ストーリーラグビー

ラグビー松橋周平「自分にしか出来ないプレーを」

2018-10-04 午前 0:00

日本で開かれるラグビーワールドカップまであと1年。いま日本代表入りを目指す選手にとっては、とても大事な時期を迎えています。特に、注目されているのが攻守の要となるフランカーのポジション。ここには外国人選手や大柄な日本人選手がひしめいています。

そこに割って入ろうとしているのが、松橋周平選手です。去年まで代表のレギュラーとして活躍していましたが、大けがを負い、1年近く、リハビリに励んでいました。代表復帰に向け、自分にしか出来ないプレーを磨いています。

22歳で日本代表デビュー

 

大好物は、厚切りのロースカツカレー。松橋周平選手、24歳です。試合の2日前、勝利を誓って食べるげんかつぎです。

 

松橋周平選手

カツカレー食べて勝つぞ、みたいな。シンプルですけど大事ですよね。

 

松橋選手が所属するのは、トップリーグで上位進出を目指す、リコーです。身長は1メートル80センチと同じポジションの選手に比べると小柄です。ひとたびグラウンドに立つとその体が躍動します。

 

松橋周平選手(右から2番目)  2017-18 トップリーグ 開幕戦

 

持ち味はボールを持ったときの動きです。小さな体をいかし、低い姿勢で、相手を引きずりながら前に進みます。その突進力がかわれ、22歳で日本代表デビューを果たしました。

W杯を前に全治8か月の重症

しかし、ワールドカップまで2年をきった、去年10月でした。相手選手に押し込まれ、右ひざの前十字じん帯を断裂。全治8か月の重症でした。

 

松橋周平選手(写真中央)

松橋周平選手

大体1年プレーできないというのは、すぐわかっていましたし、となるとワールドカップの出場のチャンスがかなり遠くなるな。ショックというか、焦りが不安が一気に来ましたね。

 

松橋選手は手術を決断します。ラグビーを始めた時からの目標だったワールドカップ出場を果たそうと、さらなる成長を誓いました。

「ラグビーにすべてを注ぐ」

ことし4月、松橋選手はプロの道を選び、厳しい環境に身を置きます。トレーナーと契約を結び、新たなトレーニングを始めました。

 

 

重点的に鍛えるのは、体幹。相手とぶつかっても体勢が崩れないようにするためです。休日返上で黙々と取り組みます。

 

 

松橋周平選手「いい、いいよ」。

 

ーーいいと言うのは?
 
松橋周平選手「できている」。

 

ーー手応えは?

 

松橋周平選手「あります」。

このトレーニングの先にあるのは、代表復帰を近づける新たなプレー。それが、体勢を崩しながらボールをつなぐ、オフロードパスです。

 

 

相手の正面をずらして当たり、パスをして、チャンスを演出するというもの。

 

 

 

 

相手にタックルをされながらパスをするため、体のバランスが必要になるのです。

 

松橋周平選手

周りを生かさなきゃいけない時は絶対あると思うので、それをすることで、僕の幅プレーの幅は増える。そうすると相手は嫌ですよね。

 

ーーそれが代表への近道?

松橋周平選手

(近道に)全然なると思います。代表もそこを求めている。

小さくても負けてない

8月から始まったトップリーグ。松橋選手にとって、代表入りをアピールをする最後のシーズンです。この試合、果敢に相手に攻め込みます。そして、練習を重ねてきたオフロードパスでチャンスを作り出しました。

 

フル出場し、勝利に貢献した松橋選手。試合で最も活躍した選手に選ばれ、代表復帰に手応えをつかみました。

 

松橋周平選手

僕自身はちっちゃくても、その人たちより負けていない。だからまっすぐ行く時も負けませんし、小さいなりにうまくずらして前に行く。こういう使い分けが大きい人たちよりできる。そこがW杯への出る道だと思っているので求め続けます。

 

松橋選手以外にも、代表入りを狙う選手は多くいます。これから、どんな代表争いが待ち受けているのでしょうか。あと1年、目が離せません。

 

太田竣介

スポーツ番組部(おはよう日本)PD

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