ストーリー競馬

競馬 春の天皇賞 68年ぶりの牝馬勝利なるか!?

2021-04-29 午後 04:30

3200メートル。平地では国内最長のGⅠレース、春の天皇賞が今度の日曜日に行われます。

 

注目点の一つが、牝(めす)馬の走り。日本の競馬界では近年、アーモンドアイとリスグラシューが続けて年度代表馬に選ばれるなど、牝馬の活躍が目立ちます。

 

そんな中で、春の天皇賞は70年近く牝馬の勝利がありません。勝ったのは1953年のレダ1頭だけ。

 

そもそも長距離の春の天皇賞に出走する牝馬は少なく、ここ10年では出走168頭のうち牝馬はわずか6頭です。

 

しかし、今年はGⅠレースで好走した経験のある3頭が挑戦する予定。68年ぶりの牝馬の勝利はなるでしょうか。

カレンブーケドール “善戦ではなくタイトルを!”

 

5歳のカレンブーケドールは、これまでGⅠレースで2着が3回。

 

3歳で出走したおととしのジャパンカップでは、出走馬で唯一の牝馬ながら、GⅠ優勝経験のある複数の牡(おす)馬を相手に2着と健闘しました。

 

6回目の挑戦で悲願のGⅠ勝利を目指します。

 

管理するのは、国枝栄 調教師。アパパネとアーモンドアイで牝馬三冠を2回達成するなど、歴代4位タイのGⅠ通算19勝。牝馬の育成にも定評があります。

 

国枝 栄 調教師

 

初めて3000メートル以上のレースに臨むカレンブーケドールについて国枝調教師は「派手さはないがどんな条件のレースでも騎手との折り合いをつけて好走してくれる馬。今回の顔ぶれを見ると能力が飛び抜けた馬はいないので混戦になる。善戦ではなくタイトルが欲しい。68年ぶりの記録を作って欲しい」と意気込みます。

ウインマリリン “22歳のGⅠ騎手と共に”

 

先行力が魅力のウインマリリンは、4歳。

 

前走2500mの日経賞では、牡馬を相手に重賞2勝目をあげ、春の天皇賞の優先出走権を手にしました。

 

騎乗するのは、デビュー当初から、ウインマリリンに乗る横山武史 騎手。

 

横山 武史 騎手

 

デビュー5年目、先日の皐月賞で、自身初のGⅠ勝利を果たし勢いに乗る22歳です。

 

「ウインマリリリンの一番の強みは勝負根性。スタミナはあるので楽しみ」と期待を寄せる一方で「テンションが上がりやすいので折り合いをつけられるかどうかが鍵」とレースに向けた課題も口にしました。

 

横山騎手が春の天皇賞で騎乗するのは初めて。駆け引きが求められる長距離戦で、どう折り合いをつけながらレースを進めるのか、その手綱さばきにも注目です。

メロディーレーン “軽やかに”

 

その“軽さ”が、話題を呼ぶ5歳のメロディーレーンは2年連続の出走です。

 

去年の出走時の体重は340キロ。自らが記録したJRA・GⅠ最少体重出走記録に並ぶ軽さでした。出走した中で最も重い馬との差は実に172キロ。今年は何キロで出走するのか。軽やかな走りで去年11着からの巻き返しを狙います。

スタミナ自慢の牡馬が待ち受ける

牡(おす)馬も、長距離レースで活躍する顔ぶれがそろいました。

 

 

去年の菊花賞(3000m)で三冠馬コントレイルと接戦を演じたアリストテレス。

 

 

おととしの菊花賞馬ワールドプレミア。

 

 

前哨戦の阪神大賞典を5馬身差で圧勝した、ディープボンドなど、強力な牡馬が待ち受けます。

 

4歳以上の古馬にとって、最高の栄誉とされる第163回天皇賞。去年まで行われてきた京都競馬場が改修中のため、今年は舞台を阪神競馬場に移して行われます。

 

中継の模様はNHKプラスでも配信します。                

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小宮山 晃義 アナウンサー

平成18年 NHK入局 

名古屋局ー甲府局ー東京アナウンス室ー福岡局ーNHKグローバルメディアサービスー東京アナウンス室

 

スポーツ中継担当 サッカー、陸上、競馬、アルペンスキーなど

 

「好きな馬」 レインボーライン 

2018年天皇賞・春、GⅠレース10回目の挑戦で悲願の優勝。そのレースで負傷しその後引退、種牡馬に。前年に私が競馬取材を始めた頃、「どんな相手、条件でも粘り強く上位に食い込む馬」と先輩から聞き好きになりました。

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