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なでしこ 南萌華「憧れの先輩を追って」なでしこジャパン 現地記者リポート

2019-06-10 午後 0:00

なでしこ 南萌華「憧れの先輩を追って」なでしこジャパン 現地記者リポート

「なでしこジャパン」の世界一奪還に向けた戦い、2019FIFA女子ワールドカップが、いよいよ始まります。今回注目するのは、20歳のディフェンダー南萌華選手。

 

若手主体のメンバー構成で大会に臨む『なでしこ新世代』を象徴する1人です。南選手は、憧れの先輩の背中を追って成長を続けてきました。

20歳以下のW杯は キャプテンとして優勝経験

南選手は、なでしこリーグの浦和レッズに所属し、1対1での強さを持ち味にするセンターバックです。

 

FIFA U-20 女子W杯 2018 (南選手 写真右)

 

2018年に開かれた20歳以下のワールドカップではキャプテンとしてチームを優勝に導いた『なでしこ新世代』の注目株です。

ワールドカップの意気込みについては…。

 

南萌華選手

試合に出ることが自分の成長につながると思うので、行くだけじゃなくてしっかり試合に出て、チームのために頑張りたい。

出た試合は思い切り戦いたい。

憧れは"熊谷紗希主将" 実は多くの共通点

 

その南選手が大切にしているのが日本代表のキャプテン、熊谷紗希選手との写真です。南選手が初めて熊谷選手とセンターバックでコンビを組んだ2019年4月のヨーロッパ遠征のときに撮影されたもので、満面の笑みでのピースサインが印象的です。

実は、3大会連続でのワールドカップ出場となる熊谷選手と、初出場の南選手には、いくつか共通点があります。

▼世代は違えど、日本代表でキャプテンの経験があること。

▼ポジションは、同じセンターバックを任されていること。

▼ともに20歳で初めてのワールドカップを経験すること。

 

FIFA 女子W杯 決勝でPKを決める熊谷選手 (2011年)

 

南選手は、2011年、ワールドカップドイツ大会でみずからのペナルティーキックで初優勝を決めた熊谷選手の姿に感動し、追いかけていこうと決意しました。

 

南萌華選手

もう本当に優勝したときからずっと紗希さんを目標に頑張ってきました。

本当に一緒にプレーできることが信じられないというか、まだそういう感じなんですけど、本当に憧れの人です。

日本代表でも "認められる存在に"

 

去年秋から日本代表に選ばれるようになった南選手。4月のヨーロッパ遠征で熊谷選手からもらった言葉が忘れられません。

 

南萌華選手

『積極的なミスはいいから、逆に消極的になって小さくなるのだけはやめて』って言われて。

逆にそれでリラックスできたというか、思い切りプレーができた。

 

国際親善試合 日本―ドイツ (4月9日)

 

この言葉を胸に臨んだ世界ランキング2位の強豪、ドイツとの強化試合では、体をはったプレーを続け、チームの中で実力が認められるようになりました。

熊谷選手も南選手の成長を評価しています。

 

熊谷紗希選手

かなりやれるなというか。どんどん成長できるなと思うそういう選手。

本当にのびのびやって欲しい。

 

あこがれの先輩と自身を重ね合わせて成長してきた南選手。

世界一奪還を目指すチームに身を置き、さらに強い覚悟を持つようになっています。

 

南萌華選手

ずっと紗希さんに頼っていては、日本のゴールも守れない。逆に自分がもっと紗希さんをカバーできるように。

ずっと憧れの選手でしたけど、いまはライバルとして一緒に戦っていきたい。終わってから本当にやり切ったって言えるような大会にしたい。

 

鈴木笑

スポーツニュース部記者。平成23年入局。函館局 札幌局 報道局遊軍プロジェクトを経て、現所属サッカー担当。今回の女子ワールドカップフランス大会を現地で取材。

 

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