ストーリーサッカー

あの感動をもう一度!なでしこジャパン W杯優勝&準優勝の軌跡

2019-05-27 午後 0:00

レジェンド・澤穂希を擁し、2011年優勝、2015年準優勝と2大会連続でワールドカップを席巻したサッカー女子日本代表。日本中を沸かせたなでしこジャパンの活躍を振り返ります。

日本中に元気を届けてくれた2011年ドイツ大会

2011年、東日本大震災により日本中が悲しみにくれるなか行われたドイツ大会。当時、なでしこジャパンへの注目度は今より低く、あの感動が待ち受けているなんて多くの人は想像さえしなかったことでしょう。

2011年7月1日  グループリーグ 日本VSメキシコ

メキシコ戦でハットトリックを決めた澤穂希選手

 

初戦のニュージーランド戦を2-1で勝利した日本。続くグループリーグ第2戦のメキシコとの対戦では、当時キャプテンとしてなでしこを引っ張っていた澤穂希選手のハットトリックを含む4-0で勝利し、決勝進出を決めました!

 

じつは澤選手、この時まで1年以上、日本代表では点を取っていませんでした。しかしこの大舞台での活躍に佐々木則夫監督(当時)は「ここぞというときに得点する偉大な選手だ」とたたえました。

 

さらにこのハットトリックで、澤選手は男女通じて日本代表としての通算最多得点記録を更新したのです!

7月9日 準々決勝 日本VSドイツ

ドイツ戦 決勝ゴールの丸山桂里奈選手

 

グループリーグを勝ち上がり、準々決勝の相手は開催国で大会2連覇中の強豪ドイツでした。

 

ドイツの攻撃により再三のピンチを迎えるものの粘り強く守り、0-0のまま延長戦に。

 

そして延長後半3分、キャプテンの澤選手からのパスを、丸山桂里奈選手が右足でゴールに蹴り込み、決勝点を上げたのです!

優勝候補のドイツに勝ち、日本は初のベスト4進出を果たしました。

7月13日 準決勝 日本VSスウェーデン

準決勝スウェーデン戦 ロングシュートを決めた川澄奈穂美選手

 

準決勝の相手となったのは、オーストラリアを破って勝ち上がってきたスウェーデンです。

 

前半10分、相手に先制を許したものの、その9分後、川澄奈穂美選手が1点取り返します。すると後半15分、澤選手が勝ち越しの1点を決めます。同19分には川澄選手が芸術的なロングシュートでダメ押しの3点目を決め、決勝進出を果たしました!

7月17日 決勝戦 日本VSアメリカ

なでしこジャパン初のワールドカップ決勝の相手は、当時世界ランキング1位で、日本にとっては24戦全敗中のアメリカでした。

 

アメリカのスピードある攻撃を、なんとかしのぎながら、0-0で前半を折り返しますが、後半24分、アメリカのモーガン選手についに先制点を許してしまいます。しかし、日本は宮間あや選手のゴールによって1-1に追いつき、試合は延長戦に突入します。

 

アメリカとの決勝戦 延長後半 同点ゴールをあげた澤穂希選手

 

延長前半14分、アメリカのエース・ワンバク選手のヘディングが決まり、再び1点リードされたなでしこですが、延長後半12分、澤選手が今大会5点目となるゴールを決め、同点に追いつきました!

 

決着がつかないまま2-2で延長戦が終了。勝敗はPK戦までもつれ込みます。

 

アメリカのPKを右足でクリアする海堀あゆみ選手

 

アメリカの1本目を、ゴールキーパーの海堀あゆみ選手が右足で止めるスーパーセーブ!このビックプレーで流れを引き寄せたなでしこ。

 

優勝を決めた熊谷紗希選手のPK

 

アメリカ選手が連続して外す中、4人目で、現在のなでしこのキャプテンを務める熊谷紗希選手が冷静に決め、見事日本が初優勝を果たしました!

 

日本はワールドカップで4か国目の優勝国に

 

なでしこジャパンにとってワールドカップ出場6回目にして初めての優勝です。
 
5得点を決めた澤選手は、得点王に輝くとともに、大会MVPにも選ばれました。

 

これまで男子サッカーに比べ、注目度の上がらなかった女子サッカーでしたが、今大会での活躍によりサッカーファンのみならず、日本中がなでしこの存在を知るようになったのです。

連覇がかかった2015年カナダ大会

なでしこ7回目のワールドカップは、挑戦者から追われる立場としての出場となりました。 
 
2011年の優勝後、澤選手からキャプテンを任されたのは宮間あや選手。

「明るいチーム作りを。これまでと変わらずチームメートと一緒にチームを作っていきたい」と話しました。

2015年6月23日 決勝トーナメント1回戦 日本VSオランダ

オランダ戦 先制点を決めた有吉佐織選手

 

一次リーグ3戦全勝で決勝トーナメント進出を果たしたなでしこジャパン。しかし、3試合で4得点という得点力が課題でした。

 

決勝トーナメント1戦目のオランダ戦では、前半10分に大儀見(現:永里)優季選手のヘディングシュートからのこぼれ球を有吉佐織選手が蹴り込んで先制すると、後半33分に阪口夢穂選手がミドルシュートを決めます。試合終了間際、ロスタイムに1点返されたものの、そのまま勝ち切りました。

6月27日 準々決勝 日本VSオーストラリア

オーストラリア戦で岩渕真奈選手がワールドカップ初得点

 

2大会連続のベスト4進出がかかった準々決勝のオーストラリア戦では、現在のなでしこジャパンのエース、岩渕真奈選手がワールドカップ初得点をあげました。岩渕選手は当時チーム最年少でした。

 

攻撃的な日本に対し守りを固めるオーストラリア。試合はなかなか動きませんでした。後半42分。岩清水梓選手のシュートははじかれますが、こぼれ球を岩清水選手が自ら獲ってパス、岩渕選手が決めます。

オーストラリアの反撃を抑えて競り勝った日本は、準決勝へと進みました。

7月1日 準決勝 日本VSイングランド

準決勝イングランド戦は宮間あや選手のPKで先制

 

準決勝の相手はイングランド。優勝した前回大会のグループリーグで唯一負けた相手です。

 

前半33分にペナルティキックのチャンスを得たなでしこジャパンは、キャプテンの宮間選手がしっかりと決めて、6試合連続で先制!

 

しかし前半40分、逆にペナルティキックを与え同点に追いつかれます。このまま延長かと思われた後半アディショナルタイム、川澄選手があげたクロスボールを相手ディフェンダーがオウンゴール。日本の決勝進出が決まりました。

7月5日 決勝 日本VSアメリカ

決勝のアメリカ戦 前半27分 エース・大儀見選手のゴールで1点返す

 

見事2大会連続となる決勝進出を果たしたなでしこジャパン。相手も2大会連続のアメリカです。

 

カナダ・バンクーバーのスタジアムがアメリカのサポーターで埋まる中、前半3分にロイド選手にゴールを決められ、なでしこは大会初の先制を許してしまいます。

 

その後前半だけでハットトリックとなる3点を決めたロイド選手に苦しみながら、エースの大儀見(現:永里)選手が1点を返し、前半を1-4で折り返した日本。

 

その後相手オウンゴールで1点を追い上げるものの追い付けず、準優勝で大会を終えました。

 

2大会連続の優勝はならず

 

決してあきらめない姿勢を崩さず、準優勝を手にしたなでしこジャパン。2大会連続で決勝戦に進み、日本女子の力を世界へ見せつけました。

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