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150㎞/hの球が飛び交う!世界中で人気の車いすテニス

2021-07-09 午前 11:50

車いすに乗ってテニスを行う障害者スポーツ「車いすテニス」。
日本には、国枝慎吾選手など多くの有力選手が存在しています。一瞬の判断で、車いすを巧みに動かし球を打ち返す、白熱した戦い。世界中でも人気を集める車いすテニスに注目してみましょう。

ルールは一般のテニスとほぼ一緒!

車いすテニスは、元々レジャーとして楽しまれていましたが、1970年代に競技として確立しました。現在では名だたる国際大会に車いす部門があるほど、とっても人気があるスポーツ!

 

 

選手は「男子」「女子」「クァード」の3つのクラスに分かれます。
「クァード」は、下肢に加え上肢にも障害がある人のクラスで、男女混合。電動車いすの使用も許可されています。

 

 

車いすテニスには、一般のテニスと同様にシングルスとダブルスがありますが、今回はシングルスを取り上げます。

 

 

車いすテニスは、コート・ネットの高さ・ラケットも一般のテニスとほぼ同じものを使用します。ルールも大体同じで、唯一異なる点は、返球は、2バウンドまでOKということのみ!

 

 

そんな一般のテニスと変わらない環境で競技するため、車いすにはいくつか特徴があります。

 

 

通常の車いすとは違い、上半身が自由に動かせるように背もたれが低くなっています。
そして、タイヤはハの字になっていて、簡単に回転できるようになっているんです。

 


さらに、バランスを崩して倒れないよう、車いすの前後に転倒防止のタイヤ付き!
選手が全力を出して戦える工夫が施されています。

わざとふわっと打つ!?車いすならではの戦略

 

車いすテニスの勝負は、3セットマッチの2セット先取で勝利。
サーブは上半身のみで打つにも関わらず、世界のトップ選手レベルだと150㎞/hものスピードです。

 

 


車いすテニスは、ボールを左右に動かし相手の体力を消耗させるというのが基本の戦法
それに対抗するべく、相手側はボールを打った後、すぐに中央に戻り相手がどこに打ってもいいように備えます。

 


内側のタイヤにブレーキをかけ、外側のタイヤを強くこぐことで、素早く旋回することができます。上級者は、身体の体重移動だけで回ることができるのだとか!

 


もう一つの戦法は、バックサイドばかり攻める戦法
一般のテニスでは、バックハンドは腰の回転を使うことで強い球を打つことができます。しかし車いすテニスでは腰の回転が効かないため、強い返球がしにくく、相手のミスを誘うのに効果的な戦法なのです。

回転でコントロール!勝利のカギは“落ちるボール”

そもそも、テニス選手の強烈な打球はなぜアウトにならないのか気になりませんか?

 

 

それは、「トップスピン打法」を利用しているからなんです。

 


トップスピン打法とは、ボールの上部分をこするように打ち、ドライブ回転をかけることによって、放った打球を相手コートで急激に落とすことができるんです!

 

逆に、ボールを高くふわっと上げて打つ「ロブショット」という打法もあります。

 

 


相手選手の前で高くバウンドさせるこの打法は、ジャンプのできない車いす選手には、とても有効な一手!

 


一般のテニスと変わらない環境で、白熱した戦いが繰り広げられる車いすテニス。日本は世界トップレベルの強い選手がいることから、強豪国と言われています。
日本の選手たちの活躍に期待が高まります!

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