カーリング日本選手権 女子 SC軽井沢クラブが初の決勝進出
カーリングの日本選手権は大会7日目の4日、男女のプレーオフと準決勝が行われ、女子の準決勝では中部ブロック代表のSC軽井沢クラブが、前回準優勝の中部電力を7対6で破って初めての決勝進出を決めました。
北海道北見市で開かれているカーリングの日本選手権には、男女それぞれ9チームが出場し、4日は予選の上位4チームによるプレーオフと準決勝が行われました。
このうち女子の準決勝では、予選2位の中部電力と予選4位のSC軽井沢クラブが対戦しました。
試合は3対3の同点の第5エンド、SC軽井沢クラブは、スキップの金井亜翠香選手がラストショットでハウス内の相手のストーンをはじき出し、2点を取りました。
対する中部電力は続く第6エンド、スキップの北澤育恵選手が相手のストーンに当てて自分のストーンを中央に寄せるショットを見せ、相手のミスもあって2点を奪い、同点に追いつきました。
このあと互いに点を取り合い、6対6の同点で迎えた最終、第10エンド、SC軽井沢クラブはスキップの金井選手がラストショットで正確なドローショットを見せ、前回準優勝の中部電力を7対6で破り、初めての決勝進出を決めました。
SC軽井沢クラブは5日午後3時から行われる決勝で、プレーオフで中部電力に勝ち、大会2連覇をねらう地元のロコ・ソラーレと対戦します。
スキップ 金井亜翠香「決勝戦も頑張りたい」
初の決勝進出を決めたSC軽井沢クラブのスキップ、金井亜翠香選手は、「すごくうれしい。最後のショットは緊張したが、1投目とほとんど同じショットだったのでしっかり落ち着いて投げることができた。最初にリードされたが、そのあとの後攻ではしっかり点を取れて、自分たちの流れに持ってくることができた。私たちには下からはい上がっていく強さがあるので、決勝戦も頑張りたい」と笑顔で話しました。
決勝で、大会2連覇を目指すロコ・ソラーレと対戦することについては、「大会初日にけっこうな点差で負けたが、試合を重ねて調子を上げてきたので、その勢いのまま戦っていきたい」と意気込んでいました。
男女とも5日が決勝
カーリングの日本選手権は5日、男女ともに決勝が行われます。
男子は、午前9時から大会2連覇と節目となる10回目の優勝をねらうSC軽井沢クラブが予選1位の北見協会と対戦します。
女子は、午後3時から去年の北京オリンピックで銀メダルを獲得し、大会2連覇をねらうロコ・ソラーレと、初めての決勝進出を果たしたSC軽井沢クラブが対戦します。
NHKでは試合のもようをいずれもBS1で中継します。