ストーリーラグビー

ラグビートップリーグ NEC 対 ヤマハ発動機 実況アナの注目は!?

2021-03-05 午後 04:10

開幕から2連敗と今後に巻き返しを図るNECと、開幕戦は快勝したものの第2節は惜敗したヤマハ発動機の対戦です。ヤマハの注目は、何といっても今季初出場の五郎丸歩選手。

 

 

今シーズン限りでの引退を表明している中で開幕からの2試合を欠場し、ようやくこの第3節で初めて先発メンバ―に入りました。2015年のワールドカップで日本の快進撃の原動力となり、その後フランスで経験を積むなど円熟味を増してきた中での引退。

 

(五郎丸 歩 選手)

 

本人は「13年間やってきた中での経験を生かし、プレーで引っ張りたい。楽しみにして下さい」と試合に向け明るく語りました。ラストイヤーの本人にとっての開幕ゲーム。どんなスタートを飾るのか、目が離せません。

 

(クワッガ・スミス 選手)


五郎丸選手と並んで注目したいのが、クワッガ・スミス選手。南アフリカ代表として2019年のワールドカップ優勝メンバーとなりました。豊富な運動量に加えて、力強い突破で攻撃の中心的な役割を担っています。チームとしてのヤマハの強みがスクラム。「いかに真っすぐ相手を押すか」がテーマとのこと。

 

堀川隆延監督は「スクラムでは相手にも重い選手がいるが、相手どうこうというより、自分たち8人でどう組むかにフォーカスしている。スクラムが強みの“ヤマハスタイル”を爆発させたい」と意気込んでいます。

 

(大戸 裕矢 選手)

 

スクラムの中でも中心的な役割を果たすロックの大戸裕矢主将は、「ヤマハはフォワードが前に出て強いチーム。ヤマハらしいラグビーをしたい」と話しています。

 

伝統的にディフェンスを持ち味に、日本選手権優勝3度など輝かしい実績を残してきたNEC。今年も「日本一のディフェンス」を目標に掲げてきました。攻めの気持ちで守り、出足の良さで相手をより前で止めるのがスタイル。

 

(亀井 亮依 選手)

 

亀井亮依主将は「今季は相手にどこで勝つのかをみんなで話し合って、去年までより攻撃的なディフェンスというものが確立できた」と語るほど、守りが充実してきました。

 

伝統の守りだけでなく、今シーズンは攻撃力がよりプラスされ、チームは自信を深めつつあります。注目が、攻撃の起点となる司令塔のスタンドオフ、新加入のイングランド元代表、アレックス・グッド選手。

 

(アレックス・グッド 選手)

 

2015年のワールドカップに出場したほか、2018-2019年の欧州最優秀選手にも選ばれた実績を誇ります。既に出場した試合でも、巧みなパス回し、正確なキックでトライを演出。浅野良太ヘッドコーチは、「ラン、キック、パス、判断の正確性、スピード、どれをとってもいい。今日本にいるスタンドオフでもナンバーワンだと思う」と太鼓判を押しています。

 

中継で解説を務めるU-23日本代表元監督の砂村光信さんは、「五郎丸の正確で距離の長いキックには注目。雨が予想される中、ボールの蹴り合いになった場合に、相手の頭を超すキック力で、NECを押し込むようだとヤマハペースになる。NECの司令塔のグッドもキックが得意で、攻撃の際に相手の裏を狙うキックが決まるかどうかも見どころ」と話しています。

 

両チームの持ち味に加えて、雨の場合のキックの使い方が、試合のポイントになりそうです。

この記事を書いた人

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小野 卓哉 アナウンサー

NHKグローバルメディアサービス所属。平成14年のNHK入局以来、高校や大学ラグビーの中継に携わり、2019年のワールドカップでは、南アフリカーイタリアのテレビ実況などを担当。

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