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車いすラグビー 初めての金メダルを目指して 東京パラリンピックに挑む

2021-08-17 午後 07:40

初の金メダルをめざす

車いすラグビーの日本代表は前回のリオデジャネイロ大会でパラリンピックで初めてのメダルとなる銅メダルを獲得しました。自国開催の今大会では初の金メダルをめざします。

 

リオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得

 

車いすラグビーは「マーダーボール」とも呼ばれ、激しい接触プレーが魅力です。男女混合の競技で手足などに障害がある選手が1チーム4人で戦います。

 

タックルは時に車いすが浮くほどの衝撃でラグビーと言いながら前にパスすることもできます。ボールを持った選手がゴールラインを越えると1点となります。

 

 

選手は障害の程度によって0.5から3.5まで7段階にクラス分けされていてコート上の4人の合計を8点以内にとどめる必要があります。女性選手は1人入るにつき、持ち点の上限が0.5加えられます。

日本代表選手は12人

東京大会の日本代表は、こちらの12人です。

 

(左上から時計回り)倉橋 香衣、長谷川 勇基、今井 友明、乗松 聖也、小川 仁士、若山 英史の各選手

 

(左上から時計回り)中町 俊耶、羽賀 理之、池 透暢、橋本 勝也、島川 慎一、池崎 大輔の各選手

 

倉橋選手は、車いすラグビーで初めて女性選手としてパラリンピックに出場します。

 

倉橋 香衣 選手

 

障害が最も重いクラスですが、相手の動きを先読みしたブロックや味方の進路を確保するためのポジション取りのうまさに定評があります。派手さはないものの、縁の下の力持ちとして攻守でチームを支える倉橋選手のプレーに注目です。

 

そして、日本の最大の強みは「ハイポインター」と呼ばれる障害が軽いクラスに世界トップレベルの選手が複数いることです。

 

(左から)池 透暢 、池崎 大輔 、島川 慎一 の各選手

 

いずれも3点のクラスで池選手、池崎選手、島川選手の3人はリオデジャネイロ大会での銅メダル獲得の原動力となりました。

 

正確なパスで攻撃を組み立てることが得意な池選手に圧倒的な突破力で得点を量産する池崎選手。島川選手は3人の中で最も経験が豊富です。日本は強豪相手にも、この3人を交互に投入することで、どの時間帯でも高い得点力を保てます。

最大のライバルはオーストラリア

 

世界ランキング3位の日本にとって最大のライバルになるのが世界1位のオーストラリアです。世界ナンバーワンの呼び声高いライリー・バット選手を擁してリオデジャネイロでパラリンピック2連覇を果たしました。

 

2018年 世界選手権決勝 ライリー・バット選手(左)と池選手(右)

 

日本は3年前の世界選手権で、そのオーストラリアに勝って初優勝を果たしましたが、2年前(2019年)の国際大会では惜敗するなど、常に競り合っている状況です。

 

その後、守備でのフォーメーションやセットプレーなど細かい連係の強化を続けてきた日本。宿敵を攻略して初の金メダルを獲得できるか注目です。

 

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この記事を書いた人

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金沢 隆大 記者

平成24年 NHK入局

広島局、大阪局を経て、スポーツニュース部。パラリンピック担当。

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