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大相撲秋場所9日目 平幕の北勝富士がただ1人初日から9連勝

相撲 2022年9月19日(月) 午後8:59

大相撲秋場所は9日目。平幕の北勝富士は同じ平幕の若元春に勝って、ただ1人初日から9連勝としました。また平幕の高安が横綱 照ノ富士に押し出しで勝ち、平成26年九州場所に当時、前頭3枚目で横綱 白鵬を破って以来、46場所ぶりに金星を挙げました。


中入り後の勝敗です。

▽十両の東龍に剣翔は、剣翔が寄り切りで勝ちました。

▽水戸龍に竜電は、竜電が寄り切り。

▽隠岐の海に照強は、照強が送り出し。

▽平戸海に隆の勝は、隆の勝が寄り切り。

▽錦富士に王鵬は、錦富士が寄り切りで勝ちました。

▽一山本に琴恵光は、一山本が上手投げ。

▽栃ノ心に琴勝峰は、栃ノ心が上手投げ。

▽千代翔馬に阿武咲は、千代翔馬が上手ひねり。

▽碧山に豊山は、碧山がはたき込み。

▽妙義龍に遠藤は、妙義龍が突き落とし。

▽若元春に北勝富士は、北勝富士が押し倒しで勝って、ただ1人、初日からの連勝を9に伸ばしました。

▽宝富士に千代大龍は、千代大龍がはたき込み。宝富士は負け越しが決まりました。

▽玉鷲に明生は、玉鷲が寄り倒しで勝って勝ち越しを決めました。
玉鷲は、初土俵からの通算連続出場が1457回と元関脇 貴闘力を抜いて歴代単独3位になりました。

▽翔猿に琴ノ若は、翔猿が下手投げ。

▽翠富士に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。

▽佐田の海に豊昇龍は、佐田の海が上手投げ。

▽若隆景に錦木は、若隆景が寄り切り。

▽宇良に大関 正代は、宇良が引き落としで勝ちました。正代は2日目から8連敗で負け越しが決まり、次の九州場所は角番となります。

▽大関 貴景勝に霧馬山は、霧馬山が寄り倒し。貴景勝は3敗目です。

▽大栄翔に大関 御嶽海は、大栄翔が突き出しで勝ちました。角番の御嶽海は4連敗で3勝6敗となりました。

▽横綱 照ノ富士に高安は、高安が押し出しで勝ちました。

19日は6日目に続いて一横綱三大関がそろって敗れました。

大相撲秋場所は9日目を終えて、9連勝で平幕の北勝富士がトップに立ち、1敗で平幕の玉鷲が続いています。


横綱と大関が1場所で2回そろって敗れるのは昭和以降で初


大相撲秋場所の9日目は、6日目に続いて横綱 照ノ富士と3人の大関がいずれも敗れる波乱がありました。

横綱と大関が全員出場して1場所で2回そろって敗れるのは昭和以降で初めてです。

秋場所9日目の19日、横綱 照ノ富士が結びの一番で平幕の高安に敗れ、4敗目を喫しました。

また、大関陣も貴景勝が小結 霧馬山に寄り倒しで敗れて3敗に後退したほか、御嶽海は関脇 大栄翔に突き出しで敗れて6敗目。

正代は平幕の宇良に引き落としで敗れ、2日目から8連敗で負け越しが決まり、来場所、負け越すと大関から陥落する角番で迎えることになりました。

昭和以降で横綱と大関が全員出場してそろって敗れるのは今場所6日目に続き4回目で、1場所で2回あるのは初めてです。

審判長を務めた粂川親方は「看板力士の威厳を見せてほしい。上位が優勝争いに顔を出さないと困る」と奮起を促しました。


高安 46場所ぶりの金星「皆さんが喜んでくれる相撲を」


平幕の高安が結びの一番で横綱 照ノ富士に押し出しで勝ち、平成26年九州場所の6日目に当時、前頭3枚目で横綱 白鵬を破って以来、46場所ぶりに金星を挙げました。

過去には元関脇 麒麟児が昭和55年名古屋場所で金星を挙げたあと、昭和63年夏場所で47場所ぶりに金星を挙げていて、今回の高安の金星は昭和以降の新入幕力士では、それに次いで2番目に長い間隔があいた金星の記録となりました。

久しぶりの金星について高安は「我慢して相撲を取れた。残りも皆さんが喜んでくれる相撲を取りたい」と話しました。


各力士の談話


新入幕、水戸龍は三役経験者の竜電に敗れて5敗目を喫し「所作を間違えてそのせいで緊張してしまった。立ち合いも迷って覚えていないし、最悪だった」と反省しきりでした。

26歳の平幕 錦富士は22歳の平幕 王鵬と2敗どうしの一番を制し勝ち越しまであと1勝としました。
錦富士は、王鵬について「2敗どうしで好調だとは思っていたが、年下だったので負けたくなかった」と話していました。

ただ1人勝ちっぱなしの北勝富士は2敗の若元春に勝って9連勝とし「いつも土俵際でもつれる相手だったので、そこだけ気をつけて最後まで詰めることを意識した」と取組を振り返りました。
また、今場所はこれまでと気持ちの違いがあるかを聞かれると「コツコツやってきたことが自分の自信につながっている。地味な稽古こそしっかりやろうと昔から思っていて、それが今成果として出ているのがうれしい」と話していました。
敗れた若元春は「前に出始めたら止まらない相手なので自分から押し込んでいこうと思っていたが、押し返された」と振り返りました。

平幕 玉鷲は明生に勝って勝ち越しを決め「勝ち越しという意識はせずに一生懸命やった。本当にうれしい」と話しました。
玉鷲は、ここ数場所、中盤以降で負けが続き苦しむ展開もありましたが「そういう時は前に出られず、勝ちに走っていた。きょうは前に出る気持ちが強かったからいいのかな」と話していました。

前頭筆頭の翔猿は3敗で並ぶ琴ノ若に勝って6勝目を挙げましたが「結果はよかったが攻めていないので立ち合いから攻めていけるようにしたい」と気を引き締めました。

関脇 若隆景は厳しい攻めで錦木を退け3連敗のあと6連勝とし「しっかり当たってから下からの相撲が取れたのでよかった。体が徐々に動いてきている」と話していました。

宇良は大関 正代を引き落としで破り6勝目を挙げ「まだ終わっていないので、気を引き締めて頑張りたい」と話していました。

小結 霧馬山は大関 貴景勝を破って6勝目を挙げ「危なかったが、そこからまわしを取れてよかった。場所前の稽古もしっかりやっていたので、それがしっかりできた」と話していました。
霧馬山は、これで三大関を破りましたが「たまたまなのでこれからだ」と控えめでした。

関脇 大栄翔は大関 御嶽海を得意の突き押しで圧倒し、3勝目を挙げました。
大栄翔は「しっかり圧力をかけられた。きょうみたいな相撲を毎日取れればと思うので残りも頑張りたい」と気合いを入れ直していました。

平幕 高安は横綱 照ノ富士との熱戦を制して46場所ぶりとなる金星を挙げ「厳しくいけた。流れの中で何度かチャンスがあったが、最後『ここだ』というところで決められた」と振り返りました。

場所前には照ノ富士が所属する伊勢ヶ濱部屋に出稽古に行き、横綱とも申し合いを行っていて「胸を出していただいたので恩返しができた。元気な相撲を取って優勝争いに絡みたい」と話しました。


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