HISTORY

第44回大会

1965年(昭和40年)1月11日~17日

優勝 : 八幡製鉄・古河電工

唯一のリーグ戦

長い天皇杯の歴史の中でも、リーグ戦を採用したのはこの年だけ。東京オリンピックが前年10月に開催されたのをきっかけに、日本サッカーの新たな発展をめざすための試行・過渡的な措置として、これまでの予選方式ではなく、参加チームを指定したリーグ戦形式が採用されました。A、Bの2つのグループでリーグ戦を行い、各グループの1位チーム同士が決勝戦を行いました。 八幡製鉄と古河電工の決勝は、両チーム無得点のまま20分の延長戦へ。それでも両チーム譲らず、さらに20分の再延長を行いましたが、とうとう決着がつかず。史上初の両チーム優勝となりました。 この年の6月、実業団8チームによる日本リーグが開幕。リーグ戦の「日本リーグ(現在はJリーグ)とカップ戦の「天皇杯」という両輪が揃いました。

第44回大会
第44回大会