ストーリー野球

オリックス 宮城大弥 2年目の進化の秘けつは

2021-06-02 午後 06:20

今シーズン、オリックスの先発陣を引っ張るのが高校卒業2年目の19歳、宮城大弥だ。

 

ことしは初めて開幕ローテーション入りを果たし、ここまで開幕から負けなしの5連勝。抜群のコントロールで防御率は2.32とリーグトップに立っている。その進化の秘けつに迫る。(成績は5月31日時点)

 

宮城 大弥 投手

純粋にうれしいです。これからも勝ってチームに貢献していきたい。

 

3月27日 7回2失点で今季初勝利

 

宮城は3月27日の開幕2戦目に今シーズン初先発。7回2失点の好投でチームに初勝利をもたらした。この試合で成長した姿をみせたのが、昨シーズンのホームラン王、西武の山川穂高との対戦。4回の打席で、ストレートやスライダーを交えて追い込むと、最後は緩いカーブで三振を奪った。

 

宮城 大弥 投手

マウンドに上がる前は緊張しましたし、大丈夫かなと思う場面もありましたが、まっすぐも強さがあって、変化球も緩急をつけて自分らしい投球ができました。

 

 

今シーズン、進化を遂げた要因はアウトコースのコントロールだ。

 

もともとインコースを得意としていて、アウトコースに自信がなかったという宮城。

 

宮崎キャンプではキャッチャーにアウトコースに構えてもらい、「50球のうち40球はアウトコースに投げていた」というほど、徹底的に磨き抜いた。

 

4月4日 8回無失点で開幕2連勝

 

4月4日の楽天戦では、球界を代表する浅村に対し、最後はアウトコースいっぱいのストレートで3球三振を奪ってみせた。

 

思い切ってアウトコースにボールを投げ込めるようになったことで、得意のインコースも生きてきて、投球の幅が大きく広がった。

 

5月26日 6回3失点で開幕5連勝

 

5月26日、宮城は初めて交流戦に臨んだ。DeNA打線に対し、持ち味のコースを突くピッチングを存分に発揮し、6回を投げて7個の三振を奪って3失点。

 

開幕から負けなしの5連勝をあげた。

 

実は、その5勝すべては相手の本拠地、ビジターであげている。その理由については・・・。

 

宮城 大弥 投手

ホームだと試合前の練習から投げるまでの時間が長く、考えてしまう部分がありますが、試合前の練習開始が遅いビジターは投げるまでの時間が短く、集中しやすく感じます。投球をいいものにしてチームに貢献したいです。

 

高校卒業2年目には、ロッテの佐々木朗希やヤクルトの奥川恭伸など、入団前から注目を浴びてきた選手がいる中、同期の中でダントツの成績をあげている宮城。今シーズンの目標はずばり新人王だ。

 

宮城 大弥 投手

最初はまったく意識していなかったんですけど、今のところ良い感じで来ているので、ひそかに狙っています。球界を代表するような、左のエースと言われたいんですけど、まだまだ達していないので、これからがんばりたいです。

この記事を書いた人

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伊東 健 記者

平成23年NHK入局。

神奈川県出身。福岡局や京都局を経て、大阪局スポーツでオリックスを担当。早稲田大学ラグビー部OBで、W杯で活躍した山中亮平選手と同期。ラグビーで培った突破力を取材で生かす。

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