ストーリーサッカー

イニエスタも思わず振り返る!?スペイン語"声援"講座

2019-08-15 午後 02:00

イニエスタをはじめとした、スペインの超大物たちの加入で盛り上がるJリーグ。世界的人気選手に熱い想いを届けたい!でも、いったいどうすれば…?

そうだ!スペイン語で応援しよう!

ということで今回は、「スペイン語」と「サッカー文化」の両方に精通したサッカージャーナリスト・小澤一郎さんに“通”なスペイン語の声援フレーズを伝授してもらいます。スペインサッカーと日本サッカーの共通点や違いについても聞きました!

サッカージャーナリスト小澤一郎

1977年生まれ、京都府出身。学生時代の留学を経て単身スペインに渡り、スペイン流の指導・育成を学ぶ。現地在住時からジャーナリストとしても活動し、現在はサッカー専門メディアに寄稿する傍ら、欧州サッカーの解説や関連番組への出演なども行う。

 

それでは早速Lessonスタートです!

【Lesson 1】試合開始前の声援

 

「あなたのプレーを見たくて来ました!だってあなたは偉大で、私のアイドルだから」

 

 

<スペイン語だと…>

「Hoy he venido para ver tu juego. Eres grande y mi idolo.」

 

<カタカナで書くと…>

「オイ・エ・ベニード・パラ・ベル・トゥ・フエゴ. エレス・グランデ・イ・ミ・イドロ.」

 

<ポイント!>

発声するときは、「“あなた”の」を意味する「tu(トゥ)」を強調しましょう。「あなたは私のアイドルです!」だけでも気持ちは伝わるので、短くアレンジした「Eres mi idolo(エレス・ミ・イドロ)」でもOKです。試合開始の直前は、周囲の歓声も大きくなり声が届きにくいので、選手がウォーミングアップのためにピッチに入ってくるタイミングを狙って思いの丈をぶつけてください!

【Lesson 2】良いプレーをしたときの声援

 

「ナイスプレー!あなたは本当に素晴らしい選手ですね。もっと楽しませてください!」

 

 

<スペイン語だと…>

Qué bien has jugado! Eres autentico crack. Adelante!

 

<カタカナで書くと…>

「ケ・ビエン・アス・フガード!エレス・アウテンティコ・クラック.アデランテ!」

 

<ポイント!>

Qué bien!ケ・ビエン!)」は、好プレーが見られたときに思わず口にする“感嘆”のフレーズ。現地の観客席でも、しょっちゅう耳にするので、良いプレーに対して瞬間的に口ずさむことができれば“スペインサッカー通”ですね。サッカー界で最上級の褒め言葉である「crack(クラック)」を大きく発声するのもポイントです!

【Lesson 3】試合終了後の声援

 

「あなたは最高です!ユニフォームなんていりません。また応援しに来ますね!」

 

 

<スペイン語だと…>

「Eres el mejor. No te pido la camiseta. Hasta la proxima!」

 

<カタカナで書くと…>

「エレス・エル・メホール. ノ・テ・ピド・ラ・カミセータ. アスタ・ラ・プロキシマ!」

 

<ポイント!>

Eres el mejor(エレス・エル・メホール)」だけでも褒め言葉として成り立つので、短くアレンジするならココだけでもOK。そのあとに続く「ユニフォームなんていりません」には、「ユニフォームをねだる人たちと違って、自分は純粋にあなたのプレーを見に来たんだ」という意図が含まれています。“サッカー愛”を伝えるためのフレーズなので、ここもしっかりと強調しましょう。試合終了後、選手がスタジアムを1周しながら挨拶してくれるときに使いたいですね。

【Lesson 4】小澤さんオススメの応援歌

応援歌『A por ellos』

 

 

スペインのスタジアムで、試合中にもっともよく歌われる応援歌。日本の応援に例えるなら「ニッポン・チャチャチャ」コールに匹敵するくらいメジャーで、それにメロディがついたような感じですね。現地でも、試合の盛り上がりに合わせて自然発生的に歌われます。

 

『A por ellos』とは、直訳ではありませんが、「(相手を)やっつけろ!」「やっちまえ!」といったニュアンスですね。今歌ったのはサビの部分で、本当はもっと長い歌なのですが、コールと同じように使うのであればサビの部分だけ歌うのが良いと思いますよ。

 

さすがスペイン、言葉も情熱的です…!!こんな熱い声援が聞こえたら、スペイン人選手はきっと振り返らずにはいられません。

 

選手だけでなく、スペインサッカーは世界中で人気ですが、なぜそこまで人々を魅了するのでしょうか?その秘密も本場のスペインサッカーを知る小澤さんに聞いちゃいました!

 

これだけ読めばスペインサッカーの“基本のキ”がわかります!

現地で知った、本当のスペインサッカーの魅力

──そもそもスペインサッカーのどこに魅力を感じたのですか?

 

小澤:学生時代にリーガ・エスパニョーラ(スペインリーグ)をTVでよく見ていたのですが、当時の日本では、イタリア・セリエAのほうが注目されていました。でも、僕は守備を重視するイタリアサッカーより、攻撃的で華やかなスペインサッカーに魅力を感じたんです。

 

それでシーズンを通してスペインサッカーを観たい!という野望が捨てられず脱サラしてバレンシアに移住しました。

 

スペイン屈指の古豪・バレンシア。2018-19シーズンのスペイン国王杯ではバルセロナを破って優勝を果たした

 

──現地で知ったスペインサッカーは想像通りのものでしたか?

 

小澤:当時は指導者を目指していたので、毎日地元チームの練習場に通っていたのですが、行って早々、自分の認識が違っていたことを思い知らされました。攻撃的なサッカーでありながら守備もすごく緻密で、“攻撃のための守備”がしっかりあるんだなと。当時のバレンシアには優秀な監督と選手がいたので、それも幸運でしたね。サッカー漬けの毎日と“体当たり”のおかげで、帰国直前に地元チームのU-13のアシスタントコーチも経験できました。

 

U-13アシスタントコーチ就任のキッカケは「道でばったり会った友人からふいに誘われて」というから驚き!

 

──日本では、一部のチームが“スペイン化”とまで言われていますが、日本との共通点や相違点はどこにあるのでしょう?

 

小澤:まず共通点をあげると、欧州にしては小柄な選手が多いところ。なので、以前から“賢い選手”を育てることを目指していました。この話が相違点にも通じるのですが、最大の違いは育成システム。6、7歳のカテゴリーから通年のリーグ戦があり、2年ごとにカテゴリーが区切られたピラミッド型のリーグの中で育成されます。

 

そこでの指導内容は具体的で、「この状況だとプレーの選択肢が3つあるけど、どれを選ぶ?」みたいな投げかけをされるんですよ。これを18歳まで続ける。そうすると条件反射で最適解を導き出せるようになるんです。

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