ストーリー陸上

投てき競技のそっくりさん!砲丸投とハンマー投

2018-05-23 午後 0:00

陸上競技と言えば、走ったり、跳んだりする競技が目立ちますが、投てき競技も忘れてはいけません!

中でも砲丸投とハンマー投の、重い重い金属の球を遠くに投げるさまは圧巻です。

じつは、この2つの競技とっても似ているんです!

砲丸とハンマーは重さが一緒!

 

それではまず、二つの競技の基本から確認してみましょう。

 

砲丸投は、鋳物でできた球をどれだけ遠くに飛ばせるのかを競う競技。

 

ハンマー投は、ワイヤーでできた持ち手のついた球をどれだけ遠くに飛ばせるのかを競う競技です。

 

 

その球の重さと大きさが砲丸投もハンマー投も一緒!男子は7.26キロ、女子が4キロと規定されています(ハンマーはハンドル・ワイヤーを含む)。

 

男子のこの重さは、ボーリングの一番重い16ポンドと同じ重さ!そんなものを投げるなんて、想像するだけでも腕がプルプルしそうです。

 

 

球の大きさは男子が110ミリ~130ミリ、女子は95ミリ~110ミリ。これも一緒。

 

 

競技を行うサークルの大きさも7フィートと一緒です。

 


例えるなら結婚式会場の8人掛けの円卓くらいになります!
投てきの際、サークルから足がはみ出ると失格となってしまいます。

 

さらに、投げた記録が有効となるのは、34.92度をなす二つの線の内側(画像の緑の範囲)のみ!3回投げてもっとも長い距離が選手の記録となるというのも一緒なのです!

ボーリングの球をノーバウンドで当てる!?

 

砲丸投とハンマー投の基本が大体一緒ということがわかったところで、次はそれぞれの競技を探ってみましょう!まずは砲丸投げです。

 

スコットランドやアイスランドの農民たちが石を投げて飛距離を競った力比べが元になったと言われている砲丸投。

 

世界記録では23メートル以上も砲丸を飛ばすことができるのですが、20メートルを超えるというのは、ボーリングの一番重い16ポンドのボールを、ノーバウンドでピンに当てるのと同じことなのです!

 

 

突然ですが、砲丸投を想像してみてください。

 

 

多くの方が、深く身をかがめて、空中に押し出すのと同時に叫びながら砲丸を投げる姿を思い浮かべたのではないでしょうか。この投げ方を「グライド投法」を言います。

グライドとは「滑るような動き」と言う意味で、動きがシンプルなため、安定感が高く砲丸投では基本の投法とされています。

 

 

一方構えた後にぐるぐる回転する、「回転投法」で投げる選手もいます。難易度が高く安定感には欠けますが、勢いをつけることができます。

ぐるぐる回って遠心力を使え!ハンマー投

 

次は狩りの道具や武器がルーツとされている、ハンマー投です。

 

ハンマー投で大事なのは、なんといっても投げる前の動作です。頭の上でハンマーを回してから、自身も3~4回ほど回って投げ飛ばします。ハンマー投げの世界記録は86メートル以上!砲丸投の約3.7倍です。

 

ハンマー投のポイントとなるのが、ハンマーと反対側に体を傾ける「倒れこみ」という技術!回転時に体を傾けて遠心力を高め、より球を遠くに飛ばせるようにするのです。

 

なんとこの技術を編み出したのは、あの室伏広治選手のお父さんである室伏重信さん。欧米人との体格差を埋めるために開発したんだそうです!

「アーー!!」と叫んで記録を伸ばせ!

 

投てき競技を見ていると球をリリースする際に「アーー!!」と選手が叫びながら投げる選手が多いですよね?これはシャウト効果といい、投球の瞬間に叫ぶことによって、通常以上の力が出るという研究結果も出ているんです!

 

思いっきり叫んで記録を伸ばしてほしいですね!

投てき競技は思いやりの競技だった!

 

投てき競技では、サークルから足がはみ出るとファウルとなり、記録無効となりますが、中には投げ終わった後にわざと足を出す選手も…。

 

なぜかというと、不本意な投球だと思ったときに、不満足な記録を残したくないだけでなく、わざわざ計測しなくてもいいですよ、という運営側へのアピールなんだとか!

 

砲丸投もハンマー投も力自慢だけではない、とっても思いやりのある競技なのです!

 

 

今度ボーリングに行く機会があれば、投てき選手がどれくらい重いものを投げているのかを知るべく、16ポンドの球を持ってみてくださいね!

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