ストーリー体操

体操 NHK杯 東京五輪代表をかけた激しい争いの行方は!?

2021-05-12 午後 09:00

東京オリンピック、体操の代表は、5月15日からのNHK杯で男女それぞれの団体メンバー4人のうち男子は2人、女子は4人全員が内定します。


オリンピック連覇がかかる男子団体は、4月の全日本選手権を制した19歳の橋本大輝選手を中心に激しい代表争いが見込まれます。

 

 

体操の代表選考は、全日本選手権で本格的に始まり、連覇がかかる男子団体はNHK杯の上位2人が団体メンバー4人のうちの2人に選ばれます。


NHK杯は、全日本選手権の予選と決勝の得点が、そのまま持ち越され、全日本選手権の上位選手が代表入りに優位な立場にあります。

 

 

19歳の橋本大輝選手は全日本選手権で予選7位から逆転で初めての優勝を果たしました。

 

冬の間に大幅に技の難しさを上げて優勝候補の1人とみられていましたが、予選では、あん馬で2回落下するなど複数の種目でミスが出て7位スタートでした。

 

それでも、決勝では、跳馬で世界最高難度の大技「ヨネクラ」を成功させるなど4種目連続で15点台の高得点をマークし、優勝しました。

 

競技日が1日だけのNHK杯でミスのない安定した演技をできるかが代表入りへのカギとなります。

 

 

橋本選手に、0.637の差で2位だったのが谷川航選手です。

 

跳馬では大技の「リ・セグァン2」を跳ぶなど跳馬や平行棒で15点台を獲得できる力があります。

 

 

さらに僅差の3位だったのが萱和磨選手です。

 

リオデジャネイロオリンピックのあと、安定した演技で日本を支えてきましたが、全日本選手権の決勝ではトップで迎えた最後の種目、鉄棒で片手が離れてしまうミスが出て、優勝を逃しました。NHK杯前の調整では、ほかの選手以上に集中して技の確認に取り組む様子が見られ、逆転で2位以内に入ることを目指しています。

 

 

4位の三輪哲平選手は、跳馬と鉄棒で高得点をマークできる選手で、初めての代表入りを目指します。

 

 

一方、全日本選手権の予選でトップだった18歳の北園丈琉選手は、決勝の鉄棒で落下し、右肘のじん帯を損傷するけがをしました。結果は6位で、NHK杯で、どういった演技を行うか注目されます。

 

男子は、NHK杯の後、6月の全日本種目別選手権までの結果から、団体の残りの2人と種目別に出場する個人枠で最大2人の代表メンバーが決まります。

 

内村航平選手

 

その種目別の個人枠では、鉄棒に専念した内村航平選手が全日本選手権でも圧倒的な演技を見せました。


大会後、技の細かい部分では、まだ磨けるところがあると話していて、全日本種目別選手権に向けてNHK杯で弾みのつく演技ができるかがポイントです。

 


一方、女子は、NHK杯の上位3人が団体メンバー4人のうちの3人に選ばれ、残る1人は女子強化本部長の推薦か、NHK杯の8位以内の選手の中から、先に選ばれた3人とチームを組んだ場合、チームとしての得点が最も高くなる選手が選ばれます。

 

 

女子はエースの村上茉愛選手が頭1つ抜き出た格好です。

 

村上選手は、全日本選手権では跳馬で大技の「チュソビチナ」を回避するなど確実な演技を重視して難度を落とした構成でしたが、それでも2位に2点近い差をつけて優勝。東京オリンピックに最も近い存在です。

 

 

全日本選手権2位の畠田瞳選手は決勝で、得意の段違い平行棒と跳馬で14点台をマークするなど安定した演技を見せ、NHK杯でも上位を目指します。

 

畠田選手と2点近く離れた3位の平岩優奈選手から、7位の畠田千愛選手までは、1.7ほどの差の中で、1つのミスで順位が大きく変わる状態となっています。

 

 

6位で、2大会連続オリンピック出場の寺本明日香選手は去年2月に左足のアキレスけん断裂の大けがをした後、時間をかけて状態を上げてきました。


これまで得意としてきた、ゆかが全日本選手権は予選、決勝とも12点台にとどまっていて、この種目の点数を上げることができるかが3大会目のオリンピックへのカギとなります。

 

女子の種目別、個人枠の代表は、ワールドカップの種目別で東京オリンピックの出場資格を獲得した選手がいた場合、その選手が代表に選ばれます。

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田谷 亮平 記者

スポーツニュース部 記者

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