特集 羽生結弦「この一瞬のために人生を賭けてきた」~金メダルへの4分30秒~
フィギュアスケート
2018年2月18日(日) 午後0:00

今回のフリーでは最初の4回転サルコーのことしか考えていなかったですね。6分間練習や朝の練習では、どうも決まらないなと思っていたので、少し不安でした。だから、決まって安心しました。
3回転ルッツ 踏ん張った!
――しかし、後半の3回転ルッツでは…
足首の曲がり方が、怪我をしてしまったときと同じで…。よく耐えたと思います。自分の足首と、みんなの“立ってくれ!”という思いに感謝したいです。
――ところで、怪我の間はどのように過ごしていたのですか?
ひたすら考え、イメージを高めていました。あとはリハビリの仕方や筋肉の使い方を研究・勉強していました。倒れそうになりながら、頑張ったつもりです。
演技終了 叫んだ!
――そして、演技終了。何か叫んでいましたが…
勝ったー!って言っています。何回か言ってます。映像を見ると、めちゃはしゃいでますね。フリーで失敗した4年前に比べてメンタル部分が強くなり、緊張をコントロールすることができた、自分を乗り越えることができた、と思ったのです。
今回は怪我もあったので、今はとても幸せです。素直にスケートをやってきて良かった!と思える瞬間を味わっています。この幸せのために、人生を賭けてきているので。
――今後のことですが…
今はとにかく嬉しいので、あまり先のことは考えずに足首をゆっくり治します。
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