ストーリーサッカー

FIFAワールドカップ 悔しさと喜びの日本代表20年史 -前編-

2018-06-04 午後 0:00

世界中の人々が注目するサッカーW杯。選手もサポーターもときにはタコにも!?サッカーW杯では毎回数々のドラマが繰り広げられています。

【1998年フランス大会】ドーハの悲劇を乗り越えた 日本

 

日本が初めて本選出場を叶えた1998年のフランス大会。1994年アメリカ大会への出場をあと一歩のところで逃した「ドーハの悲劇」から4年、出場を決めるまでのアジア最終予選にもドラマが詰まっていました。

 

日本がW杯に初挑戦してから43年、挑み続けた夢の実現がかかったアジア最終予選。

 

 

初戦の対ウズベキスタンでは、ドーハの悲劇を経験したエース、三浦知良選手が4得点の活躍で大勝を収め幸先の良いスタートを切ります。

 

しかし、その後は苦戦しカザフスタン戦で引き分けに終わると、日本サッカー協会は当時監督を務めていた加茂周監督を解任し、新監督として当時コーチだった岡田武史氏を起用しました。

 

加茂周監督

 

しかし、その後3試合連続引き分けに終わると、国立競技場は怒りが収まらないサポーターたちで深夜にわたる騒ぎになったことも。

 

そんな状態の中行われた、アジア第3代表決定戦で日本が起こしたのが「ジョホールバルの歓喜」です。

 

FIFAW杯アジア第3代表決定戦 ジョホールバルの歓喜

 

前半は1点リードしたものの、後半で逆転を許します。しかし岡田監督の采配により2-2の同点に追いつき延長戦へ。

 

そして同点のまま迎えた延長後半13分に野人・岡野選手のゴールが決まり、3対2で勝利し、悲願の初出場を決めたのです!

 

決勝ゴールを決めた岡野選手

 

こうして決めたW杯初出場ですが、日本代表の象徴的存在だった三浦知良が本戦直前に代表落ち。 岡田監督はチームに帯同もさせず、日本に帰しました。

 

サッカーW杯フランス大会日本代表メンバーから外れ、帰国した三浦知良選手

 

日本中が注目したW杯でしたが、結果は3戦全敗。世界とのレベルの差を痛感させられました。

【2002年日韓大会】執念で勝ち取った、初めての勝ち点

 

2002年には、70年近いW杯の歴史の中で初めてとなる共同開催として日韓W杯が行われました。日本チームを指導したのは、フランスのトルシエ監督。

 

トルシエ監督

 

若い代表チームも指導し、守備で積極的にボールを奪い、素早く攻撃を組み立てるトルシエ監督の戦術は、シドニーオリンピックやアジアカップ、コンフェデレーションズカップでも結果を出しました。

 

日韓大会のメンバーに選出され、試合に向けて調整する秋田選手(左)と中山選手(右)

 

中山雅史選手・秋田豊選手のベテラン二人をサプライズ召集としてメンバー入りさせた日本代表チームは、前回も出場を逃した三浦知良選手や中村俊輔選手を落選とし、海外で経験を積んだ若い選手をチームの中心として臨みます。

 

そして迎えた本戦。初戦のベルギー戦で引き分け、W杯日本史上初めての勝ち点1を奪い、第2戦の対ロシアでは、ロシアの猛攻を凌ぎ、1-0で初勝利を収めると、その勢いのまま、チュニジアも下し日本は目標でもあった初の決勝トーナメント進出を果たしました。

 

チュニジア戦で先制点を決めた森島寛晃選手(左)と追加点を決めた中田英寿選手(右)

【2006年ドイツ大会】日本を青色に染めた「SAMURAI BLUE」

 

サッカー日本代表の愛称「SAMURAI BLUE」が生まれたのは、この2006年ドイツ大会。

 

 

大阪・道頓堀のくいだおれ人形が日本代表のブルーのユニフォームを着て応援するなど、日本のW杯に対する期待は年々高まっていったのがわかります。

 

そのSAMURAI BLUEを率いたのが、日本でも選手として活躍した経験のあるジーコ監督。

 

日本代表メンバー発表記者会見でのジーコ監督

 

「選ぶのは非常に頭が痛かった」とジーコ監督が悩んで決めた代表メンバーは、有力視されていた久保竜彦選手をコンディションの不安から落選させると、代わりに、巻誠一郎選手をサプライズ召集。また2002年で落選した中村俊輔選手が初出場となりました。

 

サプライズ招集された巻選手

 

初戦オーストラリアでは前半に先制点を奪うも、後半に3点を返され逆転負け。その後の対クロアチア戦では引き分けで勝ち点1を獲得し決勝トーナメント進出へわずかな望みをつなぎます。

 

しかし、優勝候補のブラジルには1点先制するも逆転負けを喫し、一次リーグ敗退となりました。

 

 

ピッチに倒れ込む姿が印象的だった中田英寿選手は1次リーグ敗退後、29歳という若さでの引退を電撃発表したのでした。

 

 

前編はここまで!後編では2010年南アフリカ大会から2018年ロシア大会の本選直前まで振り返ります!

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