスケートのほうが)まだマシな方です。

ゴルフって1球じゃないですか、何回も打てるわけじゃないからその集中とメンタルはすごいスケートに生かされているなと思います。

課題は『勝ちパターンを増やすこと』

今、長森選手は『勝ちパターンを増やすこと』に取り組んでいます。得意のスタートでミスをして先行逃げ切りに失敗すると気持ちを立て直せず、実力を発揮しきれないレースがあったからです。

コーナーワークや相手との駆け引きに磨きをかけようとしてきた長森選手。ここでも意識しているのは『ゴルフから学ぶこと』でした。

 

長森遥南選手

ゴルフでいうとOBを打ったあと絶対ダブルボギー以下に抑えなくちゃいけない。
慌ててもそこは落ち着いてやろうと思います。それもスケートと一緒で臨機応変にすぐ動けるかが大切だと感じています。

初の国際大会、結果は…

1月、長森選手は初めての世界の舞台となるユース五輪に出場しました。二刀流で磨いてきた技術と精神力を試す絶好の機会でした。

長森遥南選手

どれだけ戦略の幅を広げられるかが本当に楽しみで、どう何をプラスにしたら成長できるかというのを探しに行くのが楽しみです。

 

得意とする500メートルの準々決勝。2位以内に入れば準決勝に進出できます。長森選手は得意のスタートでトップに立てず、得意の「先行逃げ切り」のパターンに持ち込めませんでした。

 

ユース五輪ショートトラック 500m

 

それでも我慢強く滑り、2位につけます。ところが最後のコーナーでコース取りが甘くなり、韓国の選手に抜かれてしまいます。結果は準々決勝敗退。悔しさを滲ませながらも今後の課題をはっきりと感じていました。

長森遥南選手

スタートでうまくいかなくても、最終コーナーまで相手のコースを塞ぎながら滑ることができて、世界の選手と対等に戦うことができたと感じました。

レースの最後の部分でコース取り、インに攻め切ることができなかったところがあるので、そこを改善していきたいと思います。

 

 

今後もショートトラックとゴルフの二刀流を続けるという長森選手。「どちらの競技も楽しいから苦にはならない」とさらりと話していました。

ショートトラックでの目標はオリンピック出場、ゴルフはプロになること。長森選手の挑戦をこれからも見つめていきたいと思います。

鬼澤昌秀

スポーツ情報番組部ディレクター。高校時代は野球に打ち込む。前任の神戸局では阪神・淡路大震災に関する取材を続けた

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