特集 羽生&宇野 表彰式直後のインタビュー全文

祝!ピョンチャンオリンピック フィギュアスケート男子シングル 金メダルの羽生結弦選手と銀メダルの宇野昌磨選手の勝利インタビューです。
"右足に感謝" 羽生結弦選手
ーー おめでとうございます。
ありがとうございます。
ーーどんな気持ちですか、聞かせてください。
とにかく本当にもうたくさんの方々がサポートしてくださって。なんとかこうやって、まず滑ることができたんで。この会場で滑ることができて、ホっとしているのと。
あとは本当に自分がやりきれたなと思うくらいの演技ができたことがまず、よかったんじゃないかなと思います。
ーー演技直後の「わっ」とほえた、あそこにいろんなものが凝縮されているようにみえましたが?
とにかく右足が頑張ってくれたなと思いましたし、けがのことについてでも、もちろんけがのせいで練習できなかったところとか、そういうところも含めていろいろたくさんの方に心配かけたと思います。
そういった意味でいままで以上の応援があったと思いますし、そういうサポートがあったと思うので、そういうものに本当に恵まれていたなと思います。
ーー直後に右足触っていましたよね、あれは痛みですか?
いや、感謝です。感謝の気持ちだけです。
ーーこの姿っていうのはピョンチャン入る前は自分の中でどれだけイメージできていたのか。怖さ、不安とか戦っていたんじゃないですか?
まず(演技)構成が定かじゃなくて、構成どうですかとずっと質問されていたんですけど。自分自身もなんかどういう風にしたらいいのか、ベストなのか分からなくていろいろと悩んでいたんですけど。
だからこそフリーのほうはイメージしづらかったところもあって、ただこうやって最終的に集中して跳びたかったジャンプは跳べているので、とにかくよかったと思います。
ーールッツよくこらえましたよね。
もう右足に感謝しかないです、はい。
ーーこれでまたこれからの4年間、またオリンピックチャンピオンになります。思いとみなさんにもぜひメッセージ伝えていただきますか?
そうですね、本当にここまで来るのにたくさんの方々に支えられながら生きてきました。本当にスケートだけじゃなくて、こうやって羽生結弦としてたくさんの方々に育てていただいたことを本当に感謝します。ありがとうごいます。
ーー本当におめでとうございます。
ありがとうございました。
"失敗して笑えてきた" 宇野昌磨選手
ーー攻める宇野選手らしさというのが存分に感じる演技だったんですけどもご自身ではどういう風に振り返りますか?
そうですね、1個目のジャンプを失敗しても焦らず次のジャンプちゃんと跳ぶことができましたし、最後まで練習してきたことを十分に出せたんじゃないかなと思います。
ーーオリンピックの舞台でしかも最終滑走、きのうのショートは気持ちが高ぶってしまったという風に話していました。きょうはどうだったんですか?
きょうの出だしの滑り出しは、全然滑っていないという感触で、なのでできない可能性のほうが高いなとは思っていたんですけども、練習してきたことが、どんな状態でも跳ぶという練習をしてきたことがこの試合につながったんじゃないかと思います。
ーー迎えた状況というのはわかっていましたか?どういう形で今、自分が最終滑走になっているかというのは…
僕はもう全部見ていたので、自分がどのような演技をしたらどの位置に行くかというのは大体わかっていて、もし1位になるとしたら、僕がもし完璧な、本当に完璧な演技をしたら点数的に1位になれる点数だったんですけども。1個目のループを失敗した時点で、ちょっともう笑えてきました。
ーーそこまで冷静だったんですか?
そうですね。1個目の失敗をした時点で、あぁもう頑張ろうって思って焦ることはなく、笑いがこみ上げてきました。
ーー初めて立った4年に1度のオリンピックの舞台、改めてこの後、表彰式もありますけどどんな気持ちですか?
この後、表彰式?
ーーセレモニーが夜あります。
でもそんなになんか特別な思いはやっぱりなかったですね、最後まで。
ーー最高の勝負、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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