ストーリーサッカー

女子サッカー界のレジェンド 澤穂希の伝説ベスト10

2019-05-31 午後 0:00

2011年のドイツ大会で優勝、2015年のカナダ大会で準優勝と、FIFA女子ワールドカップで2大会連続の好成績を残したなでしこジャパン。この偉業の立役者といえば、そう、“レジェンド”澤穂希さんです。そこで、澤さんがなでしこジャパンで約20年間にわたり背負い続けたエースナンバー「10」にちなみ、10の伝説的エピソードを振り返ってみました。

ワールドカップ・オリンピック編

<伝説 その1> ギネス世界記録達成! 6大会連続出場

FIFA女子ワールドカップ2003 日本は1勝2敗で1次リーグ敗退

 

サッカー選手なら誰もが憧れる「ワールドカップ」。4年に1回しかないこの大会に澤さんは、なんと6回も出場しているんです!

 

1995年のスウェーデン大会から始まり、1999年と2003年のアメリカ大会、2007年の中国大会、2011年のドイツ大会、2015年のカナダ大会まで連続して出場しました。それも、すべての大会で中心選手として出場しているのだから、驚きの一言です。

 

これだけ長い期間、国の代表に名を連ねたのは、男子を含めても澤さんだけ。その功績はギネス世界記録にも認定されました!

<伝説 その2> 守備的なボランチながらハットトリック!

FIFA女子ワールドカップ 2011 メキシコ戦 ハットトリックを達成した澤さん

 

佐々木則夫さんがなでしこジャパンの監督に就任して以降、澤さんはそれまで担っていた攻撃主体の「トップ下」から、守備的な「ボランチ」へとポジションを移します。しかし、持ち前の得点感覚は衰えません!

 

迎えた2011年のFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会。グループステージ2試合目のメキシコ戦では、その得点力が爆発。なんとハットトリックを達成し、見事にチームを4大会ぶりの決勝トーナメントへと導きました!

<伝説 その3> MVP&得点王の2冠獲得!

FIFA女子ワールドカップ2011 なでしこジャパン初優勝 澤さん(左)佐々木則夫監督(右)

 

2011年のFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会。なでしこジャパンは破竹の勢いで快進撃を続け、決勝戦ではFIFAランク1位の強豪・アメリカをもPK戦の末に退け、初優勝を果たしました。

 

日本中が歓喜に沸いたこの大会において、澤さんはキャプテンとして常にチームメイトを鼓舞。さらには予選でのハットトリック、決勝戦での値千金の同点ゴールと、まさに獅子奮迅の活躍でチームをけん引しました。5ゴールで得点王を獲得、その活躍から大会MVPも受賞し、個人タイトル2冠に輝きました。

<伝説 その4>「苦しいときは私の背中を見て」

 

2008年の北京オリンピック。大躍進を遂げたなでしこジャパンはグループリーグを突破し、初の準決勝へと進出します。あと一歩でメダル獲得という大きな重圧に気づいたキャプテンの澤さんは、チームにこの言葉をかけたそうです。

 

言葉だけでなく、姿勢でもチームを引っ張る──。試合で何度も訪れる苦しい場面でも、諦めずに走り続けることをその背中で伝えたのです。

“神”記録編

<伝説 その5> 衝撃の日本代表4得点デビュー!

澤さん(前列左から2番目) 後列右端は高倉麻子現なでしこジャパン監督

 

中学生になった澤さんは、常勝軍団「読売サッカークラブ女子ベレーザ」(日テレ・ベレーザの前身)に入団し、頭角を現します。その活躍が認められ、弱冠15歳にして日本代表に初選出されました。ちなみにその頃の日本代表メンバーには、現なでしこジャパンの高倉麻子監督も選ばれており、ともに“日の丸”を胸に戦っていました。

 

中学生が選ばれるだけでも驚くべきことですが、澤さんはそのデビュー戦で、フィリピン代表を相手に圧巻の4得点!鮮烈な代表デビューを飾り、以降はなでしこジャパンに欠かせない中心選手として歩んでいくのです。

<伝説 その6> 国際Aマッチ出場205試合!

アトランタオリンピック(1996)

 

衝撃のデビューを飾った1993年から、中心選手としてなでしこジャパンをけん引してきた澤さん。その出場試合数は、なんと「205」!!

 

“SAMURAI BLUE”ことサッカー男子日本代表を例に挙げると、現在、遠藤保仁選手が152試合出場でトップ。長らくキャプテンを務めた長谷部選手は114試合。この比較からも、いかに澤さんが女子サッカー界に貢献してきたかがわかります。

<伝説 その7> 代表通算83得点!

FIFA女子ワールドカップ 2011 決勝 延長後半 同点ゴールを決める

 

通算205試合出場という記録とともに、得点数も驚きの「83」を記録しています。これは平均2.4試合で1ゴールを決め続けるという、圧倒的な記録です。しかも澤さんのポジションは、ゴールに一番近いフォワードではなく、中盤で攻守に役割を担うミッドフィルダー。卓越した得点能力に驚かされます…

<伝説 その8> 現役最後の試合で優勝決定ゴール

サッカー皇后杯2015 決勝 澤さんが先制ゴール

 

澤さんの現役最後の試合は、所属チームのINAC神戸レオネッサで迎えた、皇后杯全日本女子サッカー選手権の決勝戦でした。相手はアルビレックス新潟レディース。互いに譲らない拮抗した試合は、1-0でINAC神戸レオネッサの勝利。なんと、その決勝点は澤さんがあげたものでした。チームを優勝へ導き、集まった多くのファンの期待に応え、自身の引退試合に華を添える…実に澤さんらしいゴールでした。

功績編

<伝説 その9> アジア人初の「バロンドール」選出

男子の受賞者はリオネル・メッシ選手(バルセロナ/アルゼンチン代表)

 

2011年のFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会で、なでしこジャパンを世界一へと導いた活躍が評価され、FIFAの年間最優秀選手賞「バロンドール」に選ばれました。これは男女を通じて、アジア人としても初の快挙。ちなみに澤選手は28.51%の票を獲得。ダントツの支持率での受賞でした。

<伝説 その10> 国民栄誉賞を受賞

 

2011年のFIFA女子ワールドカップドイツ大会で世界一に輝いたこと、そしてその活躍が東日本大震災の被災者や国民に困難に立ち向かう勇気を与えたということから、「なでしこジャパン」が団体としては初となる国民栄誉賞を受賞しました。首相官邸で行われた表彰式では、選手やスタッフを代表して澤さんが盾を受け取りました。

 

 

数々のすごすぎる伝説を残してきた澤さん。そんな澤さんに憧れてサッカーを始めた選手が、現在のなでしこジャパンには数多く選出されています。澤さんに続く新星の出現に期待しましょう。

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