ストーリーパラスポーツ

メダル獲得のために!選手とともに戦う人々

2018-03-15 午後 0:00

ピョンチャンで奮闘するクロスカントリーとバイアスロンの日本選手たちを陰で支える人たちを紹介します。

メダルの陰に“ワックスマン”あり

 

 

「ワックスマン」とは、選手の使うスキー板に塗るワックスを扱う専門家。佐藤勇治さんは、過去4度のオリンピックにワックスマンとして参加し、 メダル獲得に貢献しています。

 

 

スピードを上げるためにワックスを使うわけですが、温度や雪質に合わせて、滑りを良くしたり、逆に踏ん張れるよう滑りをなくしたりと、条件に応じて様々な工夫をします。その調整はワックスの組み合わせで行いますが、そのために用意したワックスはなんと100種類以上!

佐藤さんは、豊富な経験と高い技術力を買われ、3年前にクロスカントリー・バイアスロンのチームに入りました。日本代表の選手たちも、佐藤さんの技術に全幅の信頼を寄せています。

 

新田佳浩選手(クロスカントリー男子1.5キロスプリントクラシカル 立位)

新田選手

レースに出るときに、この板滑るかな?このグリップワックス止まるかな?っという不安がない。そういうワックスマンが勇治さん。

環境だけでなく、障害に応じてワックスを選ぶ

選手の障害に応じたワックス選びが、重要な要素になるのが障害者スキーの世界です。

 

阿部友里香選手

 

左腕に障害がある阿部友里香選手。右足を後ろに蹴り出すときに、腕の反動をいかすことができないため、なかなか力が入りません。

そこで佐藤さんは、右のスキーの方が、より踏ん張りが効くワックスの種類を使い、塗り方も工夫しました。障害の特性をつかんで、選手が最高のパフォーマンスを引き出せるようにと、選手とのコミュニケーションを密にするよう心がけています。

天気を読んでメダル獲得にいかす

 

気象状況を的確にとらえることで、選手を支えている人もいます。 

気象予報士の内藤邦裕さんです。
内藤さんは、気温や風速などを30分ごとに分析し、レースの時の雪の温度を正確に予測、日本代表チームに最新の情報を伝えています。

 

 

監督が練る戦略も、内藤さんの情報に基づいています。

 

ワックスマンの佐藤さんも大助かり。勝敗の鍵を握るワックス選びにも内藤さんの情報は役立てられています。

 

新田選手の銀メダルに大きな貢献

3月14日、新田佳浩選手が登場したクロスカントリースキー。内藤さんは、遠くから温度が分かる機械を駆使して決勝直前まで雪の温度を確かめました。

 

 

内藤さんの情報をもとに、決勝戦には、最高のスキー板が新田選手のもとに届けられました。

 

 

テンポ良くスキーを滑らせていった新田選手。結果は銀メダルとなりましたが、持ち前の技術を十分に生かした滑りをみせました。

 

 

個人種目であっても、メダル獲得に必要なのは優れたチームワーク。たくさんのスタッフが選手の活躍を支えています。



※こちらは、2018年3月15日に公開された記事です。内容は公開時のものとなります。

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