ストーリーサッカー

ビジュアル系メークでもオッケー!知られざる女子サッカー事情

2019-06-05 午後 0:00

2011年になでしこジャパンがワールドカップ優勝を果たしてからというもの、急激に注目度が上がった女子サッカーですが、まだまだ知られていないことがいっぱい。そこで今回は、なでしこジャパンと女子サッカーにまつわる「えっ、そうだったの?」というエピソードをご紹介します。

Jリーグよりも歴史が古い!なでしこリーグ

「なでしこリーグ」の前身となる「日本女子サッカーリーグ(Lリーグ)」は1989年に創設されました。これは1993年に華々しく開幕した男子サッカーのプロリーグ「Jリーグ」から4年も前のことになります。

 

6チームで始まったLリーグは2年後に10チームに拡大。ただ「Jリーグ」ほど注目度は高くありませんでした。一時は外国人選手なども所属していましたが、景気が冷え込むと廃部を余儀なくされたチームもあったそうです。

 

このような苦難を乗り越えて、現在の「なでしこリーグ」となったのです。

なでしこはプロばかりじゃない!?

すっかり定着した「なでしこリーグ」ですが、厳密にいえば、完全なプロリーグではありません。選手の多くはアマチュアで、別に職業を持っていたり、アルバイトをしている選手も少なくないそうです。

 

そのため、Jリーグのプロチームのようにサッカーだけに集中できる環境ではありません。限られた練習時間や環境で、ワールドカップ出場・優勝という夢を追っているのです。

 

かつては日本代表選手のなかにもアマチュア選手も含まれており、2011年のワールドカップ優勝時でさえ、ダブルワークをしてサッカーに打ち込んでいた選手もいました。

 

2011 FIFA 女子W杯 なでしこジャパン 初優勝

日本女子サッカーの起源は?

かつて日本最古の女子サッカーは、1966年に神戸で結成された女子クラブだとされてきました。

 

ところが、2010年に香川県丸亀市で発見された写真には、袴を着て、たすき掛けをした十数人の女性たちがボールを追う姿が写し出されていたのです。

 

写真が撮影されたのは1924年だと考えられていますが、なぜ丸亀市で女子サッカーがされていたのかは定かではありません。一説によれば、第一次世界大戦の影響で丸亀市に収容されていたドイツ人捕虜たちから伝来したのではないかとされています。

女子サッカーは8人制だった!

女子サッカーの国内大会で最も歴史ある大会が、今年で第41回を数える「皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会」。なでしこリーグのチームはもちろん、日本全国の各エリアから高校生や大学生チームなどが一堂に介して優勝を争う大会です。

 

この大会が初めて開催されたのは1979年。

 

第1回 全日本女子サッカー選手権大会

 

F.C.ジンナンというチームが優勝を果たしましたが、当時の試合は、8人制で25分ハーフ、さらにピッチもハーフだったそうです。さらに、当時使用されていたボールは4号球。現在では小学生が使用するボールです。その後、プロは男女ともに5号球に統一されています。

 

2019年1月 第40回皇后杯で優勝した 日テレベレーザ

女子も男子チームに入れる!

日本サッカー協会は、チームを6つに分類しています。「第1種」は年齢を制限しないチームで、男子サッカーでいえばA代表やプロサッカーチーム、大学チームなどがこれに当たります。

 

「第2種」は18歳未満の選手により構成されるチームで、「第3種」は15歳未満の選手により構成されるチームです。「第4種」は12歳未満の選手により構成されるチームとなります。

 

これらに加えて、12歳以上の女性選手のみで構成される「女子」、40歳以上の選手により構成されるチームを「シニア」となっています。

 

また、各カテゴリに年齢制限はあっても、「女子」カテゴリ以外は性別による制限はありません。たとえば、「第1種」カテゴリには17万2700人の選手が登録されていますが、そのうち21人は女性選手なのです。

 

もちろん男女の体格差など高いハードルはありますが、なでしこジャパンの守護神・山根恵理奈選手の身長は188センチで、ロシアワールドカップを戦った川島永嗣選手(185センチ)よりも大きかったりもします。いつかは女子選手がJリーグやA代表で活躍する日が来るかも(!?)しれません。

初めてづくしのワールドカップ優勝!

 

そんな日本女子サッカーが大きな転機を迎えたのは2011年。なでしこジャパンがワールドカップ優勝を果たしてからのことです。

 

そもそも男女ともに日本がワールドカップで優勝するのは初めてのこと。それまでも女子日本代表は強豪チームではありましたが、FIFA公認の世界大会での優勝はありませんでした。

 

その後、なでしこジャパンには国民栄誉賞が授与されました。実は、この国民栄誉賞が団体に与えられることも初めて。まさに初めてづくしの偉業を成し遂げたのです。

ド派手なメークで試合に出場してもオッケー!

女子ということで気になるのは試合中のメーク。ワールドカップともなれば、世界中の注目を浴びることから、「すっぴんはちょっと……」という選手もいることでしょう。

 

実は、メークについてはルール上の規定はありません。そのため、ロックバンドばりにビジュアル系メークで出場しても問題ないのです。

 

ただし、アクセサリーなどの装身具に関しては、「選手自身や他の選手に危険な用具を用いてはならない」というルールがあります。ネックレスや指輪、ブレスレットなどは接触プレーの際に傷をつけてしまう可能性もあるので、原則的に認められていません。

 

 

また、長髪を束ねるためのヘアーバンドは認められていますが、安全な材質、長さ、幅でなければならず、試合前に主審が確認することになっています。

関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス

RANKING人気のトピックス

アクセス数の多いコンテンツをランキング形式でお届け!