ストーリーサッカー

FIFAワールドカップ 悔しさと喜びの日本代表20年史 -後編-

2018-06-04 午後 0:00

W杯の日本代表の歩みを振り返るこの企画。前編に続き、後編では2010年の南アフリカ大会から2018年ロシア大会の本番直前まで振り返ります!

【2010年南アフリカ大会】第2次岡田JAPAN!有力若手選手が世界を駆ける

初出場した1998年大会に続き、2回目の監督就任となった岡田武史監督が率いた日本代表。

 

4大会連続のW杯出場を決めたときの岡田監督

 

キャプテンを当時26歳の長谷部誠選手に任せると、海外で活躍していた本田圭佑選手や、内田篤人選手、森本孝幸選手など、有力な若手も集めたチームとしましたが、若手筆頭株と注目されていた香川真司選手は落選。矢野貴章選手と半年のブランク明けの川口能活選手が召集されました。

 

川口選手以外は最終予選の実績を重視した顔ぶれとなりました。

 

W杯日本代表が決定した際に配られた号外

 

初戦カメルーン戦では1-0で、国外で開かれるW杯で初めての勝利をあげますが、続くオランダ戦では残念ながら0-1と惜敗。

 

決勝トーナメント進出をかけたデンマーク戦。本田圭佑選手が30メートルの距離からフリーキックを直接決めて先制。さらには多くの人が本田選手のフリーキックだと思っていたところ、遠藤保仁選手がフリーキックを蹴りロングシュートを決めます。

 

 

その後1点追いつかれますが、最後は岡崎慎司選手が追加点を奪い、チームは2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めました!

 

日本の決勝トーナメント進出が決定し、東京・渋谷駅前で大騒ぎするサポーター

 

決勝トーナメント1回戦は対パラグアイ。前後半、両チームともに決め手を欠き、0-0のまま延長戦に入ると、そのまま今大会初のPK戦へもつれこみます。

 

日本は3人目の駒野友一選手のボールがクロスバーに当たって外したのに対し、パラグアイは5人全員が決めて日本は敗退となり、史上初のベストエイト進出とはなりませんでした。

 

 

PKを外してしまった駒野選手に相手チームのバルデス選手が声をかける姿も話題になりました。

 

ところで、このドイツ大会で注目されたタコの「パオル」を覚えていますか?ドイツの水族館で飼育されていたタコが、予想した8試合すべての勝敗を的中させた占いタコとして一躍人気者に。

 

 

パオルはその年の10月に死んでしまいましたが、なんと遺灰を納めた記念碑まで作られました。

【2014年ブラジル大会】史上最強のチームが魅せた 日本の力

 

優勝候補の筆頭でもあるブラジルで行われた2014年のW杯。未だ記憶に新しいザッケローニ監督が率いるザックジャパンとして挑みました。

 

ザッケローニ監督

 

海外でプレーする選手は過去最多の12人。代表発表の際に“サプライズ”とされたのは、2年以上代表から遠ざかっていた大久保嘉人選手。発表時には会場がどよめきました。

 

W杯直前の国際親善試合で決勝ゴールを決める大久保選手

 

2010年に監督を務めた岡田さんも「今までの日本代表で一番力を持っている」と期待し、サッカーファンの注目もひときわ集めていたのです!

 

そして迎えた本番。コートジボワールとの初戦では、先制点を奪うも逆転負け。続くギリシャ戦では引き分けに。

 

日本戦で4点目を決めたハメス・ロドリゲス選手

 

世界的に注目を浴びていたハメス・ロドリゲス選手を擁するコロンビア戦では1-4と敗れ、1勝もできずに1次リーグ敗退となってしまいました。

 

ブラジル大会では、選手以外にも日本人審判が注目されました。その方の名前は西村雄一さん。2010年の南アフリカ大会でも4試合担当しましたが、ブラジル大会では日本人として初めて開幕戦の主審を務めました。

 

 

ペナルティーキックの判定では激しい抗議を受けましたが、毅然と対応したことでも注目を浴びたのです!

【2018年ロシア大会】日本に激震が走った監督交代!はたして結果は…?

 

2014年ブラジル大会後、ロシア大会を目指して日本が招聘したのがメキシコ出身のハビエル・アギーレ監督。

 

 

しかし、スペイン1部リーグの監督を務めていた2011年5月の試合での、八百長への関与がスペインで報道されます。その後、スペインの予審裁判所が検索側の告発を受理した事実を受け、JFAは2015年2月3日にアギーレ監督の解任を発表。

 

そして、後任として選ばれたのがヴァイッド・ハリルホジッチ監督です。

 

 

「縦に速いサッカー」や「デュエル」という1対1の局面競り合いの強さをハリルホジッチ監督は求めました。

 

そして迎えた2016年9月11日W杯アジア最終予選の初戦・UAE戦はまさかの黒星。

 

決定力不足の露呈や持ち味であるはずの素早いパスワークで崩す攻撃がだせなかったこと、最終予選がホームアンドアウェー方式になってから過去5大会で初戦に敗れたチームが本選出場したことは過去にないという情報がメディアを通して流れるなど、6大会連続の本選出場へ向けて暗雲が立ち込めました。

 

しかし、第2戦のタイに2-0で勝利すると、第3戦のイラク戦、1-1で迎えた後半アディショナルタイム5分に山口蛍選手の劇的なゴールを決めて勝利!

 

山口蛍選手の決勝ゴール

 

その後の戦いに弾みをつけると予選第8戦終了時には首位に立ちます。勝てば本戦出場が決まる第9戦。運命の相手は強敵オーストラリアでした。

 

 

前半に浅野拓磨選手が先制点を奪うと、後半は攻め込まれる場面もありましたがディフェンダー陣の活躍により点を許しません!

 

そして、82分に井手口陽介選手が豪快なミドルシュートを決め、一気に本戦出場を引き寄せました。

 

決勝ゴールを決めた井手口選手

 

その後も必死の守りにより2-0で勝利!見事6大会連続のW杯出場を決めました!

 

 

しかし、その後の強化試合等で不安の残る戦いが続くと2018年4月9日、日本サッカー協会はハリルホジッチ監督との契約解除を発表。後任には技術委員長を務めていた西野朗さんが就任することになりました。

 

就任会見をする西野新監督

 

突然の解任劇に日本中が大騒ぎ!W杯まで残り2か月余りと、短い期間でのチーム再構築が求められることになりました。

 

 

予選からこんなにドラマティックなロシア大会。本戦でもきっと素晴らしいドラマが待っているはずです! そしてその舞台にあがる日本代表選手もついに決定!ロシア大会では一体だれが、どんなドラマを作ってくれるのか今から楽しみです。

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