西武 山川穂高 WBCへ意気込み「やってきたすべてを出したい」

プロ野球、西武の山川穂高選手が、地元 沖縄県で行っている自主トレーニングの様子を公開し、代表入りが内定しているWBC=ワールド・ベースボール・クラシックに向けて「自分がやってきたことすべてを出したい」と意気込みを語りました。
昨シーズン、パ・リーグでホームラン王と打点王に輝いた山川選手は、今月19日から地元の沖縄県で後輩選手とともに自主トレーニングを行っていて、22日は浦添市のグラウンドでその様子を公開しました。

午前10時ごろから練習をスタートした山川選手は、トレーニングのテーマにしているという『走り込み』による体作りのため、自身がかつて所属していたクラブチームの子どもたちと一緒に1時間近く走って足腰を鍛えました。
このあと行ったバッティングの練習では、ホームラン性の当たりを次々と飛ばし、トレーニングが順調に進んでいることをうかがわせていました。

練習で使っているバットは、昨シーズン三冠王を獲得したヤクルトの村上宗隆選手を参考に先端をくり抜いていて、芯の位置を従来のバットより体に近づけて重さも軽くしたということで、山川選手は以前よりも振り抜きやすく飛距離も上がったと話していました。
山川選手は報道陣の取材に対して、今月、日本代表の栗山英樹監督から、ことし3月に開幕するWBCの代表メンバーに内定したと伝えられたことを明かしました。
そのうえで、「10歳で野球を始めて本当に毎日、野球のことしか考えない生活を送ってきて、やっとこの舞台に立てる。21年間の思いを込めて、自分がやってきたことすべてを出せたらいい」と意気込みを語りました。

そして、「世界一を取るだけだ。いちばん大きな大会だと思うので、ここでまた世界一を取って、日本の野球を世界に知ってもらう。あとは僕が子どもの頃に見たように、日本の子どもたちに最高のプレーを見てもらって、野球がもっともっと盛り上がるようにしたい」と話していました。