ストーリーサッカー

なでしこの敵は鋼鉄のバラ!獅子?サッカー女子代表の愛称

2019-06-03 午後 0:00

 

サッカー日本女子代表の愛称は『なでしこジャパン』。
いまでは“なでしこ”という言葉を聞くだけで、『なでしこジャパン』を連想する方が多いのではないでしょうか。
サッカー界では、自国の代表チームに愛称をつける国が増えています。そこには、代表チームの活躍に期待する願いやその国の文化を表したい思いが込められています。
FIFA女子ワールドカップ2019の出場国を中心に、世界のサッカー女子代表の愛称をご紹介します。

ユニークな愛称が多いアジア勢

まずは、国民性を表しつつもユニークな愛称が多いアジア勢からご紹介!

鋼鉄のバラ

 

中国女子代表の愛称は『铿锵玫瑰』で意味は“鋼鉄のバラ”。AFC女子アジアカップを7大会連続で制し、1996年のアトランタオリンピックと1999年の第3回FIFA女子世界選手権(現・女子ワールドカップ)で準優勝するなど、“アジア最強”と言われていた以前は、鋼鉄のように強靭な肉体で欧米の強豪を次々と倒していました。

太極娘子

 

韓国女子代表の愛称は『テグッナンジャ(太極娘子)』。日本でいう大和撫子のような意味です。韓国の女子ゴルファーなどにも同じ愛称が使われます。

マチルダス

 

Matildas(マチルダス)はオーストラリア女子代表の愛称。マチルダは一般的な女性の名前で、オーストラリア第2の国歌と言われるほど国民に愛され、オリンピックなどのスポーツ大会やイベントなどでも歌唱・演奏される『Waltzing Matilda(ワルチング・マチルダ)』という曲に由来しています。

 

2006年、オセアニアからアジアに転籍。以前からのパワフルなサッカーに細かい足元の技術が加わり、さらに存在感を増しているため、今後もなでしこジャパンのライバルとなるでしょう。

定番!色をモチーフにした愛称

続いては、国旗やユニフォームの色から着想した愛称。配色を見ただけでその国を連想させるものが多いです。この傾向は強豪国に比較的よく見られ、長いサッカーの歴史があるため、何年も前から愛称を持っている場合が多いようです。

 

フランス女子代表の愛称はLes Bleues(レ・ブルー)。

男子代表の愛称(Les Blues)の女性形です。代表チームのユニフォームカラー=青色に由来しています。

 

女子ワールドカップを初開催する今大会で初優勝を狙います。なでしこジャパンのDF熊谷紗希選手の所属するリヨンがチャンピオンズリーグで4連覇するなど、世界最高峰の国内リーグで鍛えられた選手たちは、いずれも強烈な個人技を持っています。

オレンジ

 

オランダ女子代表の愛称であるOranje(オラニエ)は、オランダ語で『オレンジ』の意味。男子代表と共通の愛称で、ユニフォームカラーが由来になっています。ちなみにサッカー以外の競技の代表カラーも、ほとんどがオレンジ色です。

 

ヨーロッパ各国のクラブチームで経験を積んだ選手が多く、組織的なサッカーを得意としています。ヨーロッパで頭角を現している新進気鋭のチームです。

青と黄色

 

スウェーデン女子代表の愛称はBlågult(ブローグルト)。これはスウェーデン語で『青と黄』を意味しています。男子代表と共通の愛称で、ユニフォームカラーが由来になっています。

 

長身を生かしたサッカーで、2016年リオオリンピックの準優勝など、強さを取り戻してきた古豪。8試合でわずか2失点という堅い守りでヨーロッパ最終予選を突破しました。

カナリア色

 

ブラジル女子代表の愛称はAs Canarinhas(カナリーニョス)。ポルトガル語で『女子カナリア軍団』という意味です。ユニフォームカラーのカナリア色が由来で、カナリア諸島などが原産の黄色い小さな鳥、カナリアから取られました。

 

FIFA最優秀女子選手賞を6回受賞しているエースのマルタを中心に、個人技を前面に押し出したテクニカルなサッカーで南米最強の名をほしいままにしています。

 

フランスと同じ『青』を意味するAzzurre(アズーレ)を愛称に持つのはイタリア女子代表。男子代表の愛称である『Azzurri=アズーリ(青)』の女性形です。女性の代表チームの場合、イタリア語は語尾が変化するため『Azzurre』となります。ひとりの女性選手を指す時は『Azzurra=アズーラ』。

こんな由来も!まだまだいる「なでしこ」のライバル達

US WNT

 

USからわかるとおり、こちらはアメリカ女子代表。アメリカは特別な愛称を持っていませんが、US WNT(ユーエス・ダブリューエヌティー)=The USA Women's National Teamの略称が一般的に用いられています。『The WNT』や『WNT』とする場合もあります。合理的に略称を用いるところは実にアメリカらしいですね。

 

女子ワールドカップ優勝3回、オリンピック優勝4回はいずれも最多。2017年6月から世界ランク1位をキープし続け、スピードやパワー、戦術面でも他国を一歩リードしています。

代表の11人

 

Die Nationalelf(ナショナルエルフ)はドイツ女子代表の愛称です。『エルフ』と聞くと妖精(elf)を連想しますが、ドイツ語で『エルフ』は『11』を表します。『代表の11人』という意味で、男子代表と共通の愛称です。

 

女子ワールドカップ優勝2回、オリンピック優勝1回という実績を持っています。大きな体格を生かしたサッカーで、強じんな精神力も併せ持つ強豪。ユース年代の世界大会も常に上位で、選手層の厚さを支えています。

偉大なハヤブサ

 

ナイジェリア女子代表の愛称はSuper Falcons(スーパーファルコンズ)。『偉大なハヤブサ』を意味します。ちなみにU-20ナイジェリア女子代表は『Falconets(ファルコネッツ)=ハヤブサの子たち』です。

少女たち

 

南アフリカ女子代表の愛称はBanyana-banyana(バニャナ・バニャナ)。聞き慣れない発音の言葉ですが、『少女たち』という意味を持ちます。男子代表の愛称はズールー語で『Bafaba-bafaba(バファナ・バファナ)=少年たち』。南アフリカ人記者が名付けた愛称だそうです。

フットボールをするシダ

 

ニュージーランド女子代表の愛称はFootball Ferns(フットボールファーンズ)。

 

ニュージーランドに自生する『Silver fern(シルバーファーン)』というシダが由来になっています。ポリネシアからニュージーランドに渡ってきたマオリ族は、戦いや狩りに行く時、仲間への道標や灯りとして、月や星の明かりで葉の裏が白銀色に光るシルバーファーンを用いていたそうです。

なでしこジャパンと同じ組のライバルたち

最後は、なでしこジャパンが対戦するグループDの3チームの愛称を紹介!

空色と白

 

スペイン語で『空色と白』を意味するAlbicelestes(アルビセレステ)はアルゼンチン女子代表の愛称。男子代表と共通の愛称で、ユニフォームカラーに由来しています。

 

南米らしい個人技をベースにしたプレースタイルで、パナマとの大陸間プレーオフを制し、3大会ぶりの女子ワールドカップ出場を決めました。

SWNT

 

スコットランド女子代表もアメリカと同様に特別な愛称は無いのですが、SWNT(エスダブリューエヌティー)=Scotland Women's National Teamの略称が一般的に用いられています。

 

イングランドのFA女子スーパーリーグに所属している選手を中心に、イングランドとともに実力を上げてきましたが、女子ワールドカップを含め、世界大会は未経験のチームです。

3頭の雌獅子

 

イングランド女子代表の愛称はThree Lionesses(スリーライオネシズ)。

 

イングランドサッカー協会のエンブレムに描かれた3頭の獅子が由来である男子代表の愛称『Three Lions=3頭の獅子』にちなんで、雌獅子=Lionessesとしています。

 

スピーディーな試合展開と左右からのサイド攻撃を得意とするサッカーの母国。なでしこジャパンがグループステージを突破する上で、最大のライバルとなりそうな存在です。

“なでしこ”は世界の“Nadeshiko”に!

日本女子代表の愛称『なでしこジャパン』は、オーストラリアで『マチルダス』の愛称が親しまれていることにヒントを得て、2004年7月のアテネオリンピックを前に日本サッカー協会が公募して決定しました。そして、海外のサッカー関係者にも、なでしこジャパンの活躍とともに『Nadeshiko』の名は浸透してきています。

 

これまでご紹介してきた通り、各国の文化を背景にした愛称を持つ魅力的なチームが、女子ワールドカップ2019にたくさん出場します。素敵な愛称が定着するには、そのチームの活躍が欠かせません。優勝を目指すなでしこジャパンの活躍はもちろん、様々なチームの熱い戦いに注目しましょう!

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