ストーリーパラスポーツ

国産の技術でメダルを狙え!チェアスキー

2018-03-09 午後 0:00

メダルの期待がかかるアルペンスキー。

時速100kmを超える滑りを支える日本の技術がありました。

サスペンションに注目!

 

座って滑るクラスのチェアスキー。もっとも大切なのが、サスペンションと呼ばれるバネです。

時速100kmの衝撃を吸収する“ひざ”の役割を果たします。自動車などにも使われている部品で、ここに日本の技術が生かされています。

悔しさを“バネ”に磨いた技術

日本代表選手のサスペンションの設計を担当しているのは、自動車部品メーカーの工場に勤める石原さん。

 

 

前回のソチ大会では、石原さんのサスペンションは、選手の動きに対する反応速度が遅いとして採用されませんでした。

今回、その悔しさをバネに改良を加えたのは、3つのネジです。

 

 

このネジを微調整することで、衝撃を吸収する速度跳ね返る速度を変えることができます。

選手の要望や雪質などの状況変化に、きめ細かく対応するためです。

石原さん

レベルの高いものを仕上げるところまではきたのかなと思います。

選手には100%滑りに集中できる状態でスタート台に立ってほしい。

選手自ら開発に乗り出す

世界選手権などあらゆる大会を制した日本のチェアスキーの第一人者、森井大輝(もりい・たいき)選手

今回のパラリンピックでは、過去4大会で届かなかった金メダルを狙います。

 

ソチ大会でも金メダルに届かず

 

金メダルまでのあと一歩をどう埋めるかー。

ソチ大会後、森井選手は自動車メーカーに入社し、新たなチェアスキーの開発にみずから乗り出しました。

自動車技術を結集!

 

開発には12人のエンジニアが集まり、持てるノウハウのすべてをつぎ込んできました。

 

軽量化したフレーム

 

足を覆うカウルの空気抵抗を減らす

 

操作性を実現するため、フレームを1kg以上軽くしたり、車の測定技術を生かして、足を覆う部品も空気抵抗を少なくする形に変えました。

ミリ単位まで粘る心

 

滑りの基本は、体の重心の位置です。シートの位置をミリ単位で動かして、バランス良く滑れる位置をとことん追求します。

チェアスキーに込められた国産の技術とエンジニアの熱い思いが選手を支えています。



※こちらは、2018年3月9日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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