ストーリーパラスポーツ

華麗な足技が魅力!”足のボクシング” パラテコンドー

2021-07-13 午前 11:25

韓国の国技として知られる、蹴り技が特徴的な格闘技「テコンドー」。その障害者スポーツが「パラテコンドー」です。2009年に初の世界選手権が実施され、東京大会からパラリンピックの正式競技に採用された新しい競技です。

八角形のコートが白熱するカギ!?

パラテコンドー競技は、腕に障害のある選手が戦います。

 


男女それぞれ体重別に3つの階級に分かれ、1対1で対戦!

 

 

試合が行われるのは一辺3.3mの八角形のコートです。

 

 

実はこのコートはもともと正方形でしたが、スペースを利用して逃げ回る選手がいたため、四隅をカット!八角形にしたところ試合が白熱することが発覚しました。

 


 


試合は1ラウンド2分を3ラウンド。
ダウンして10カウントを取られればその時点で負け。しかし、ほとんどの場合は攻撃でのポイントで勝敗が決まります。

 


試合終了時に、獲得している得点が高い選手の勝利!

蹴ればいいだけじゃない! 華やかさも問われる攻撃

パラテコンドーではどんな攻撃がポイントとなるのでしょうか?

 


一般のテコンドーでは、パンチもキックも決まればポイントになりますが、パラテコンドーでは、キックのみ!また、ヘッドギアをしている頭への攻撃は禁止されていて、「胴体への蹴り」だけが得点となります。

 


選手は胴体にセンサーが内蔵されたプロテクターと、電子ソックスを身につけています。

 


バチっと当たればセンサーがビビッと反応!

 


ただし、得点は蹴りの種類によって違うため、そこは審判が目で見て判定します!

 


基本の蹴りは2点。

 


180度のひねりを加えた後ろ回し蹴りは3点。

 


そして、360度の回し蹴りは一気に4点。華やかな回転技になるほど高得点になります!

華やかの極み!360度回し蹴りってどうするの?

 

そんな華やかさも重視されるパラテコンドー。ここで高得点の360度の回し蹴りのやり方をみてみましょう。

 


①左足を引き、右足を軸に回転をします。

 


②今度は、軸足を左に変え右足で強く蹴ります。

 

文章では簡単に見えますが、女子には特に難易度が高く、稀にしか見ることができません!
ぜひ周りに注意しながら、チャレンジしてみてくださいね。

手で、足で!相手を惑わし勝利をつかめ!

最後に、試合はどのように行われるのか見ていきましょう。

 


パラテコンドーでは先手必勝ではなく、相手との間合いを図りながら徐々に仕掛けていくのが基本。
軽く蹴ったり、自由に動く手でパンチしたりしながら間合いを図ります。

 


「あれ?手も使っていいの?」と思いましたよね。実は、得点にはなりませんが、パンチをすることは禁止されていません。
距離を図ったり、相手をひるませて試合を有利に進めることにも使われます。

 


また、パラテコンドーでは、相手がどうしてもガードが弱くなる、障害を持つ方の手を狙うのが鉄則!
狙われる相手は、そこからカウンターで仕掛けるなど、高度な駆け引きが繰り広げられます。

 


ちなみに、リードしている選手が勝利のために逃げ続けると審判から「警告」が入り、相手に1ポイント与えてしまうので注意!積極的に攻める姿勢が大事です。

 

 

ダイナミックかつ、華麗な足技とスピード感が魅力のパラテコンドー。選手それぞれの障害の状態が違うため、攻撃の仕方や防御の取り方など、違いが見られるのも特徴です!ぜひ、この迫力ある競技をご覧になってみてはいかがでしょうか。

関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス

RANKING人気のトピックス

アクセス数の多いコンテンツをランキング形式でお届け!