ことし3月に行われるWBC＝ワールド・ベースボール・クラシックでアメリカ代表のキャプテンを務める、大リーグ、エンジェルスのトラウト選手が会見し、「優勝するために参加する。勝つことがすべてだ」と話し、アメリカの大会連覇を目標に掲げました。

31歳のトラウト選手は、これまで大リーグのシーズンMVP＝最優秀選手を3回受賞しているスター選手で、自身、初めてとなる今回のWBCでは、大リーグで活躍するトップ選手がそろったアメリカ代表でキャプテンを務めます。

トラウト選手は20日、オンラインで会見し、大会に向けて、「多くの人に出るべきだと言われたし、とても面白そうだったので、これまで出なかったことを後悔した。胸に星条旗をつけて戦うのはとてもクールなことだし、参加を決めたのは優勝するため。勝つことがすべてだ」と、アメリカの大会連覇を目標に掲げました。

今大会、アメリカと日本は準々決勝までは対戦せず、準決勝もしくは決勝で戦う可能性がありますが、トラウト選手はエンジェルスでチームメートの大谷翔平選手について、「彼が試合で投げる日は、自分はいつもベンチの最前列で見ているが、本当にすごいボールを投げる。対戦したバッターはみな『打席に立ちたくない』と言い、すごく興味深い。対戦を楽しみにしている」と笑顔を見せていました。

トラウト選手は来月からアリゾナ州で行われるエンジェルスのキャンプに参加して調整を進め、3月11日に開幕するWBC1次リーグのグループCで、メキシコやカナダ、コロンビアなどと対戦します。