NHK sports

パラ競泳 男子50m自由形 視覚障害のクラス 木村敬一が大会新

パラスポーツ 2022年9月19日(月) 午後8:11
パラ競泳 男子50m自由形 視覚障害のクラス 木村敬一が大会新

パラ競泳の国内トップ選手が参加するジャパンパラ大会は最終日の19日、男子50メートル自由形の視覚障害のクラスで、全盲のエース、木村敬一選手が大会新記録となる好タイムをマークし、実力を示しました。


パラ競泳のジャパンパラ大会は、横浜市都筑区の「横浜国際プール」で3日間開催され、最終日の19日は男子50メートル自由形、視覚障害が最も重いクラスに、東京パラリンピックで金メダルを含む2つのメダルを獲得した木村選手が、ただ1人出場しました。

木村選手はこの種目で、腰がぶれるのを安定させるフォーム作りに新たに取り組んでいるということで、スピードに乗ったダイナミックな泳ぎで、銅メダルを獲得したことしの世界選手権より0秒26速い26秒70のタイムで大会新記録をマークしました。

また、男子100メートルバタフライ、運動機能障害のクラスでは、東京パラリンピックに出場した19歳の南井瑛翔選手が得意とするこの種目で、力強いキックで終盤まで伸びのある泳ぎを見せ、アジア新記録となる1分0秒22のタイムで優勝しました。

一方、知的障害のクラスで今大会、ここまで3種目で日本新記録を達成した16歳の木下あいら選手は、この日の女子100メートルバタフライでも1分7秒34のタイムで日本新記録をマークしました。

池江璃花子選手が憧れだという高校1年生の新星は、今大会、出場した6種目のうち4種目で日本新記録を達成し、大きな存在感を示しました。


木村敬一「自己ベストのタイムが見えてきそうな気配」


男子50メートル自由形の視覚障害のクラスで、大会新記録のタイムをマークした木村敬一選手は「世界選手権よりも泳ぎはよかったし、取り組んでいる方向性は悪くないと思う」とレースを振り返りました。

また、新たなフォーム作りについて「腰がぶれて、足が流れてしまう感じがあったが、それをきっちり安定させて泳げたので満足している。まだ精度は上げないといけないが、自己ベストのタイムが見えてきそうな気配がある」と手応えを口にしました。

そのうえで「常に次の試合を目標に、まずは11月の日本選手権でしっかり頑張りたい」と話していました。


南井瑛翔「日本選手権では59秒台に」


男子100メートルバタフライ、運動機能障害のクラスで、アジア新記録のタイムで優勝した南井瑛翔選手は「前半を力まず楽に入って、後半はしっかり前に乗っていく泳ぎを意識した。作戦どおりの泳ぎだった。自己ベストのタイムなのでうれしいが、1分を切るのを目標にしていたので、少し悔しい部分はある」と振り返りました。

そのうえで「1分を切れなかったのは、前半が遅かったのが原因かなと思う。もっと速く前半に突っ込めるよう勇気を持って挑み、11月の日本選手権では59秒台に持っていきたい」と今度の目標を話しました。


関連キーワード

関連ニュース

関連特集記事