ストーリーサッカー

三笘薫 川崎フロンターレの攻撃の軸として ハードワークを

2021-03-04 午前 11:30

2月26日に開幕したサッカーJリーグ。開幕戦はJ1連覇を目指す川崎フロンターレが快勝、9か月あまりに及ぶシーズンが始まりました。

 

そのフロンターレで攻撃の軸と期待されているのが23歳の三笘薫選手です。ルーキーながら大ブレイクした去年を上回る成績を収めようと新たなシーズンに臨んでいます。

去年以上の活躍を宣言!

2年目のシーズンが始動した1月25日。三笘選手は「去年以上の活躍」を誓い、こう宣言しました。

 

「もっと得点の幅やプレーの幅を広げる。しっかり戦える選手になって、その中で違いを見せられるようにしたい」

ドリブルからの多彩な選択肢

三笘選手の最大の武器はドリブル。新人最多記録に並ぶ13得点に加え、アシスト数もリーグトップの12。得意のドリブルから多くのゴールを生み出しました。

 

 

三笘選手のドリブルのキーワードは多彩な選択肢。ドリブル、パス、シュート、どの動きも繰り出せる状態にすることで、相手に的を絞らせないのが狙いです。

 

「常に選択肢を複数持っている方が相手としては嫌だと思う。次のプレーに移行しやすく、常に何でもできる場所にボールを置くことが大切」

選択肢増加への挑戦・ミドルシュートの強化

選択肢をさらに増やし、得点の幅を広げるために新たに取り組むのがミドルシュートの強化です。

 

去年の自身のプレー映像を見て、課題を分析したという三笘選手。気になったのは、去年の13得点がすべて、ペナルティーエリア内のシュートだったことでした。

 

 

このため今シーズン、より遠い位置からのシュートを磨くことにも挑戦しています。さらに、去年は1点もなかった左足のシュートの精度を高めることができれば、もっと相手が守りにくい状況を作り出せると考えました。

三笘 選手

「シュートがある分、相手は前に距離を詰めてこないといけないので、たとえばワンツーなどで逆をとることもできる。相手を揺さぶりながら、詰めてきたときにドリブルではがすこともできる。バリエーションが増えれば相手にとってもっと脅威になれる」

こだわっているのは先発出場

さらに、こだわっているのが先発出場です。昨シーズンの先発は30試合中11試合にとどまりました。先発出場を勝ち取るためには、攻撃面に加え、チームが求める前線の守備でも貢献することが欠かせないと考え、持久力の強化に取り組んできました。

 

 

2月の沖縄キャンプで行われた持久力のテスト。制限時間内に20メートルの往復を繰り返す苦しいメニューです。去年もチーム1位だった三笘選手ですが、結果はことしも1位。みずからが持つ去年の記録も上回り手ごたえをつかみました。

三笘 選手

「90分走れる選手じゃないといけないし、そのためには前線でのハードワークは必要。そこもしつつ、攻撃で違いを作れるようにしないといけないので総合的な力が必要になる」

去年は見えなかった景色へ

東京オリンピック世代でもある三笘選手。2月20日に行われた今シーズン最初の公式戦「スーパーカップ」では、日本代表の森保一監督が視察に訪れるなか、2得点をマークしました。

 

 

森保監督は「去年の結果が自信になってプレーをしていたと思う。大きく見えた。ことしは常に先発で出て存在感を発揮してほしい」と大きな期待を寄せました。

 

東京オリンピックだけでなく、ことし、フロンターレが出場するACL=アジア・チャンピオンズリーグでも力を示して、目標とする日本代表や海外でのプレーにつなげたいと三笘選手は考えています。

 

「ACLでアジア最高峰の選手と戦ったり日本代表にも絡んだりできれば、去年見えなかった景色が見えてくると思う。本当に毎試合結果を残しつつ、成長していきたいと思っています」

 

みずからの課題と冷静に向き合いながら、レベルアップを目指す2年目のシーズン。私たちにも去年を超える「景色」を見せてくれそうな予感がします。

この記事を書いた人

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武田 善宏 記者

2009年NHK入局。鹿児島局→福岡局→スポーツニュース部。プロ野球を3年間担当したあと、サッカー担当として日本代表、Jリーグを取材

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