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NHK番組制作者が選ぶ!2019年 印象に残ったスポーツニュース

2019-12-26 午前 09:00

記憶に新しいラグビーワールドカップの盛り上がりをはじめ、八村塁選手のNBAドラフト1巡目指名、イチローさんの引退など、2019年もさまざまなスポーツニュースが世間の話題となりました。

 

そこで今回はNHKのスポーツ中継・情報番組の制作担当者に、“2019年で印象に残ったスポーツニュース”を緊急アンケート!

 

スポーツに精通している人たちの心に残ったのはどのニュースなのか!?注目度の高かったスポーツニュース ベスト3をご紹介します。

【2019年、印象に残ったスポーツニュース】

1位 ラグビーW杯 日本代表の躍進

 

2019年の話題といえばやはりラグビーワールドカップ!それは毎日スポーツに携わっている番組制作者であっても同じ。ダントツで票を集める結果となりました。

 

自国開催となったワールドカップで日本代表は快進撃を続け、初の決勝トーナメント進出でベスト8を達成。好意的な意味で “にわかファン”という言葉も使われました。

 

では、どんなところが番組制作者の印象に残ったのか? スポーツを届ける人たちならではの意見が並びました。

「番狂わせ」が最も起きない競技といわれるラグビーで、「格付け」を破って勝ち上がる姿が頼もしかった。特に守備の局面ですべての選手が各自のミッションを確実に遂行する様子が伝わってきた。
(40代、担当:競馬中継、パラスポーツほか)

スポーツには勝利以上に大切なものがあることを多くの人が再認識したと思う。東京五輪でも日本にそんな感動の渦が巻き起こることを期待したい。
(40代、担当:大相撲、柔道、空手)

日本代表の快進撃もさることながら、メディアでうまく盛り上げることによって、比較的ルールが複雑なラグビーでもちゃんと楽しめるようになることに可能性を感じた。
(40代、担当:サンデースポーツ2020、柔道)

大きなことを成し遂げるには、「犠牲」「ONETEAM」といったプリミティブなことが求められることを再認識させられた。
(40代、担当:サンデースポーツ2020、サタデースポーツほか)

 

「スコットランド戦の後半25分」と具体的にあげる声も。

 

チーム一丸となって体を張って守る姿から目を離せなかった。ひとつひとつのシーンに、選手の4年間の思いや仲間を思う気持ちがにじみ出ていた。一途な「思い」は本当に最高の結果をもたらす、というスポーツの美しい側面を凝縮した場面だった。
(40代、担当:おはよう日本 スポーツコーナー)

完全アウェーながらスコットランドは、限りなく決勝トーナメント進出が難しくなる中でも、最後の最後まで全力で日本を追い詰めた。本当のメンタリティを見た。
(50代、担当:サンデースポーツ2020)

2位 ゴルフ 渋野日向子の活躍

 

ラグビーの次に票を集めたのが、渋野日向子選手の活躍。

 

昨年プロテストに合格したばかりの20歳の渋野選手が全英女子オープン初出場にして優勝。日本の選手が海外メジャー大会で優勝したのは、男女通じて1977年の樋口久子さん以来、42年ぶり2人目の快挙!

 

海外メジャー優勝という結果もさることながら、その魅力的な笑顔で一気に話題の人となり、“シブコ・フィーバー”を巻き起こしました。

 

ちなみにこの全英女子オープンを中継したのは他局。感動に局の垣根は関係ありません!

ニューヒロイン誕生。ホール後半の巻き返しが圧巻。メンタルの強さに感服。新人類出現。
(40代、担当:大相撲、柔道、空手)

プロ1年目でありえない優勝!宮里以来の社会現象に。
(50代、担当:BSスポーツ(MLB、PGAほか))

世界的には無名の若手選手がゴルフ界に感動の渦を巻き起こした。単に日本人42年ぶりメジャー制覇という以上に、世界を虜(とりこ)にした彼女の笑顔はゴルフ界、スポーツ界という枠さえ軽々と超える力を持っていた。あの感動をプロゴルフ界全体が忘れずに、今後の繁栄の礎とすることを切に願う。
また、あの大会を生中継で伝えきったテレビ朝日には感謝と拍手を送りたい。
(50代、担当:ゴルフ中継、アメリカンフットボール中継)

世界最高峰の戦いを笑顔で勝ち切った渋野選手。「根性」「努力」を重視しがちだった私の価値観が覆された。肩に力を入れすぎない生き方は素晴らしいものだと自分の人生の参考になった。
(40代、担当:おはよう日本 スポーツコーナー)

3位 ボクシング 井上尚弥 世界の頂点に

 

WBA・IBFバンタム級王者の井上尚弥選手と5階級制覇王者のノニト・ドネア選手(フィリピン)が、バンタム級の世界一を目指して戦ったWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)の決勝戦。12ラウンドの激闘の末、判定3―0で井上選手が世界最強の称号を手にしました。

 

NHKでもBS8Kでこの熱い戦いを中継。実に57年ぶりのボクシング中継となりました。

 

試合の結果だけではなく、その内容も含めて番組制作者の印象に強く残ったようです。

拳というもっとも原始的な武器をふるいながら、感じさせてくれたのはお互いへの「敬意」。普通に暮らしているだけでは到底感じられない、人間が生命をもって生きる意味をスポーツで表現してくれた。
(40代、担当:おはよう日本 スポーツコーナー)

ラスベガスに行かずして本場のタイトルマッチを埼玉で見ることが出来た。“世界の井上”を証明した名試合。
(50代、担当:BSスポーツ(MLB、PGAほか))

3位 東京五輪 マラソン・競歩のコース変更

 

印象に残ったのはアスリートの活躍や引退だけではありません。

 

同率3位になったのは、マラソン・競歩のコース変更問題。真夏の暑さが選手に与える影響を考慮しての突然の変更ですが、長年スポーツを見てきたからこそより強く感じる違和感なのかもしれません。

前代未聞の決着のつけ方。そもそも、東京の夏の暑さが半端ないことは最初から分かっていたこと。
(50代、担当:スポーツ中継)

番外編 他にこんな声も

“2019年で印象に残ったスポーツニュース”で、特に票を集めたのはこれまでにご紹介したとおりですが、そのほかにもさまざまな声が集まりました。その一部をご紹介します。なかには番組制作担当者ならではの玄人目線なトピックも。

MLB イチローの引退

1993年のプロ入団当時から見続け、阪神大震災やオリックスの日本一など、喜びや悲しみを共有し共に歩んできたファン心理。この先もずっと活躍を見ることが出来ると錯覚していたので、引退のショックはあまりにも大きく、スポーツニュースを見る気力が少し落ちた。
(40代、担当:Bリーグ、陸上、BS8K中継)

バスケットボール 八村塁 NBAドラフト1巡目指名

日本選手として史上初のNBAドラフト1巡目指名。男子日本代表が21年ぶりに自力でW杯出場権を獲得し、44年ぶりのオリンピック出場を決めるなど、日本のバスケットボール界が大きく変わったことを実感した。
(同上)

競泳 池江璃花子 白血病公表と闘病、退院

いつも感動をもらい続けてきた池江選手がまさかの白血病。ニュースを見たときはショックでした。ですが、その後の闘病を経て、先日退院されたと聞いて、改めてパワーをもらいました。ぜひパリ五輪へ向けて頑張ってほしいし、まずは体を大事にしてほしいです。
(30代、担当:プロ野球、カーリングほか)

サッカー 久保建英のレアルマドリード移籍

香川真司、本田圭佑、長友佑都など、これまでも日本選手のビッグクラブ移籍はあったが、レアル移籍はさすがに漫画の世界。
(40代、サッカー中継)

プロ野球 9日間でノーヒットノーランの快挙が2回

ソフトバンク・千賀選手のノーヒットノーラン達成のわずか8日後に中日の大野選手も達成。特に大野選手は去年0勝と苦しんでいたこともあり、試合終盤になっても「いやいや無理でしょ」と疑ってました。その後、最優秀防御率を取るほどの大活躍。大野選手、ごめんなさい。
(30代、担当:プロ野球、カーリングほか)

ゴルフ 畑岡奈紗が日本女子オープン3勝目

強い。20歳のメンタルではない。渋野選手ばかり取り上げられるが、着実に米ツアーで力をつけている。末恐ろし。
(40代、担当:大相撲、柔道、空手)

関西学院大学アメフト部 鳥内監督退任

28年間に渡り日本のアメリカンフットボール界のトップを走り続けてきた鳥内秀晃監督が2019年シーズンをもって退任する。就任以来、常に日本一を争うチーム力を維持し、日本のフットボール界を進化させてきた功績は計り知れない。
(50代、担当:ゴルフ中継、アメリカンフットボール中継)

台風など自然災害や酷暑などの気候変動

9月から10月の台風は、スポーツ大会の中止・延期だけなく、アスリートの練習環境にも被害を与え、十分な練習ができずに苦労しているアスリートが多数いると聞く。また猛暑の中で行われる練習や試合は、選手だけでなく運営役員や観客にとっても健康上の問題となり、大会運営や競技規則を変えなければいけない状況になっている。
(50代、担当:スポーツ中継)

大相撲 稀勢の里引退

初日、二日目、三日目…負けるたびに国技館内が落胆の声と静寂に包まれ、日に日に体験したことのない異様な雰囲気に。その裏では、稀勢の里のこれまでを振り返ったVTRを準備して「Xデー」に備える日々。
三日目の夜、どうやら…という雰囲気に。
そして四日目の朝、ニュース記者から連絡。ついに稀勢の里が決断。
当初は午後2時半だった会見がずれ込んで幕内土俵入りと同時に会見開始。幕内の取組をつぶして会見を放送するという大相撲中継でも異例の一日だった。
(40代、担当:大相撲ほか)

 

あなたはどんなニュースが印象に残っていますか?

 

2020年はいよいよオリンピックイヤー。きっとより多くのスポーツニュースが話題になるはず。明るいニュースに期待しましょう!

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